原子炉構造体の経年変化の磁気的非破壊計測評価; 研究の現状

Nondestructive magnetic measurements to evaluate material degradation of nuclear reactor structure; The Present state of research activities

荒 克之*; 海老根 典也 

Ara, Katsuyuki*; Ebine, Noriya

原子炉構造体の経年変化の非破壊計測評価の研究の現状を原研及び日本AEW学会の活動を中心にレビューした。原研では、原子炉圧力容器鋼の磁気的性質と機械的性質に良い相関があることに基づき、磁気問いかけ法が提案され、関連して圧力容器肉盛溶接部厚さ測定法、増分透磁率測定法が研究されている。また、日本AEM学会では、ラウンドロビン試験により、人工的に劣化させた鋼材のヒステリシス磁化特性、バルクハウゼン雑音測定などを行い、有効性を確認している。

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