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皮膚汚染時における皮膚等価線量の評価精度の向上を目的とした$$beta$$線用測定器の開発

Development of a $$beta$$-ray survey meter to improve the evaluation accuracy of equivalent skin dose in case of skin contamination

石井 達也; 佐川 直貴; 嘉藤 達樹; 中川 貴博 

Ishii, Tatsuya; Sagawa, Naoki; Kato, Tatsuki; Nakagawa, Takahiro

放射性物質による皮膚汚染が発生した際の被ばく線量評価において、汚染部位の放射能、線量率換算係数及び付着した汚染の経過時間等を用いて皮膚等価線量を算出する。この計算過程において、汚染部位の単位面積あたりの放射能(表面汚染密度)を算出するためには、放射能の測定だけでなく、汚染面積も正確に評価することが重要である。しかし、汚染面積が使用する測定器の検出面積よりも著しく小さい場合、汚染面積を正確に評価することが難しく、保守的に評価せざるを得ない状況が発生してしまう。そこで、本研究では、皮膚汚染の面積を正確に評価するため、汚染位置検出型$$beta$$線用測定器を試作し、その性能を確認した。汚染位置検出型$$beta$$線用測定器の検出器は、以下の3つから構成される。1.位置検出型光電子増倍管: 1個約6$$times$$6mm$$^{2}$$の素子が8行8列の格子状に並んでいる構造であり、既存の$$beta$$線用サーベイメータ(GM管式サーベイメータ)よりはるかに小さな検出面積を持つ。2.プラスチックシンチレータ: $$^{90}$$Sr-$$^{90}$$Yのような高エネルギー$$beta$$線の感度向上と周辺の$$gamma$$線影響の抑制を考慮して約1mm厚とした。3.アルミ膜:$$alpha$$線を遮へいし、遮光する。汚染位置検出型$$beta$$線用測定器の最小検出面積は約36mm$$^{2}$$であり、最小検出面積が約2000mm$$^{2}$$である既存のGM管式サーベイメータと比較して、汚染面積を従来の約55分の1の細かさで評価できることが分かった。また、「JIS Z 4329:2004放射性表面汚染サーベイメータ」に基づく試験等を行った結果、GM管式サーベイメータと同等の自然計数率、機器効率であった等、測定器として十分実用的な性能を持つことを確認した。

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