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Reversal of magnetization in La$$_{0.5}$$Pr$$_{0.5}$$CrO$$_{3}$$

La$$_{0.5}$$Pr$$_{0.5}$$CrO$$_{3}$$における磁化の反転

吉井 賢資  ; 中村 彰夫

Yoshii, Kenji; Nakamura, Akio

クロム系ペロブスカイト酸化物La$$_{0.5}$$Pr$$_{0.5}$$CrO$$_{3}$$の磁性について調べた。結晶構造は、end compoundsのLaCrO$$_{3}$$及びPrCrO$$_{3}$$と同様の、斜方晶(Pnma)ペロブスカイト構造であった。本試料は260K近傍に弱強磁性転移を有し、帯磁率は220K近傍で正符号の最大値を示す。磁場中冷却測定において温度をさらに下げると、160K以下で帯磁率が負符号となる。これは、試料全体の磁化が外部磁場の方向と逆向きであることを表す。帯磁率は、試料を2Kまで温度降下させるとともに単調減少した。負符号の帯磁率の最大絶対値(2K)は、正符号のそれ(220K近傍)の30-60倍にも達した。この現象は、外部磁場が5000Oe以下程度のみで観測された。LaCrO$$_{3}$$及びPrCrO$$_{3}$$は、それぞれ280K及び240Kに弱強磁性転移を示すが、このような負の帯磁率は示されなかった。この現象の起源をLaVO$$_{3}$$及びCo[CoV]O$$_{4}$$での類似現象の機構と関連し推測した。

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パーセンタイル:95.44

分野:Chemistry, Inorganic & Nuclear

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