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Alexander, W. R.*; Frieg, B.*; 太田 久仁雄
Nagra NTB 00-07, 105 Pages, 2009/11
Nagra(スイス放射性廃棄物管理協同組合)と原子力機構では、亀裂性岩盤中での放射性核種の移行・遅延についての理解をさらに深めることを目的とした原位置試験研究を、スイスのグリムゼル原位置試験場において約10年間に渡って実施してきた。このうち「透水性割れ目開削プロジェクト」では、性能評価において重要ではあるものの、孔間トレーサー試験では破過の観測が困難な強収着性の放射性核種(U, Np, Euなど)を用いた世界初の原位置試験を試みた。具体的には、試験対象の透水性割れ目中に強収着性の放射性核種を注入した後、割れ目と放射性核種を物理的・化学的に固定して開削し、採取した岩石試料を用いて透水性割れ目中のフローフィールドの構造特性並びに放射性核種の挙動を直接的に評価した。本報告書は、同プロジェクトの最終フェーズ(19961998年)における実施内容とその成果を取りまとめたものである。
Biggin, C.*; Mri, A.*; Alexander, W. R.*; 太田 久仁雄; Frieg, B.*; Kickmaier, W.*; Mckinley, I. G.*
Environmental Radiochemical Analysis II, p.207 - 228, 2003/00
原位置試験の経験の蓄積,現象理解の促進,および処分場概念の明確化とともに,グリムゼル原位置試験場における原位置試験計画はより複雑,かつ処分実施機関や規制当局から出された課題などに直接応えるものになってきている。グリムゼル原位置試験場では,これまでに弱収着性から化学的に反応性に富む強収着性の放射性核種を用いた原位置試験を実施し,結晶質岩中における放射性核種の移行・遅延に関する研究を行った。現在は,ベントナイトコロイド共存下および高pH環境下における放射性核種の移行・遅延を評価するための原位置試験研究を進めている。本論では,グリムゼル原位置試験場における上記の原位置試験研究の概要について論じる。
太田 久仁雄; Alexander, W. R.*; Frieg, B.*; Schild M*
Journal of Contaminant Hydrology, 61, p.131 - 145, 2002/00
被引用回数:25 パーセンタイル:51.16(Environmental Sciences)亀裂性岩盤中における放射性核種のマトリクス拡散を規制する空隙構造や空隙率について原位置(釜石鉱山およびグリムゼル原位置試験場)と室内における調査・評価結果の比較、およびその差異が核種移行解析に与える影響についての評価を行った。その結果、例えば空隙率は最大で3倍も異なり、室内試験データは核種移行解析において非保守的な結果を与えることが定量的に示された。本報告では、これらの試験研究の概要ならびに性能評価における今後の取り組みについて論じる。
太田 久仁雄; W.R.Alexan*; W.Kickmaie*; Frieg, B.*; McKinl, I. G.*
Journal of Contaminant Hydrology, 47, p.335 - 348, 2001/00
被引用回数:25 パーセンタイル:56.44(Environmental Sciences)過去10年以上にわたりグリムゼル原位置試験場(スイス)において実施してきた、結晶質岩中における放射性核種の移行・遅延に関するNagra/JNC共同研究では、モデル解析と原位置試験、室内試験ならびにナチュラルアナログ研究とを組み合わせたユニークな手法を採ることにより、核種移行モデルの信頼性の確認・向上を図ってきた。本論では、個々の研究内容ならびに成果の概要について述べるとともに、研究手法の有効性や適用範囲、処分場の性能評価への反映などについても論じる。
太田 久仁雄; McKinl, I. G.*; Mori, A.*; Frieg, B.*; W.Kickmaie*
Proceedings of International Conference on Nuclear and Radiochemistry, 0 Pages, 2000/00
Nagraとサイクル機構ではグリムゼル原位置試験場(スイス)において、結晶質岩中における放射性核種の移行・遅延現象を性格に把握する手法を確立するために、従来のモデル解析に原位置試験、室内試験ならびにナチュラルアナログ研究を組み合わせた研究を実施してきた。さらに、現在、処分場の環境下において想定される、放射性核種のより現実的な移行・遅延現象(コロイドを伴う場合ならびに高pH環境の場合)を対象とした研究を展開している。本報告では、これらの研究内容、成果の概要ならびに処分場の安全評価への反映について論じる。
太田 久仁雄; Frieg, B.*; McKinl, I. G.*
Proceedings of 21st International Symposium on the Scientific Basis for Nuclear Waste Management, 0 Pages, 1997/09
過去10年以上にわたり放射性核種の移行・遅延に関するNagra/PNC共同研究をグリムゼル岩盤研究所において実施してきている。結晶質岩中の割れ目を対象とした非収着性収着性トレーサー試験では、試験結果による解析モデルの較正・検証を通じ、割れ目中の放射性核種の移行・遅延をよく表現できるモデルの開発を行ってきた。現在は高収着性の放射性トレーサーに注入後に、試験対象割れ目をレンジを用いて固定・保存し、開削することにより、トレーサの遅延を直接的かつ詳細に調査する原位置試験を実施中である。また、試験対象割れ目近傍におけるマトリックス拡散現象を定量的に評価する原位置試験も合わせて行っている。これらの試験により割れ目における放射性核種の遅延サイトの三次元分布およびそのボリュームが明らかにでき、上記のモデルを用いて行った予測解析結果との比較により、モデルのより厳密な検証と妥当性の確認及び同モデルの高度化を図る
太田 久仁雄; Ch.Buhler*; P.Haag*; Frieg, B.*; W.R.Alexan*
Proceedings of 21st International Symposium on the Scientific Basis for Nuclear Waste Management, 0 Pages, 1997/09
Nagraと動燃では、原位置における核種の遅延を直接的に調査するための有効な手法として、レジン(樹脂)を用い、空げき構造及びそこに分布する核種に科学的・物理的擾乱を与えず固化し、掘削及びサンプリングする手法を開発してきた。レジンは微小な空げきにまで入り込み、掘削やサンプリングに耐えうる十分な固化強度を有するものである。これまでに数種類のレジンを用いた上記の手法が、グリムゼル岩盤研究所(スイス)及び釜石原位置試験場で適応され、原位置における核種の遅延に寄与する空げきの特性などが明らかになってきている。また、この手法により、空げき特性について、擾乱を受けたと考えられる岩石試料を用いて取得した室内試験データと原位置試験データとの比較ができ、室内試験データの評価が可能となる。本発表では、開発原位置レジン試験の手法及び原位置レジン試験によって得られた空げき構造に関する知見について報告する。
太田 久仁雄; Frieg, B.*; Bossart, P.*
Proceedings of GEOTRAP Workshop, 0 Pages, 1996/00
Nagra/PNC 共同研究では,現在,グリムゼル岩盤研究所において結晶質岩中の単一割れ目を対象とした(放射性核種の遅延評価プロジェクト(RRP))を実施している.RRPは,放射性核種の遅延に関して,単一割れ目とその近傍における1)放射性核種の収着サイトを三次元的に同定すること,2)マトリックス拡散の場となる空げき構造の連結度/屈曲度を三次元的に明らかにすることを目的としている.これらの目的のため,対象となる単一割れ目において放射性核種を注入した後,レジンを注入して固化させ,大規模な開削実施する.その後,取得した岩石試料を用いた岩石学的/化学的調査および調査結果の三次元グラフィック化を行う.このような試験サイトの直接的評価の手法を用いることにより,性能評価の重要課題である概念モデルの高度化/妥当性の確認に必要不可欠な,原位置における放射性核種の遅延に関する情報を取得することが可能となる
太田 久仁雄; Frieg, B.*; McKinl, I. G.*
Proceedings of Migration '97, ,
過去10年以上にわたり,放射性核種の移行に関するNagra/PNC共同研究をグリムゼル岩盤研究所において実施してきている.結晶質岩中の割れ目帯を対象とした非収着性収着性トレーサー試験では,概念モデルの構築,モデルの較正,検証を通じ,試験結果をよく予測できるモデルの開発を行ってきた.現在は高収着性トレーサーの注入後に同割れ目帯を固定,保存し,開削することにより,トレーサーの遅延を直接的かつ詳細に調査する原位置試験を実施中である.この試験により,割れ目帯における放射性核種の移行経路,遅延サイトが三次元的に明らかにされ,上記のモデルを用いて行った予測解析結果との比較により,モデルのより厳密な検証と妥当性の確認および同モデルの高度化が図られる.本発表では,これまでに得られた上記の成果について報告する.
大澤 英昭; 竹内 真司; 國丸 貴紀; 太田 久仁雄; Frieg, B.*
no journal, ,
水理試験で取得された結果(透水量係数やフローモデルなど)は地下水流動のモデル化や解析及び設計,安全評価に利用される。したがって、地下水流動モデル化,設計,安全評価の信頼性を担保するためには水理試験データの品質を確保することが必要である。このため、JAEAでは、水理試験データの取得からデータ解析に至る一連の水理試験に関する品質管理手法を構築し、それに基づきエキスパートシステムを作成した。