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比嘉 野乃花*; 伊藤 孝; 與儀 護*; 服部 泰佑; 酒井 宏典; 神戸 振作; Guguchia, Z.*; 髭本 亘; 中島 美帆*; 本間 佳哉*; et al.
Physical Review B, 104(4), p.045145_1 - 045145_7, 2021/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Materials Science, Multidisciplinary)We report the results of SR and Si NMR measurements carried out on the cubic chiral magnet EuPtSi. Our zero-field SR experiments revealed the development of critical slowing down of Eu spin fluctuations over a relatively wide critical region above . We also found from Si NMR that the spin fluctuations are strongly suppressed by magnetic field in the paramagnetic state above 20K. These characteristic spin dynamics observed over a wide region of temperature and magnetic field suggest the presence of magnetic frustration in the spin system. Such frustration would underlie the mechanism stabilizing the short-period skyrmion lattice observed in this compound.
Lessux, G. G.*; 酒井 宏典; 服部 泰佑*; 徳永 陽; 神戸 振作; Kuhns, P. L.*; Reyes, A. P.*; Thompson, J. D.*; Pagliuso, P. G.*; Urbano, R. R.*
Physical Review B, 101(16), p.165111_1 - 165111_6, 2020/04
被引用回数:7 パーセンタイル:44.34(Materials Science, Multidisciplinary)近藤格子典型物質であるCeRhInは、=31Tの外部磁場によってフェルミ面再構成を起こし、反強磁性相内において電気伝導性が顕著な面内異方性を示すことが知られている。ゼロ磁場の反強磁性秩序状態はよく理解されているが、の強磁場によって、どのような電子状態が微視的に現れるのかは不明のままであった。=31Tの強磁場下において、核磁気共鳴(NMR)法によって、Inサイトのナイトシフトが変化することを見出した。また、結晶電場の磁場依存性について計算を行い、が、4f電子軌道が交差する特徴的な磁場であることを示した。
徳永 陽; 青木 大*; Mayaffre, H.*; Krmer, S.*; Julien, M.-H.*; Berthier, C.*; Horvati, M.*; 酒井 宏典; 神戸 振作; 服部 泰佑; et al.
JPS Conference Proceedings (Internet), 30, p.011037_1 - 011037_6, 2020/03
ウランを含む遍歴強磁性超伝導体では強磁性と超伝導がミクロに共存する。このことは強磁性揺らぎを媒介としたスピン三重項超伝導の存在を直感的に示唆している。またURhGeでは結晶のb軸に磁場をかけていくと、一度壊された超伝導が再び出現する(磁場誘起超伝導)。このようなウラン系遍歴強磁性超伝導体の特性は、磁気揺らぎによる超伝導のメカニズムを実験的に検証する格好の舞台を与えている。講演では単結晶試料において行ったNMR緩和率の磁場角度依存性の結果について報告し、遍歴磁性超伝導体URhGeの磁気揺らぎと超伝導の関係について、UCoGeとの比較をしながら議論する。
徳永 陽; 酒井 宏典; 神戸 振作; 服部 泰佑; 比嘉 野乃花; 仲嶺 元輝*; 北川 俊作*; 石田 憲二*; 仲村 愛*; 清水 悠晴*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 88(7), p.073701_1 - 073701_4, 2019/07
被引用回数:58 パーセンタイル:94.69(Physics, Multidisciplinary)最近新たに発見された重い電子系超伝導体UTeのTe-NMRによる研究について報告する。単結晶試料を用いTe-NMRのKnight shift およびスピン-格子緩和率の測定を行なった。その結果、20K以上の常磁性相において静的および動的帯磁率のどちらもが弱いIsing型の異方性を持つことを確認した。一方、20K以下の低温ではa軸方向に磁場をかけた場合にスピン-スピン緩和率の強い発散が見られることがわかった。このことは低温でa軸方向に強い縦型のスピン揺らぎが発達していることを示唆している。
徳永 陽; Orlova, A.*; Bruyant, N.*; 青木 大*; Mayaffre, H.*; Krmer, S.*; Julien, M.-H.*; Berthier, C.*; Horvati, M.*; 比嘉 野乃花; et al.
Physical Review B, 99(8), p.085142_1 - 085142_5, 2019/02
被引用回数:6 パーセンタイル:27.67(Materials Science, Multidisciplinary)CeInは正方晶の結晶構造を持ち、圧力下で反強磁性秩序が抑えられ、同時にその近傍で超伝導が出現する代表的な重い電子系超伝導体の一つである。本研究ではパルス強磁場NMRを用いて、強磁場下で出現する磁場誘起量子臨界点近傍の電子状態の微視的研究を行った。その結果、45テスラ以上の磁場領域においても基本的な磁気構造には変化がないことが微視的観点から初めて確認された。
酒井 宏典; 服部 泰佑; 徳永 陽; 神戸 振作; 植田 浩明*; 谷奥 泰明*; 道岡 千城*; 吉村 一良*; 高尾 健太*; 下田 愛子*; et al.
Physical Review B, 98(6), p.064403_1 - 064403_10, 2018/08
被引用回数:10 パーセンタイル:45.99(Materials Science, Multidisciplinary)La, Coを共置換した六方晶SrフェライトにおけるCo置換子の占有サイトと価数、スピン状態をFeとCo核磁気共鳴(NMR)法によって調べた。単結晶、多結晶試料のゼロ磁場、外部磁場NMRを測定した。フェリ磁性体M型Srフェライトには、上向きスピンをもつ, , ,の3つのFeサイトと 下向きスピンの, の2つのFeサイトがある。NMRスペクトルの比較の結果、LaとCoの電荷補償が効いて、大部分のCoがサイトに入っていて、未消失の小さな軌道磁気モーメントを有している一方、残りの少量Coイオンは、大きな起動磁気モーメントを有し、, , の八面体サイトに分布していると考えられる。
徳永 陽; 仲村 愛*; 青木 大*; 清水 悠晴*; 本間 佳哉*; 本多 史憲*; 酒井 宏典; 服部 泰佑; 神戸 振作
Physical Review B, 98(1), p.014425_1 - 014425_5, 2018/07
被引用回数:2 パーセンタイル:10.36(Materials Science, Multidisciplinary)UPtGeはUCoGeおよびURhGeと類似の結晶構造を持ち、ウラン系では唯一、サイクロイド型の特異な磁気秩序を示す。さらに強磁場磁化過程において多段の磁化異常が存在することが最近報告されている。磁気転移温度は50Kで、秩序したウランの磁気モーメントの大きさも大きく、UCoGeやURhGeよりも、ウランの5f電子はより局在的な性質を持っていると考えられる。一方、超伝導は今のところ見つかっていない。本研究では、UPtGeの単結晶を用いて角度方向分解Pt-NMR実験を行った。その結果、この系の磁気ゆらぎが得意な容易面XY型の異方性を持つことが明らかになった。これは強磁性超伝導体UCoGeやURhGeのIsing型の磁気揺らぎと大きく異なっている。
神戸 振作; 徳永 陽; 酒井 宏典; 服部 泰佑; 比嘉 野乃花; 松田 達磨*; 芳賀 芳範; Walstedt, R. E.*; 播磨 尚朝*
Physical Review B, 97(23), p.235142_1 - 235142_10, 2018/06
被引用回数:21 パーセンタイル:68.8(Materials Science, Multidisciplinary)We report Si and Ru NMR measurements on high-quality, single-crystal URuSi samples with a residual resistivity ratio RRR70. Our results show that the Si and Ru sites exhibit 4-fold electronic symmetry around the -axis in the hidden-order state. A previously observed 2-fold contribution of Si NMR linewidth is concluded to be due to extrinsic magnetic centers. Since the U and Si sites are aligned along the -axis, we conclude further that the electronic state shows 4-fold symmetry around the U site below the hidden-order transition. From this observed local symmetry, possible space groups for the hidden-order state are or , based on group theoretical considerations. Since the order vector is considered to be , the hidden-order state is then found to be with rank 5 odd-parity, i.e. electric dotriacontapolar order.
神戸 振作; 服部 泰佑; 徳永 陽; 酒井 宏典; 松田 達磨*; 芳賀 芳範; Walstedt, R. E.*
Journal of Physics; Conference Series, 969(1), p.012033_1 - 012033_6, 2018/03
被引用回数:1 パーセンタイル:52.81(Physics, Applied)NMR核であるSi同位体を52%濃縮した高品質のURuSiを作成した。Si同位体の自然存在比は、4%程度なので、この濃縮により測定積算時間を100分の1程度に短縮できる。この単結晶試料を用いた隠れた秩序相のSi-NMR線幅の結果は、既に報告した。今回は、この線幅の磁場、温度、角度依存に関するより詳細な解析について報告する。RKKYモデルによる2回対称の磁化率の分布の可能性に関しても議論する。
服部 泰佑; 酒井 宏典; 徳永 陽; 神戸 振作; 松田 達磨*; 芳賀 芳範
Physical Review Letters, 120(2), p.027001_1 - 027001_5, 2018/01
被引用回数:12 パーセンタイル:64.96(Physics, Multidisciplinary)In order to identify the spin contribution to superconducting pairing compatible with the so-called "hidden order", Si nuclear magnetic resonance measurements have been performed using a high-quality single crystal of URuSi. A clear reduction of the Si Knight shift in the superconducting state has been observed under magnetic field applied along the crystalline axis, corresponding to the magnetic easy axis. These results provide direct evidence for the formation of spin-singlet Cooper pairs. Consequently, results indicating a very tiny change of in-plane Knight shift reported previously demonstrate extreme uniaxial anisotropy for the spin susceptibility in the hidden order state.
酒井 宏典; 服部 泰佑; 徳永 陽; 神戸 振作; Ghimire, N. J.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
Journal of Physics; Conference Series, 868(1), p.012012_1 - 012012_5, 2017/07
被引用回数:1 パーセンタイル:49.63(Physics, Applied)単結晶CeRhAlSiにおいて、Al核磁気共鳴(NMR)実験を行った。常磁性状態において、ナイトシフト、四重極周波数、電場勾配の非対称パラメータを求め、超微細結合定数も決定した。緩和率は、高温において4電子が局在していることを示唆しており、低温NMRスペクトル解析から、この系の反強磁性磁気構造について議論する。
神戸 振作; 徳永 陽; 酒井 宏典; 服部 泰佑; Walstedt, R. E.*
Journal of Physics; Conference Series, 868(1), p.012003_1 - 012003_7, 2017/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0.04(Physics, Applied)URuSiの隠れた秩序状態では、4回対称性が弱く破れて2回対称性が現れることが、いままでのSi NMRの結果から示唆されている。Si NMRの線幅の詳細な解析から、非常に良い単結晶でも2回対称性の分布があることがわかった。この分布の原因について議論する。
神戸 振作; 酒井 宏典; 徳永 陽; 服部 泰佑; Lapertot, G.*; 松田 達磨*; Knebel, G.*; Flouquet, J.*; Walstedt, R. E.*
Physical Review B, 95(19), p.195121_1 - 195121_8, 2017/05
被引用回数:3 パーセンタイル:17.1(Materials Science, Multidisciplinary)YbRhSiの単結晶について、Si核スピンエコー振動と減衰を測定した。これらの量は、300Kから20Kまで温度依存がないが、温度依存が20K以下であることを示している。これらの振動と減衰は、最近傍Si核間のRuderman-Kittelおよび擬似双極子相互作用によるものである。したがって、フェルミ準位近傍の電子状態は、20K以下で変化していることが結論できる。低温におけるフェルミ面の可能な改変について議論する。
服部 泰佑; 酒井 宏典; 徳永 陽; 神戸 振作; 松田 達磨*; 芳賀 芳範
Journal of the Physical Society of Japan, 85(7), p.073711_1 - 073711_4, 2016/07
被引用回数:7 パーセンタイル:48.94(Physics, Multidisciplinary)Si同位体を高濃度に濃縮した超純良単結晶URuSiを用いた面内ナイトシフトの測定を行った。ウラン化合物URuSiは、遍歴多極子秩序と期待される新奇な電子状態を示すことで知られているが、それと共存する超伝導については未だ不明な点が多い。非常に狭い線幅を持つSi NMRスペクトルにより達成された高解像度のナイトシフト測定は、超伝導転移に伴う面内スピン磁化率の変化が、理論的に予想されていたものよりはるかに小さいことを明らにした。本成果は新奇な電子状態における特異な超伝導状態について手がかりを与えるものである。
徳永 陽; 青木 大*; Mayaffre, H.*; Krmer, S.*; Julien, M.-H.*; Berthier, C.*; Horvati, M.*; 酒井 宏典; 服部 泰佑; 神戸 振作; et al.
Physical Review B, 93(20), p.201112_1 - 201112_5, 2016/05
被引用回数:14 パーセンタイル:54.92(Materials Science, Multidisciplinary)強磁性超伝導体URhGeでは磁場を()面内に印可した場合に上部臨界磁場が大きく増大することが知られていた。本研究では10%のCoを置換したURhGeにおいて30Tまでの強磁場下でNMR実験を行い、このような超伝導の特異な振る舞いが三重臨界点近傍の磁気揺らぎの強い異方性に起因していることを明らかにした。すなわちこの臨界揺らぎはc軸方向に磁場をかけた場合には急激に抑制されるが、a軸方向の磁場成分にはまったく影響を受けない。このような超伝導と揺らぎの強い相関は量子臨界揺らぎによる超伝導の機構を実験的に強く支持するものである。
徳永 陽; 青木 大*; Mayaffre, H.*; Krmer, S.*; Julien, M.-H.*; Berthier, C.*; Horvati, M.*; 酒井 宏典; 神戸 振作; 服部 泰佑; et al.
Journal of Physics; Conference Series, 683(1), p.012010_1 - 012010_6, 2016/02
被引用回数:0 パーセンタイル:0.03(Materials Science, Multidisciplinary)本研究ではウラン化合物の強磁性超伝導で見つかった磁場誘起超伝導の発現機構の解明を行っている。これらの超伝導体では同じウランの遍歴5f電子が強磁性と超伝導を同時に担い、さらに磁場によって誘起される新しい超伝導相が存在する(磁場誘起超伝導相)。このことは強磁性揺らぎを媒介とした非BCS型の超伝導機構の存在を直感的に示唆している。さらにURhGeではこのような特異な超伝導はこれまでウラン化合物でしか発見されていない。現在、我々はCoをわずかにドープしたURhGe単結晶においてCo-NMR研究を行っている。今回はGrenoble強磁場研究所で行ったNMR実験の結果についても報告し、この系における磁場誘起超伝導現象の起源について議論する。
神戸 振作; 酒井 宏典; 徳永 陽; 服部 泰佑; Lapertot, G.*; 松田 達磨*; Knebel, G.*; Flouquet, J.*; Walstedt, R. E.*
Journal of Physics; Conference Series, 683(1), p.012006_1 - 012006_7, 2016/02
被引用回数:1 パーセンタイル:55.51(Materials Science, Multidisciplinary)単結晶試料YbRhSiの核磁気共鳴(NMR)のスピン-格子緩和時間()の測定によって、量子臨界相転移の近傍の磁気励起を調べ、量子臨界相転移の近くではフェルミと非フェルミ状態の共存状態であることを明らかにした。このようなまだらな電子状態の起源を議論する。
酒井 宏典; 服部 泰佑; 徳永 陽; 神戸 振作; Ghimire, N. J.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*
Physical Review B, 93(1), p.014402_1 - 014402_9, 2016/01
被引用回数:2 パーセンタイル:10.64(Materials Science, Multidisciplinary)反強磁性近藤格子系CeRhAlSiの単結晶を用いて、Al核核磁気共鳴(NMR)実験を行った。この化合物は、ゼロ磁場で=14 Kと=9 Kで反強磁性転移をする。常磁性状態において、斜方対称をもつAlサイトのナイトシフト、四重極周波数、非対称パラメーターを決定した。移行超微細結合定数も決定した。以下の反強磁性秩序が格子整合していること、以上、以下の反強磁性は非整合であることを示した。スピン格子緩和率の温度依存性から、以上で、4f電子が局在的になっていることも示した。
徳永 陽; 青木 大*; Mayaffre, H.*; Krmer, S.*; Julien, M.-H.*; Berthier, C.*; Horvati, M.*; 服部 泰佑; 酒井 宏典; 神戸 振作; et al.
no journal, ,
ウラン系遍歴強磁性超伝導体UGe, URhGe, UCoGeでは同じウランの5f電子が強磁性と超伝導を同時に担っており、このことは強磁性揺らぎを媒介とした非BCS型の超伝導機構の存在を直感的に示唆している。我々はこの強磁性超伝導のスピン揺らぎと超伝導の関係を明らかにするため、Coを10%置換したURhGe単結晶においてCo-NMR研究を行っている。今回の講演では、最近行った低磁場領域でのCo-NMRの結果をもとに、UCoGeとの比較を行い、この系全体の磁気揺らぎと超伝導の関係について議論する予定である。
服部 泰佑; 酒井 宏典; 徳永 陽; 神戸 振作; 芳賀 芳範
no journal, ,
近年、URuSiの「隠れた秩序」相において、自発的に対称性を破る電子ネマティック秩序の実現が期待されている。一方、「隠れた秩序」下で生じる本系の超伝導は、時間反転対称性を破るカイラル超伝導であることが期待されている。ネマティック秩序下でカイラル超伝導が生じる際、特異な超伝導状態の出現が期待されており、その詳細に興味が持たれている。そこで、同位体Siを濃縮した高純度単結晶URuSi試料において、Si核の核磁気共鳴を行った。その結果について報告する。