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QSTタンパク質結晶用中性子回折装置BIX-3, BIX-4の現況

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栗原 和男*; 河野 史明*; 清水 瑠美*; 田村 格良  ; 玉田 太郎*

Kurihara, Kazuo*; Kono, Fumiaki*; Shimizu, Rumi*; Tamura, Itaru; Tamada, Taro*

量子科学技術研究開発機構(QST)が保有する中性子回折装置BIX-3, BIX-4(日本原子力研究開発機構・研究用原子炉JRR-3内設置)は、水素原子や水和水を直接観察した構造情報から、タンパク質の機能発現に必須なプロトン化状態の観察などで成果を上げてきた。さらに近年、両装置に対し高度化が施された。BIX-3では、二段式弾性湾曲Si完全結晶モノクロメータを導入することで装置測定分解能をサブ${AA}$まで随時拡大可能とした(高分解能測定モード時:($$d_{rm min}$$=0.81${AA}$))。その結果、タンパク質結晶から世界最高分解能(0.9${AA}$)の中性子回折データセット取得に成功した。一方BIX-4では、冷中性子を用いることで測定可能となる試料結晶の格子長を最大160${AA}$に拡張させた。回折装置本体はJRR-3炉室から同ビームホール・冷中性子ビームライン(C1-3ビームポート)へ移設され、利用$$2theta_{rm M}$$を可変とする機構が導入された。本発表では、両装置整備の詳細及び中性子回折データ取得の状況を報告する。

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