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J-PARCリニアックMEBT2における真空系トラブル事例と対策

Vacuum system troubles and countermeasures at J-PARC LINAC MEBT2

諸橋 裕子 ; 山田 逸平 ; 小林 史憲; 田村 潤  ; 宮尾 智章*; 守屋 克洋  ; 神谷 潤一郎   

Morohashi, Yuko; Yamada, Ippei; Kobayashi, Fuminori; Tamura, Jun; Miyao, Tomoaki*; Moriya, Katsuhiro; Kamiya, Junichiro

J-PARCリニアックでは、324MHzおよび972MHzの高周波(RF)を用いてビーム加速を行っており、周波数が切り替わる中間エネルギービーム輸送ライン(MEBT2)において、ビームの進行方向の形状を計測するためにバンチシェイプモニタ(BSM)を設置している。本BSM(ロシア原子核研究所製)は2012年に開発・導入され、その後測定中の真空の悪化等により一旦撤去されて、ターボ分子ポンプ3台を追加して再設置された。2024年11月、このBSM真空系においてターボ分子ポンプの急停止および破損を伴うトラブルが発生した。破損の原因は特定できていないが、運転時間が長いことからクリープ破断の可能性が考えられる。その後の検討において、リニアックの最終段の加速空洞である環状結合型線形加速空洞(ACS)最上流部に設置されているBSM(J-PARC開発品)により計測が可能となったことから、2025年夏にBSM(ロシア原子核研究所製)を完全に撤去した。本発表では、当該トラブルの詳細と緊急対応及び恒久措置について報告する。

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