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Magnetic properties of LnTi$$_{0.5}$$V$$_{0.5}$$O$$_{3}$$(Ln=Ce and Pr)

LnTi$$_{0.5}$$V$$_{0.5}$$O$$_{3}$$(Ln=Ce及びPr)の磁性

吉井 賢資  ; 阿部 英樹*

Yoshii, Kenji; Abe, Hideki*

ペロブスカイト型チタン及びバナジウム酸化物、LnTiO$$_{3}$$及びLnVO$$_{3}$$(Ln: LaからSmの希土類)は、ネール温度50Kから150Kを示す絶縁体である。本系に関する磁気データはこれまで数多く発表されている。本研究では、これら酸化物間の混晶LnTi$$_{0.5}$$V$$_{0.5}$$O$$_{3}$$(Ln=Ce及びPr)について、構造と磁性を調べた。粉末X線測定から、これらの結晶構造は、end compounds (LnTiO$$_{3}$$及びLnVO$$_{3}$$)と同じく斜方晶ペロブスカイト型(空間群Pnma)である。求められた格子定数の値から、試料は実際にLnTiO$$_{3}$$及びLnVO$$_{3}$$の混晶であると判断した。混晶生成は、LnTi$$_{1-x}$$V$$_{x}$$O$$_{3}$$において、xを0.5以外にしたとき、格子定数が連続的に変化することからも確認した。直流磁化測定から、CeTi$$_{0.5}$$V$$_{0.5}$$O$$_{3}$$及びPrTi$$_{0.5}$$V$$_{0.5}$$O$$_{3}$$の磁気転移は、ともに約50Kで起こることがわかった。これは、LnTiO$$_{3}$$及びLnVO$$_{3}$$の転移温度120-150Kに比べると明らかに低い。この転移は、外部磁場を大きくするとともに不明瞭となった。交流磁化率測定からは、磁気転移温度近傍に磁化率ピークが観測された。このピーク温度は交流磁場周波数の変化とともに変動することから、この磁気転移はスピングラス起源と判断した。

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パーセンタイル:9.42

分野:Chemistry, Inorganic & Nuclear

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