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炭酸アパタイトを用いた新規線量計の開発; アラニン線量計との線量応答性の比較

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清藤 一*; 横塚 恵莉*; 岡 壽崇   ; 熊谷 友多   ; 長澤 尚胤*

Seito, Hajime*; Yokozuka, Eri*; Oka, Toshitaka; Kumagai, Yuta; Nagasawa, Naotsugu*

歯のエナメルの構成成分であるヒドロキシアパタイト中に、放射線によって安定な炭酸ラジカルが生成することを利用して生体線量計測を行えることが知られている。この炭酸ラジカルをプローブとした線量評価は、従来のアラニン線量計やフィルムバッジと比べて高感度であるとともに、1Gy未満の線量評価が期待できる。一方、プラスチック線量計やフィルム線量計等の既存の化学線量計は照射場における吸収線量の簡易測定に使用されているが、測定範囲が狭く、目的に応じて複数の線量計を使い分ける必要がある。そこで、本研究では、歯の骨補填材として注目されている炭酸アパタイトについて高線量域の線量応答特性を明らかにすることで、新規線量計としての適用性を調査した。当該試料にガンマ線を照射して線量応答曲線を調べたところ、未照射から30kGyまでの範囲で線形な線量応答を示した。アラニンは照射直後からESR信号が$$pm$$1%以内と安定するのに対し、炭酸アパタイト試料は照射後7日間でピーク強度が20%程度減衰し、その後安定した。以上のことから、炭酸アパタイトが新規線量計の基材として使用できる見通しを得た。

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