低減速スペクトル炉心の研究; 平成10~11年度(共同研究)

Study on reduced-moderation water reactor (RMWR) core design; Joint research report, FY1998-1999 (Joint research)

将来型炉研究グループ; 炉物理研究グループ; 熱流体研究グループ

Research Group for Advanced Reactor System; Research Group for Reactor Physics; Research Group for Thermal and Fluid Engineering

原研と原電は、低減速スペクトル炉心に関する主要な特性を評価するとともに同炉心に関する基礎基盤的研究を実施することを目的に、平成10年度より共同研究「低減速スペクトル炉心の研究」を開始、平成11年度に第1フェーズの研究を終了した。炉心概念の検討では、高転換比、長期サイクル運転あるいはプルトニウムの多重リサイクルが可能な炉心として、BMW型炉心3炉心、PWR型2炉心の概念を構築した。核計算手法の研究では、モジュラー型核熱結合炉心解析コードシステムの開発、及びモンテカルロ摂動計算手法の高精度化を行った。熱水力設計手法の研究では、炉心の熱工学的成立性を評価した。また、臨界実験の予備調査として、燃料棒本数、プルトニウム富化度等の概略値を求めるとともに、実験施設の改造方法を検討した。

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