免震システムを採用した高速炉プラントにおける機器の設計裕度に関する研究

Study on design margin of components for fast reactor plant with seismic isolation system

岡村 茂樹; 中島 理紗子*; 南 絢子*; 横井 忍*; 平山 智之*; 小竹 庄司*; 藤田 聡*; 山口 彰*

Okamura, Shigeki; Nakashima, Risako*; Minami, Ayako*; Yokoi, Shinobu*; Hirayama, Tomoyuki*; Kotake, Shoji*; Fujita, Satoshi*; Yamaguchi, Akira*

高速炉の機器設備は薄肉構造を採用しているため、免震技術を採用する方針であり、高速炉の特徴を考慮した高速炉用水平免震と3次元免震の開発を進めるとともに、免震を採用した高速炉の設計検討を実施している。設計地震に対する設計評価手法の検討が進んでいるが、設計地震を超える地震の発生確率は非常に低いものの、原子力プラントへの免震適用に際して、免震の採用時の高速炉プラントの機器や免震装置の設計裕度の考え方を明確にする必要がある。そこで、本研究では、地震の発生頻度と機器の破損確率に基いた機器破損の頻度を概算し、リスクの観点から地震に対する設計裕度を検討した。

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