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小野 正雄; 針井 一哉; 岡安 悟; 中堂 博之; 松尾 衛; 家田 淳一; 前川 禎通; 齊藤 英治
no journal, ,
バーネット効果は、物体の回転運動によって物体内部に回転軸と平行に有効磁場(バーネット磁場)が生じ、磁気モーメントが偏極することによって物体にマクロな磁化が生じる現象である。これまでのところ、強磁性状態のバーネット効果のみ報告されている。我々は磁気転移温度が常温近傍のガドリニウム(Tc: 292.50.5K)に関して、常磁性状態の温度域でバーネット効果の測定を試みた。試料をエア駆動方式の回転ユニットで回転させながら、回転中の試料が作る磁界をフラックスゲートセンサでその場測定することで、回転に対する試料の磁化変化を調べ、試料の磁化が回転に応答していること、すなわち、バーネット効果を観測していることを確かめた。
小野 正雄; 針井 一哉; 岡安 悟; 中堂 博之; 松尾 衛; 家田 淳一; 前川 禎通; 齊藤 英治
no journal, ,
バーネット効果は、回転によって磁性体が磁化する現象である。この電子スピン由来のバーネット効果は回転速度に対する磁性体の磁化を調べることで観測されたものであるが、磁化が大きく測定が容易な強磁性のバーネット効果のみが報告されており、常磁性については報告が見当たらない。そこで、我々は磁気転移温度が常温近傍のガドリニウム(Tc: 292.50.5K)に関して、常磁性状態の温度域でバーネット効果の測定を試みた。試料をエア駆動方式の回転システムで回転させ、回転中の試料が作る磁界をフラックスゲートセンサでその場測定することで回転に対する試料の磁化変化を調べ、試料の磁化が回転速度に比例すること、すなわち常磁性状態でのバーネット効果を確認した。