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核医学診断装置、試料評価方法

平出 哲也

大鷹 豊*; 島添 健次*; 澁谷 憲悟*

【課題】試料(人体を含む)における複数の情報を陽電子を用いて同時に測定する。 【解決手段】個々のγ線検出器からの出力は、イベント抽出部20に入力する。イベント抽出部20は、認識された個々のパルス出力の中における、2光子消滅によると推測されるもの(2光子検出イベント)と、3光子消滅によると推測されるもの(3光子検出イベント)を認識し、それぞれに関わる情報を、記憶部30に記憶させる。マッピング部40は、このうち、2光子検出イベント情報のみから、2光子消滅強度分布を算出し、3光子検出イベント情報のみから、3光子消滅強度分布を算出する。演算部60は、被験者Hの体内における2光子消滅強度分布、3光子消滅強度分布より、3光子消滅強度の2光子消滅強度に対する比率(対消滅強度比)を、位置毎に算出する。演算部60は、このように算出された位置毎の対消滅強度比から、ラジカル濃度を算出することができる。

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From 2021.3.1

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