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Structural and magnetic studies of the lanthanide deficient perovskite Ce$$_{2/3}$$TiO$$_{3}$$

ランタノイド欠損ペロブスカイトCe$$_{2/3}$$TiO$$_{3}$$の構造と磁性

吉井 賢資  

Yoshii, Kenji

Aサイト欠損ペロブスカイト酸化物Ce$$_{2/3}$$TiO$$_{3}$$を合成した。真空中で合成したため、試料には1.5パーセント程度の酸素欠損があることがわかった。結晶構造は斜方晶Pmmmで、格子定数はa=3.8815Å,b=3.8621Å,c=7.7497Åである。本構造では、c軸方向にCeイオンの欠損が整列して単位格子が倍周期となっている。磁化の温度変化からは、明瞭な磁気転移は見いだせない。逆帯磁率プロットから、約60K以上ではキュリーワイス的で、セリウム一個あたりのモーメントは2.54ボーア磁子で、自由イオンCe$$^{3+}$$のそれに近い。このことは、出発物質として4+のCeイオンを含むCeO$$_{2}$$を使用しているが、反応によってCeが3+になっていることを示唆する。60K以下ではキュリーワイスからのずれが見られた。2Kで測定した磁化-磁場曲線は常磁性的な直線ではなく、わずかながら屈曲する傾向が見られた。

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分野:Chemistry, Physical

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