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村上 健太*; 新井 拓*; 山田 浩二*; 門間 健介*; 辻 峰史*; 中川 信幸*; 鬼沢 邦雄
Transactions of the 27th International Conference on Structural Mechanics in Reactor Technology (SMiRT 27) (Internet), 3 Pages, 2024/03
本論文では、長期運転に関連する日本の規制規則、規格、業界ガイドを国際安全規格と体系的に比較することにより、日本の規格・基準の将来像を検討し、日本の規格制度が国際安全規格の勧告を概ね満たしていることを確認した。日本の規格・基準の将来的な改善に関する提言は、5項目に要約された。
上田 良夫*; 福本 正勝*; 渡邊 淳*; 大塚 裕介*; 新井 貴; 朝倉 伸幸; 信太 祐二*; 佐藤 正泰; 仲野 友英; 柳生 純一; et al.
Proceedings of 22nd IAEA Fusion Energy Conference (FEC 2008) (CD-ROM), 8 Pages, 2008/10
JT-60Uの外側ダイバータから放出されたタングステンの再堆積分布を調べた。今回初めて中性子放射化分析法を用い厚い炭素たい積層に含まれるタングステンの面密度を正確に測定した。タングステンの堆積は内側ダイバータ及びドームタイルの外側に多く見られた。トロイダル方向にはタングステンタイルが設置した場所に非常に局在した分布であった。
上田 良夫*; 福本 正勝*; 西川 雅弘*; 田辺 哲朗*; 宮 直之; 新井 貴; 正木 圭; 石本 祐樹*; 都筑 和泰*; 朝倉 伸幸
Journal of Nuclear Materials, 363-365, p.66 - 71, 2007/06
被引用回数:10 パーセンタイル:58.16(Materials Science, Multidisciplinary)JT-60Uの外側ダイバータ部分に、タングステンをコーティングしたCFCグラファイトタイルを13枚設置し、タングステンタイルの健全性や損耗されたタングステンの輸送・再堆積特性を調べた。タングステンの再堆積分布については、EDXやXPSを用いて測定を行った。タングステンタイルには最大6MW/mの熱負荷が加わったが、特に目立った損傷は観測されなかった。Wタイルに隣接したCFCグラファイトタイル上には、タングステンが損耗・電離後、磁力線に沿って移動して堆積した厚い堆積層が局所的に存在した。また、タングステンタイルと同じセクションにおけるタングステンのポロイダル方向の再堆積分布を調べたところ、内側ダイバータストライク点近傍と外側ウイング下部に多くの堆積が見られた。これらの分布を、Cの再堆積分布と比較したところ、内側ダイバータではほぼ同様の分布を観測したが、ドームの内側ウイングと外側ウイングでは、異なった堆積傾向が見られた。
定金 晃三*; 新井 彰*; 青木 和光*; 有本 信雄*; 比田井 昌英*; 大西 高司*; 田実 晃人*; Beers, T. C.*; 岩本 信之; 冨永 望*; et al.
Publications of the Astronomical Society of Japan, 58(3), p.595 - 604, 2006/06
被引用回数:11 パーセンタイル:31.92(Astronomy & Astrophysics)ブラックホール連星にある伴星V4641 Sgrについて分光観測を行い、10元素についてその存在比を得た。その結果、NとNaが太陽と比べて、それぞれ0.8dex程度過剰であることを見いだした。また、ほかの元素(C, O, Mg, Al, Si, Ti, Cr, Fe)を二つの典型的な晩期型B型星と比べた結果、それらの星の組成比の間には顕著な違いがなく、太陽組成と同じであった。V4641 Sgrで観測された組成を説明するようなモデルを構築した結果、ブラックホールの親星の最期に起きた超新星は、Ni-56を放出しない暗いタイプのものであったという示唆を得た。
石本 祐樹; 後藤 純孝*; 新井 貴; 正木 圭; 宮 直之; 大山 直幸; 朝倉 伸幸
Journal of Nuclear Materials, 350(3), p.301 - 309, 2006/05
被引用回数:21 パーセンタイル:80.09(Materials Science, Multidisciplinary)ELMによる過渡的な熱負荷を評価するため、JT-60UW型ダイバータの内側ターゲットタイル上に形成された再堆積層の熱物性値をレーザーフラッシュ法を用いて初めて測定した。再堆積層の観察は走査電子顕微鏡によって行い、ストライクポイントの頻度が高い位置に200マイクロメートルを超える再堆積層を確認した。この位置より再堆積層のみの試料を取り出し、分析を行った。マイクロバランスを用いて試料の質量を測定し、再堆積層のかさ密度が、タイル基材である炭素繊維材料のおよそ半分であることを明らかにした。室温から1000度の領域では、比熱は参照試料である等方性黒鉛とほぼ同じであるが、熱拡散係数は、炭素繊維材料に比べておよそ2桁小さいことがわかった。測定した熱物性値をELMの熱流負荷解析に適用すると、熱負荷はタイル表面を炭素繊維材料であるとして解析した場合の10分の1程度になると示唆される。これは、赤外カメラの温度上昇から見積もったダイバータへの熱負荷がプラズマ蓄積エネルギーの減少分よりも大きくなっているという矛盾を説明する理由の1つとなることがわかった。また、熱物性値のポロイダル分布や熱負荷の非一様性を考慮する必要があることも明らかになった。
仲野 友英; 東島 智; 久保 博孝; 柳生 純一; 新井 貴; 朝倉 伸幸; 伊丹 潔
Journal of Nuclear Materials, 313-316(1-3), p.149 - 152, 2003/03
被引用回数:29 パーセンタイル:85.65(Materials Science, Multidisciplinary)JT-60では酸素不純物と粒子リサイクリングを低減するためにデカボラン (BD) を用いたボロン化処理を行った。しかし、デカボランに含まれる軽水素が重水素プラズマを希釈することが問題であった。調整用トカマク放電数を減少させるために、重水素化デカボラン(BD)を用いたボロン化処理を近年導入した。本研究では同一放電条件の放電を定期的に繰り返し、重水素化デカボランを用いたボロン化処理の効果の持続性を調べた。中性粒子ビーム加熱4MWのLモード放電において、20gのデカボランを用いたボロン化処理では、主プラズマの酸素量は1.9%から1.3%までにしか減少させることができなかったが、70gのデカボランを用いたボロン化処理では、2.2%から0.5%まで減少させることができた。その後、酸素量は徐々に増加したが、約400ショットの間、約1%以下に抑えることができた。また、10-20gのデカボランを用いたボロン化処理を繰り返すことにって主プラズマの酸素量を約0.5%に維持することに成功した。講演では、構築したデータベースに基づいて、デカボランの使用量と頻度の最適化について議論する。
加藤 崇; 辻 博史; 安藤 俊就; 高橋 良和; 中嶋 秀夫; 杉本 誠; 礒野 高明; 小泉 徳潔; 河野 勝己; 押切 雅幸*; et al.
Fusion Engineering and Design, 56-57, p.59 - 70, 2001/10
被引用回数:17 パーセンタイル:74.85(Nuclear Science & Technology)ITER中心ソレノイド・モデル・コイルは、1992年より設計・製作を開始し、1999年に完成した。2000年2月末に原研に建設されたコイル試験装置への据え付けが終了し、3月より第1回のコイル実験が開始され、8月末に終了した。本実験により、コイルの定格性能である磁場13Tを達成したとともに、コイルに課せられた設計性能が十分に満足されていることを実証することができた。本論文は、上記実験結果につき、直流通電、急速励磁通電、1万回サイクル試験結果としてまとめる。また、性能評価として、分流開始温度特性、安定性特性、クエンチ特性についても言及する。
辻 博史; 奥野 清*; Thome, R.*; Salpietro, E.*; Egorov, S. A.*; Martovetsky, N.*; Ricci, M.*; Zanino, R.*; Zahn, G.*; Martinez, A.*; et al.
Nuclear Fusion, 41(5), p.645 - 651, 2001/05
被引用回数:57 パーセンタイル:83.02(Physics, Fluids & Plasmas)ITERを構成する3群の超伝導コイルでは、中心ソレノイド・コイルが最も高い磁場13Tを0.4T/s以上の速度で急速励起するパルス動作が要求される点で、最も技術的難度の高いコイルである。そこで中心ソレノイド・コイル工学設計の妥当性を確認し、併せてコイルの製作技術を開発する目的で、中心ソレノイド・モデル・コイルの開発が進められてきた。約8年をかけて完成したモデル・コイルの実験がこの程、国際共同作業として原研で実施され、技術開発目標をすべて満足する実験成果と貴重な技術データが得られた。
小佐古 敏荘*; 杉浦 紳之*; 工藤 和彦*; 森 千鶴夫*; 飯本 武志*; 四竈 樹男*; 片桐 政樹; 林 君夫; 相原 純; 柴田 大受; et al.
JAERI-Review 2000-017, 78 Pages, 2000/10
原研は、高温工学試験研究炉(HTTR)を用いる高温照射研究である「高温工学に関する先端的基礎研究」を平成6年度から実施している。平成9年度には、同研究の推進母体であるHTTR利用検討委員会に「高温放射線下での照射線量評価タスクグループ」が設置された。本報告書は、同タスクグループが、HTTRを用いる高温照射研究に資するため、高温高放射線場における中性子計測器についての開発課題を調査検討した結果をまとめたものである。取り上げた検出器は、日本国内については、(1)小型核分裂計数管、(2)小型核分裂電離箱、(3)自己出力型検出器、(4)放射化検出器、及び(5)光ファイバの、5種類の炉内検出器であり、そのほかにロシアにおける開発状況についても調査した。本報告書の内容は、高温ガス炉の核計装としても役立つものである。
宮田 克行*; 柳生 純一; 三代 康彦; 宮田 寛*; 新井 貴; 宮地 謙吾; 細金 延幸
KEK Proceedings 99-17 (CD-ROM), 4 Pages, 1999/00
JT-60のトロイダル磁場コイル(TFC)は、運転開始以来14年を経過するため、絶縁材の摩耗等による劣化から短絡事象の発生が懸念されている。TFCの短絡は、それ自体のみならず周辺の機器の破損を招く等の可能性があるが、短絡の初期段階において検出できれば、軽微な損傷の範囲内にとどめることができると考えられる。そこでコイル電流の計測(ロゴスキーコイル)と磁束密度の変化の把握(磁気プローブ)を併用したシステムを開発し、万一の短絡事象を監視する。
西堂 雅博; 荻原 徳男; 嶋田 道也; 新井 貴; 平塚 一; 小池 常之; 清水 正亜; 二宮 博正; 中村 博雄; 神保 龍太郎*; et al.
Japanese Journal of Applied Physics, 32(7), p.3276 - 3281, 1993/07
被引用回数:57 パーセンタイル:90.95(Physics, Applied)JT-60Uにおいて、プラズマ不純物の低減を図ることを目的に、デカボランを用いたボロンコーティングを2度実施した。ボロンコーティングにより作製されたボロン被膜の膜厚、元素組成及びその分布を走査型電顕、オージェ電子分光法、核反応解析法により測定し、以下の事が明らかになった。(1)デカボラン吹き出し口付近の膜厚は80nmであるのに対して、トロイダル方向に約180°離れた場所での膜厚は約2nmとうすく、不均一な分布となっている。(2)H濃度は約10%である。(3)ボロン含有量は90%以上であり、H以外含まず純度が高い。これら膜の特性と、プラズマ不純物低減効果との関係について考察した。
中村 博雄; 逆井 章; 嶋田 道也; 芳野 隆治; 新井 貴; 福田 武司; 平山 俊雄; 細金 延幸; 石田 真一; 神永 敦嗣; et al.
Journal of Nuclear Materials, 196-198, p.642 - 646, 1992/00
被引用回数:3 パーセンタイル:35.32(Materials Science, Multidisciplinary)長パルスの核燃焼プラズマ実現のためには、燃料粒子および熱化粒子(ヘリウム灰)の制御が重要である。本報告は、JT-60U実験で実施した水素・重水素リサイクリングとヘリウム灰実験に関する結果について述べた。前者に関しては、毎朝の残留ガスの経時変化やリイサクリング特性の壁温依存性について調べ、150C以上の壁温が密度制御上必要であることを示した。また、Hモード実験においてリサイクリング低域には、ディスラプション付き放電が最も有効であることを明らかにした。更に、高中性子発生率の高放電結果より、低リサイクリングがプラズマに与える機構について詳細に調べる必要がある。ヘリウム灰実験については、3月までに実施した。ヘリウムガス入射による初期実験結果について述べた。今後、ヘリウムNB入射実験を予定している。
芳野 隆治; 閨谷 譲; 二宮 博正; 細金 延幸; 中村 博雄; 新井 貴; 伊丹 潔; 西野 信博*; 佐藤 正泰; 福田 武司; et al.
Journal of Nuclear Materials, 162-164, p.527 - 532, 1989/00
被引用回数:3 パーセンタイル:41.87(Materials Science, Multidisciplinary)JT-60は、最近の実験においてプラズマ電流3.2MA(q(a)=2.2)及び線平均電子密度1.210/mを通常のガスパフとNBI高パワー加熱により得ている。この進展の理由として粒子サイクリングと不純物低減の観点より以下の2点が考えられる。1つは、リミター材及びアーマータイル材をTiC被覆Moよりグラファイトへ交換したことであり、これにより高パワー加熱下でもMoやTiのバースト的な混入が発生せずさらにZを低減することが出来た。他の1つは、真空容器壁湿度を~280゜の高温にしたことであり、これによりプラズマ密度の制御が可能となり、ディスラプション後のリカバリーも早くすることができた。
太田 充; 阿部 哲也; 秋野 昇; 安東 俊郎; 新井 貴; 人見 信征*; 平塚 一; 堀江 知義; 細金 延幸; 飯島 勉; et al.
Fusion Engineering and Design, 5, p.27 - 46, 1987/00
被引用回数:6 パーセンタイル:55.66(Nuclear Science & Technology)本稿は、1973年の概念設計から1985年の完成までのJT-60本体の設計と建設を述べたものである。
石本 祐樹; 後藤 純孝*; 新井 貴; 正木 圭; 宮 直之; 都筑 和泰; 朝倉 伸幸; 田辺 哲朗*
no journal, ,
外側ダイバータで発生する炭素不純物の輸送経路と堆積場所を明らかにするため、JT-60UにおいてCHガスを外側ダイバータプラズマへ入射する実験を行った。実験後の第一壁上の炭素同位体比を2次イオン質量分析装置を用いて計測した結果、局所ガスパフポート付近の外側ダイバータタイルに形成された堆積層では、炭素原子の約90%がCであることがわかった。局所ガスパフポートと同一断面のCポロイダル分布と内側ダイバータ部のストライクポイントの頻度分布を比較したところ、Cのピークがわずかに排気スロット側に観測された。第一壁上は、分析タイル中最もCが少なかった。さらに、可動静電プローブの計測から、プライベート領域に外側から内側ダイバータへのプラズマの流れがあることがわかっている。これらのことから、今回の実験条件においては、SOLだけではなく、プライベート領域の流れもCの輸送に大きな影響を与えていると考えられる。また、外側ダイバータにおいて磁力線の下流に多くCが堆積し、上流には少ないというトロイダル分布から、Cは磁力線に沿って堆積と損耗を繰り返して輸送していることが示唆される。
石本 祐樹; 後藤 純孝*; 新井 貴; 正木 圭; 宮 直之; 都筑 和泰; 朝倉 伸幸; 田辺 哲朗*
no journal, ,
外側ダイバータで発生する炭素不純物の輸送経路と堆積場所を明らかにするためにJT-60UにおいてCHガスを外側ダイバータプラズマへ入射する実験を行った。実験後、走査電子顕微鏡を用いてガス導入口近傍の外側ダイバータタイル断面を観察し、200ミクロンを超える堆積層を確認した。この堆積層の炭素同位体比を2次イオン質量分析装置を用いて計測した結果、堆積層中の炭素原子の約90%がCであることがわかった。このことから外側ダイバータにおいて発生した炭素不純物の大部分は堆積・損耗を繰り返して輸送されていると考えられる。また、第一壁上は、分析タイル中もっともCが少なかった。局所ガスパフポートと同一断面のCポロイダル分布と内側ダイバータ部のストライクポイントの頻度分布を比較したところ、Cのピークがわずかに排気スロット側に移動していた。さらに、可動静電プローブの計測から、プライベート領域に外側から内側ダイバータへのプラズマの流れがあることがわかっている。これらのことから、今回の実験期間及び実験条件においては、SOLだけではなく、プライベート領域の流れもCの輸送に大きな影響を与えている可能性がある。
福本 正勝*; 大塚 裕介*; 上田 良夫*; 田辺 哲朗*; 逆井 章; 正木 圭; 新井 貴; 柳生 純一; 信太 祐二; 久保 博孝; et al.
no journal, ,
タングステンタイル付近のダイバータ領域(P8トロイダルセクション)を中心に、炭素繊維(CFC)タイル上のタングステンの再堆積分布を調べた。また、タングステンのトロイダル方向への輸送を調べるため、P8セクションからトロイダル方向へ約60度離れたダイバータ領域(P5トロイダルセクション)についても、タングステンの再堆積分布を調べた。測定はSEMとEDXを用いて、タイル表面からの点分析及び破断面の線分析(深さ方向分布)を行った。表面からの点分析を行った結果、P8セクションの外側ウィングとドームトップのタイル表面には、最大3%のタングステンの堆積が確認された。内側ウィングのタイル表面では、タングステンの堆積割合は0.1%以下であった。内側ダイバータでは、タイル表面近傍のタングステンの堆積割合は0.4%以下であったが、破断面の線分析から、内部にはこれよりも大きい堆積割合を持つ堆積層が存在することがわかった。一方、P5セクションでは、内側ダイバータと外側ウィングのタイル表面近傍におけるタングステンの堆積割合は、P8セクションの同じタイルと比べて少ないこともわかった。
正木 信行; 中田 正美; 赤堀 光雄; 荒井 康夫; 中村 彰夫; 佐藤 修彰*
no journal, ,
酸化硫化ウランUOSのU-238メスバウアスペクトルを19Kから80Kの温度範囲で測定した。U-238メスバウア分光に用いた線源はPu-242同位体純度の高い二酸化プルトニウムである。ゲルマニウム半導体検出器を用いて、44.9keVのU-238のメスバウア線は、同位体不純物のPu-241娘核種であるAm-241核からの59.5keV線と容易に分別できた。磁気分裂を考慮せずに解析した結果、UOS中におけるU-238の四極分裂は測定温度範囲において約-40mm/sである。中性子回折や磁化率測定によると、UOSはネール温度T, 55Kで反強磁性転移をする。しかし、55K以下のメスバウアスペクトルも磁気分裂なしの四極分裂だけで解析することができた。この結果は、UOS中のU核における四極分裂は磁気分裂よりもずっと大きいことを示している。
渡邊 淳*; 福本 正勝*; 曽我 之泰*; 大塚 裕介*; 上田 良夫*; 新井 貴; 朝倉 伸幸; 仲野 友英; 佐藤 正泰; 柳生 純一; et al.
no journal, ,
タングステンの損耗・発生及び再堆積などの特性を調べ、将来の核融合炉壁材としての適合性を判断するため、JT-60Uでは2003年にタングステンコートタイルを外側ダイバータ領域に設置した。2004年の実験終了後に、タングステンコートタイルと近傍のタイルを取り出しタングステンの堆積分布を調べた。内側ダイバータ領域ではタングステンは炭素との供堆積によって堆積し、その堆積層は深さ60マイクロンに達していた。他方、外側領域ではドームタイルの外側に厚さ数マイクロンで堆積していた。タングステンはタイルの設置場所に近い場所に堆積していたが、主プラズマ室第一壁にあるフェライトタイルに由来する鉄,ニッケル及びクロムは広く分布した再堆積分布であった。
正木 信行; 中田 正美; 赤堀 光雄; 荒井 康夫; 中村 彰夫; 佐藤 修彰*
no journal, ,
発表者らはメスバウア分光法によっておもに酸化物中のメスバウア核周りの局所構造を研究してきた。U-238をメスバウアプローブ核として、U核について対称性が低いウラン化合物のひとつであるUOS(Uranium oxysulfide)についてメスバウアスペクトルを10Kから室温の範囲で測定した結果、室温では無反跳分率が小さいためスペクトルピークが幾つか明確にできないが、低温では四極子分裂による2つのスペクトルピークが観測された。