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IS法における硫黄生成副反応の進行条件

Conditions for the Progress of Sulfur-Forming Side Reactions in the IS Process

杉本 千紘 ; Myagmarjav, O.  ; 小野 正人 ; 上地 優; 野口 弘喜  ; 竹上 弘彰 ; 田中 伸幸 

Sugimoto, Chihiro; Myagmarjav, O.; Ono, Masato; Kamiji, Yu; Noguchi, Hiroki; Takegami, Hiroaki; Tanaka, Nobuyuki

熱化学水素製造法であるIS法は、ヨウ素および硫黄化合物を利用し、水を熱分解して水素を製造するカーボンフリー水素製造技術である。日本原子力研究開発機構では、0.1Nm$$^{3}$$/規模の連続水素製造試験装置を用いた試験運転を実施しているが、運転条件によっては副反応に伴う固体の硫黄生成が確認された。多量の硫黄生成は配管閉塞を引き起こすおそれがあることから、IS法の長時間安定運転には、硫黄生成を抑制する条件の把握が不可欠である。そこで、本研究では、ブンゼン反応試験運転中に採取された溶液中に含まれる硫黄量を定量し、硫黄生成の進行条件に影響を与える主な要素を検討した。実験の結果、硫黄生成メカニズムは、溶液温度が低下してI$$_{2}$$析出が生じることで、溶液中のI$$_{2}$$/HI比(I$$_{2}$$濃度)が減少した時、硫黄生成反応が優勢となり、硫黄が生成すると示唆され、硫黄生成反応の抑制には、I$$_{2}$$が析出しないように溶液温度を維持することが有効であることを明らかにした。

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