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西村 大樹*; 浦井 暖史*; 石川 尚人*; 松井 洋平*; 井町 寛之*; 小河原 美幸*; 小川 奈々子*; 宮川 和也; 宮入 陽介*; 横山 祐典*; et al.
no journal, ,
これまでに幌延深地層研究センターの地下施設を用いて、地下深部に存在する微生物生態系を遺伝子解析により明らかにしてきた。微生物群集組成において主要な存在度を示すメタン生成菌や硫酸還元菌などのいくつかの種については分離培養により詳細な機能が実証され、地下深部の還元環境の維持に重要な役割を果たしていることが分かってきている。一方で、多くの微生物種については分離培養が難しいために、機能については遺伝子情報から推定されるのみであった。本研究では、アミノ酸に含まれる窒素が代謝過程の違いにより同位体分別を受けることに着目し、140m調査坑道から得られた地下水中に存在するDPANN群の古細菌である
Altiarchaeotaの細胞中のグルタミン酸とフェニルアラニンの窒素同位体比の差(
N
)を測定することで、その窒素代謝機能を明らかにすることを試みた。その結果、
N
は-0.6
1.9‰であったことから、本微生物は無機窒素同化機能を持つことが分かり、遺伝子情報から推定される機能と一致した。本微生物は他の有機窒素を消費する古細菌に対して、地下水中の無機窒素から有機窒素を合成・供給する役割を持つことが分かった。今後、本手法により未解明の微生物機能の解明が期待される。
鎌田 健人*; 奈良 禎太*; 柏谷 公希*; 多田 洋平*; 藤井 宏和*; Zhao, Y.*; 松井 裕哉; 尾崎 裕介
no journal, ,
本研究では、幌延深地層研究センター深度350m西周回坑道において坑道壁面より1m程度の2本のボーリング孔を掘削し、炭酸水の注入試験を実施した。1本のボーリング孔では炭酸水のみを注入し、もう1本のボーリング孔では炭酸水に加えセメント系材料の粉末を注入した。炭酸水のみを注入したボーリング孔では僅かな透水性の変化が確認された。セメント系材料および炭酸水を注入したボーリング孔では粉末による目詰まりおよびその解消によるものと考えられる透水性の変化が確認された。
高橋 嘉夫*; 近藤 裕介*; 吉田 舜太郎*; 末岡 優里*; 増田 曜子*; 松井 洋平*; 妹尾 啓史*; 山口 瑛子
no journal, ,
スメクタイトなどの粘土鉱物は環境中で様々な反応に関与し、特に陽イオンの吸着や鉄(Fe)の酸化還元反応が重要だが、環境中での役割は未解明である。本研究では、スメクタイトの酸化還元反応が大気化学に与える影響について、水田土壌中のメタン生成抑制と大気中の亜硫酸の酸化に関する萌芽的成果を紹介する。