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中本 建志*; 大畠 洋克*; 荻津 透*; 木村 誠宏*; 槙田 康博*; 山本 明*; 出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 伊藤 久義
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 31, 2007/02
大強度陽子加速器施設(J-PARC)のニュートリノビームラインに設置される超伝導磁石システムにおいて電気絶縁材や構造材として使用される高分子材料について、曲げ強度や引き裂き強度等の機械特性に及ぼす低温(77K)における放射線照射の影響を調べ、耐放射線性を評価した。その結果、これらの高分子材料が低温で10MGy照射後も特性を維持しており、十分な耐放射線性を有することを実験的に確認することができた。
出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 伊藤 久義; 中本 建志*; 荻津 透*; 大畠 洋克*; 木村 誠宏*; 槙田 康博*; 山本 明*
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 32, 2007/02
大強度陽子加速器施設(J-PARC)のニュートリノビームラインに設置される超伝導磁石システムにおいて電気絶縁材や構造材として使用される高分子材料について、液体窒素温度(77K)での線照射によるガス発生挙動を調べた。その結果、発生するガスの90%以上が水素であること、発生する水素は超臨界ヘリウム精製機の運転にほとんど影響を及ぼさないことが明らかになった。
槙田 康博*; 大畠 洋克*; 岡村 崇弘*; 荻津 透*; 中本 建志*; 木村 誠宏*; 出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 34, 2007/02
J-PARCニュートリノビームラインでは超伝導マグネットが積算で最大1MGyの放射線に曝されることが予測されている。マグネットと同様クライオスタットも耐放射線性を有しておかなければならず、1MGyを目標にクライオスタット部品の選定や機器開発を進めている。材料選定やポジショナ分離など対策を施した自動弁及び安全弁に関して、線照射下での動作試験を行い、これらの自動弁及び安全弁は1MGy以上の耐放射線性を有することを明らかにした。
出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 伊藤 久義; 中本 建志*; 荻津 透*; 大畠 洋克*; 木村 誠宏*; 槙田 康博*; 山本 明*
no journal, ,
J-PARCニュートリノビームラインに設置される超伝導磁石システムにおいて電気絶縁材や構造材として使用される高分子材料について、77Kでの線照射によるガス発生挙動を調べた。その結果、発生するガスのほとんどは水素であること、発生する水素は超臨界ヘリウム精製機の運転にほとんど影響を及ぼさないこと、照射後室温での保持時間の増加とともにガス発生量が増加することが明らかになった。
出崎 亮; 中本 建志*; 荻津 透*; 大畠 洋克*; 木村 誠宏*; 槙田 康博*; 山本 明*; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 伊藤 久義
no journal, ,
J-PARCニュートリノ実験・50GeV-750kW陽子ビームライン用超伝導磁石に使用される高分子材料について、常温及び77Kにおいて線照射を行い、機械特性の変化を測定した。その結果、高分子材料は十分な耐放射線性を有しており、10年間の運転に相当する吸収線量においても、機械特性の劣化は無視できる程度であることがわかった。
出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 伊藤 久義; 中本 建志*; 荻津 透*; 大畠 洋克*; 木村 誠宏*; 槙田 康博*; 山本 明*
no journal, ,
大強度陽子加速器施設(J-PARC)のニュートリノビームラインに設置される超伝導磁石システムにおいて電気絶縁材や構造材として使用される高分子材料について、液体窒素温度(77K)での線照射によるガス発生挙動を調べた。その結果、発生するガスの90%以上が水素であること,発生する水素は超臨界ヘリウム精製機の運転にほとんど影響を及ぼさないことが明らかになった。
中本 建志*; 大畠 洋克*; 荻津 透*; 木村 誠宏*; 槙田 康博*; 山本 明*; 出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 伊藤 久義
no journal, ,
大強度陽子加速器施設(J-PARC)のニュートリノビームラインに設置される超伝導磁石システムにおいて電気絶縁材や構造材として使用される高分子材料について、曲げ強度や引き裂き強度等の機械特性に及ぼす低温(77K)における放射線照射の影響を調べ、耐放射線性を評価した。その結果、これらの高分子材料が低温で10MGy照射後も特性を維持しており、十分な耐放射線性を有することを実験的に確認することができた。
槙田 康博*; 大畠 洋克*; 岡村 崇弘*; 荻津 透*; 中本 建志*; 木村 誠宏*; 出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄
no journal, ,
J-PARCニュートリノビームラインでは超伝導マグネットが積算で最大1MGyの放射線にさらされることが予測されている。マグネットと同様クライオスタットも耐放射線性を有しておかなければならず、1MGyを目標にクライオスタット部品の選定や機器開発を進めている。材料選定やポジショナ分離など対策を施した自動弁及び安全弁に関して、線照射下での動作試験を行い、これらの自動弁及び安全弁は1MGy以上の耐放射線性を有することを明らかにした。
出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 竹田 修; 伊藤 久義; 草野 譲一
no journal, ,
J-PARCの加速器トンネル内に設置される装置・機器はビームロスによる中性子,線の放射線場に曝されるため、耐放射線性を要求される。J-PARC加速器トンネル内は通常の防火区画の設定が困難であるため、電力ケーブルにはノンハロゲン高難燃ケーブルが使用される予定であるが、これまで高難燃ケーブルの耐放射線性について報告された例はほとんどない。ケーブル材料の燃焼特性と熱分解挙動の間には密接な関係があることから、本研究では、高難燃ケーブル材料の熱分解挙動に及ぼす放射線照射の影響について調べた。その結果、放射線照射により、シース材の熱分解開始温度が低温側にシフトすること,難燃剤からの脱水温度域が高温側にシフトすることが明らかになった。
出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 大島 武; 小泉 徳潔; 杉本 誠; 奥野 清
no journal, ,
国際熱核融合実験炉(ITER)の超伝導コイル絶縁材料には、ガラスクロス/ポリイミドフィルム/エポキシ樹脂の積層材料が使用される。この材料は4Kの極低温において10MGyの放射線照射を受けると想定されているため、この材料の耐放射線性を評価することが安全上不可欠である。本研究では、できる限り実環境を模擬する観点から、77Kでの線照射を行い、発生するガスを分析した。また、エポキシ樹脂の成分の違いによるガス発生挙動の違いについて検討した。その結果、エポキシ樹脂から放射線照射によって発生するガスは水素,一酸化炭素,二酸化炭素が主成分であること、シアネートエステルを含むエポキシ樹脂はテトラグリシジル-ジアミノフェニルメタン(TGDDM)を含むエポキシ樹脂と比較して、ガス発生量が約40%少ないことが明らかになった。
武田 信和; 角舘 聡; 小宅 希育; 中平 昌隆; 柴沼 清; 出崎 亮; 後閑 麻代*; 森下 憲雄; 馬場 信次*; 岡本 弘樹*; et al.
no journal, ,
今年中にも建設が開始される国際核融合実験炉(ITER)では、DT反応の結果生じる中性子が構造材を放射化するため、真空容器内機器の保守交換作業は遠隔機器によって行う必要がある。保守時の線平均線量率は0.5kGy/hであり、例えば3か月の保守作業を行った場合、総吸収線量は1MGyとなる。ITER遠隔機器に用いる部品・材料の開発及び照射試験はこれまでにも実施されてきたが、本研究では歪みゲージ等に用いる計装アンプ・オペアンプについて、使用可能な品種を検討するために照射試験を実施し、その耐放射線性を調査した。1kGy程度の耐放射線性が保証されているオペアンプも含め、現在市販されているアンプ類を対象とし、現在までに0.4MGy近辺まで照射を行った。今回の試験により、耐放射線性オペアンプHS1-5104ARH-Qについては、保証値である1kGyを超えて0.4MGy近辺までの使用が見込めることが明らかとなった。また、通常仕様オペアンプについても、より高頻度の交換を前提とすれば使用可能であることが明らかとなった。今後は、寿命を見極めるためにより高線量までの照射を行うとともに、実機における回路と同様のものに組み込んだ状態での照射試験等を予定している。