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口頭

断層試料のK-Ca法による年代測定; 断層の活動性評価に向けて

横山 立憲; 鏡味 沙耶; 丹羽 正和; 三澤 啓司*; 可児 智美*; 米田 成一*

no journal, , 

過去に生じた断層運動の年代推定では、断層試料に認められる粘土鉱物を対象とした放射年代測定や、断層運動に伴う摩擦発熱によって鉱物特性がゼロリセットされることを利用した方法によって、年代学的な考察が行われている。繰り返し生じうる断層活動の履歴を解読し、さらに、最新の活動時期を制約する上では、いくつかの年代学的手法を利用することが最も効果的と考えられる。これまでに断層の活動性評価に対しては、放射年代測定として$$^{40}$$K-$$^{40}$$Ar法による年代測定が広く利用されてきた。本研究では、断層活動年代を制約する年代測定法として、断層試料中に含まれる自生イライトに新しい$$^{40}$$K-$$^{40}$$Ca法を適用する。本手法により得られる$$^{40}$$K-$$^{40}$$Ca年代と$$^{40}$$K-$$^{40}$$Ar年代との年代値の比較により、断層運動の規模と熱履歴への制約が期待される。イライト$$^{40}$$K-$$^{40}$$Ca年代測定の試験試料として米国ウェストバージニア州のシルル系のRochester shaleを用いた。さらに、自生イライトを模した細粒フラクションについて、表面電離型質量分析装置を用いて予察的にCa同位体分析を行ったところ、同時に測定した標準物質NIST SRM 915aの$$^{40}$$Ca/$$^{44}$$Ca比を基準として+6-9 epsilon-unitに及ぶ放射壊変起源の$$^{40}$$Caが検出された。今後は、同位体希釈法によるカリウム及びカルシウムの定量を実施し、Rochester shaleの$$^{40}$$K-$$^{40}$$Ca年代を取得する。また、モデル年代の算出に必要な初生Ca同位体比の仮定では、断層帯で自生イライトと共沈しうるカルサイトの同位体組成を用いるなど検討し、断層運動を制約する新たな年代学的アプローチとして本手法の確立を目指す。

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