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ガラス固化体の溶解に及ぼすFeイオン影響

Effects of iron ion on dissolution of nuclear waste glass

岩田 孟 

Iwata, Hajime

地層処分の安全評価において、ガラス固化体の長期挙動の予測は非常に重要である。本研究では、0.01M FeCl$$_{2}$$溶液(FW)と脱イオン水(DIW)を用いて国際標準模擬ガラス(ISG)の静的浸出試験(90$$^{circ}$$C、28$$sim$$120日)を窒素雰囲気において実施し、炭素鋼オーバーパックの腐食に伴い放出されるFeイオンのガラスの溶解挙動への影響を調査した。試験期間120日時点のホウ素規格化浸出量(NL$$_{B}$$)を比較すると、FW条件のNL$$_{B}$$はDIW条件の1/6未満であった。FW条件のガラス表面のXRD, SEM分析では、時間経過に伴いgreen rustからFe-serpentineへと表面析出物種が変化することが確認された。またTEM分析により、FW条件では緻密なゲル層、DIW条件では多孔質なゲル層がそれぞれ観察され、ゲル層の保護性が両条件のNL$$_{B}$$の違い、すなわち溶解挙動の違いに関係している可能性が示唆された。

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