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J-PARC MLFの水銀標的容器交換に伴うホットセル床面汚染の調査

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荒川 侑人; 坂下 耕一; 増山 康一; 佐藤 浩一 ; 関 一成; 春日井 好己  

Arakawa, Yuto; Sakashita, Koichi; Masuyama, Koichi; Sato, Koichi; Seki, Kazunari; Kasugai, Yoshimi

J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)において実施される水銀標的容器の交換は、マニピュレータなどの遠隔機器を使用しホットセルにて行う。その際、水銀が内包された系内が開放されるため、運転により生成された放射性核種がホットセル内に放出され、その一部は表面汚染として床や壁などに残存する。ホットセルでは、作業者が入域して行う作業や機器等の搬出入作業が頻繁に行われ、これら作業の汚染管理を適切に行うためには、汚染状況やその傾向を把握しておく必要がある。そのため、標的容器交換により発生するホットセルの床面汚染レベルを系統的に調査した。調査の方法については、ホットセル内各所の床に50mm$$phi$$のアルミ皿を設置し、標的容器交換時にホットセル内に放出された核種でアルミ皿を汚染させた。その後アルミ皿を回収し、Ge半導体検出器にてガンマ線スペクトルの測定を行い、交換に伴い発生した床面の汚染核種と汚染密度について評価した。その結果、標的容器の開放位置直下を中心に、複数の地点でOs-185をはじめとする核破砕生成核種による汚染が観測された。また、開放位置直下は高いレベルの汚染が発生するのに対し、開放位置からある程度距離が離れていると汚染レベルは低くなる傾向が確認できた。本調査により、標的容器の交換に伴いホットセルの床面が複数の核種で汚染され、それらは不均一な分布を示すことが確認でき、ホットセルの汚染管理を適切に行うための有益なデータが得られた。

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