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常盤 哲也; 浅森 浩一; 平賀 正人*; 山田 治; 森谷 祐一*; 堀田 光*; 北村 至*; 横田 秀晴
Proceedings of 13th International Conference on Environmental Remediation and Radioactive Waste Management (ICEM 2010) (CD-ROM), p.117 - 122, 2010/10
地質環境の長期安定性を考えるうえで、地震・断層活動の特性を理解することが重要である。幌延地域は、北海道北部において地殻変動が活発な地域の一つと考えられている。そこで本研究では、北海道北部幌延地域における震源分布と地質構造の関係について検討を行った。震源分布の推定にあたっては、マルチプレット・クラスタリング解析手法を用いた。地震データは、2003年9月1日から2007年9月30日に観測された421イベントのデータを用いた。一方、地質構造は、反射法地震探査結果を用いたバランス断面図をもとに、三次元地質構造モデルを構築した。両者を比較した結果、深度の違いはあるが、震源は西から東に向かって深くなっていく分布や北北西-南南東方向に分布する傾向は、断層などの地質構造の形態の傾向と似通っていることがわかった。このことから、震源分布と地質構造とは相関関係があり、両者を比較することで、活動域の特定に関して有益な情報を得ることができると考えられる。
佐野 満昭; 石井 英一; 新沼 寛明; 藤川 大輔; 真田 祐幸; 平賀 正人; 津坂 仁和; 山崎 雅直*
JAEA-Data/Code 2009-015, 142 Pages, 2009/11
幌延深地層研究計画では、第2段階の調査研究として、換気立坑,東立坑及び140m, 250m水平坑道の掘削を進めている。本調査研究では、切羽や後続施工箇所の設計・施工にフィードバックする情報化施工プログラムを実施しており、毎掘削断面において、岩相及び割れ目などの壁面観察や、簡易弾性波探査・シュミットハンマー反発度試験・エコーチップ硬さ試験及び点載荷試験等の原位置試験を行い、特定断面では地中変位測定・ロックボルト軸力測定・吹付けコンクリート応力測定及び覆工コンクリート応力測定等のデータを取得している。また、第1段階で実施した地下施設の坑道掘削に伴う湧水量の予測解析結果の妥当性を確認することを目的とし、掘削工事の進行に伴う湧水量や水質の変化に関するデータを取得した。本報告書は、2008年度(平成20年度)に実施した換気立坑(GL-161mから-250mまで),東立坑(GL-110mから-140mまで)並びに140m水平坑道で得られた調査・計測データを取りまとめたものである。
大澤 英昭; 太田 久仁雄; 濱 克宏; 澤田 淳; 竹内 真司; 天野 健治; 三枝 博光; 松岡 稔幸; 宮本 哲雄; 豊田 岳司; et al.
JAEA-Research 2008-085, 742 Pages, 2008/11
本報告書は、経済産業省資源エネルギー庁から受託した平成19年度地層処分技術調査等委託費(地層処分共通技術調査:地質環境総合評価技術高度化開発)の平成19年度の成果を示すものである。
山崎 雅直; 舟木 泰智; 山口 雄大*; 新沼 寛明; 藤川 大輔; 真田 祐幸; 平賀 正人; 津坂 仁和
JAEA-Data/Code 2008-023, 136 Pages, 2008/11
本データ集は、(1)幌延深地層研究計画における地下施設建設時に取得した調査・計測データの共有化並びに逸散防止を図ること,(2)当該切羽や後続施工箇所の設計・施工にフィードバックする情報化施工プログラムを実施していくための基礎データとすることを目的として、2007年度(平成19年度)に実施した地下施設建設時の調査結果を取りまとめたものである。
平賀 正人; 石井 英一
JAEA-Data/Code 2007-022, 100 Pages, 2008/02
地層処分研究開発部門幌延深地層研究ユニット堆積岩地質環境研究グループでは、幌延深地層研究計画の第1段階において、研究所設置地区周辺の岩石の鉱物学的・地球化学的特徴及び地表付近のガス組成を把握するため、幌延町北進地区及び上幌延地区において、以下の3種類の分析を実施した。(1)ボーリングコアの鉱物組成分析,(2)ボーリングコアの全岩化学組成分析,(3)地表ガスの化学組成分析。本資料は、上記分析結果についてまとめたものである。
國丸 貴紀; 山中 義彰; 太田 久仁雄; 新里 忠史; 浅森 浩一; 平賀 正人; 松岡 稔幸
no journal, ,
本研究では、幌延の沿岸域にかかわる既存情報の収集から、その解釈と地質構造のモデル化を経て、課題解決案を提示するまでの作業及び幌延の沿岸域における調査計画の立案とその支援を行った。その結果を踏まえ、既存の技術やノウハウなどの沿岸域への適用性の確認及び仮の知識としてのノウハウや判断根拠などの抽出・整理について、沿岸域を対象とした地上からの物理探査を例に報告する。
石井 英一; 舟木 泰智; 平賀 正人
no journal, ,
幌延深地層研究センターは地質環境調査評価技術の研究開発の一環として幌延地域の堆積岩を対象に地表地質調査,地上物理探査やボーリング調査を実施してきた。その結果、研究所設置地区及びその周辺に分布する大曲断層の三次元分布や同断層近傍の地質構造発達史、また、岩盤中に分布する割れ目の性状などについて概要を理解することができ、その情報に基づいて地質構造モデルを構築することができた。本発表では統合化データフローを用いてこれらの調査研究の流れやその成果の概要を報告する。
山中 義彰; 平賀 正人; 浅森 浩一
no journal, ,
幌延町の沿岸域を対象として、地質環境調査・評価技術の体系化を目的として実施している沿岸域プロジェクトを紹介する。
石井 英一; 平賀 正人; 藪内 聡; 横田 秀晴; 古澤 明*
no journal, ,
割れ目が地下水の主要な水みちとなっているような堆積岩中において、ボーリング調査で確認された高透水部がその周囲でどのような方向に連続しているのかをそのデータのみから直ちに判断することは難しい。しかしながら、対象とする堆積岩の岩相・岩質とともに同岩石中に発達する断層や節理の全体的な形成過程が把握できれば、高透水部の連続方向を予測できる可能性があり、それはより詳細な地下水流動解析のための地質構造モデルの構築に繋がる。そこで本研究では堆積岩中における透水部の連続方向に関する検討として、まず堆積岩中における高透水部の連続方向と断層や節理の形成過程の関係にかかわる既存の知見を文献調査し、そのうえで幌延地域に分布する新第三紀の層状構造に乏しい珪質泥岩からなる稚内層を事例に同層中に発達する断層と節理の形成過程を露頭観察とコア観察から明らかにした。次いでそこから推定される稚内層中の高透水部の連続方向を、近接し合う複数のボーリング孔のデータ(コア観察結果/流体電気伝導度検層結果/現位置透水試験結果/水圧モニタリング結果)と地下坑道の壁面観察の結果から検証した。
平賀 正人; 石井 英一; 新沼 寛明
no journal, ,
地下施設建設時の調査研究段階(第2段階)では、地上からの調査研究段階(第1段階)で構築した地下施設周辺の地質構造モデルの妥当性確認と更新を目的として、坑道内における壁面の地質観察などにより地層の分布や割れ目の連続性・連結性及び発達様式を三次元的に把握することとしている。本報告では、現在掘削している声問層中の詳細な割れ目の三次元分布について、三次元可視化ソフトを用いた解析のプロセスと、その結果の一例を紹介する。三次元可視化ソフトを用いた地質データの表示は、個々のデータの位置関係の把握を容易にするため、割れ目の連続性・連結性及び発達様式の解釈を容易にすることを確認した。今後も掘削の進捗に応じて地質データの入力を継続するとともに、湾曲面に対するスケッチ画像貼付の高精度化など、三次元可視化ソフトを用いた解析の高度化・効率化を図る。
前川 恵輔; 三枝 博光; 平賀 正人; 常盤 哲也; 小坂 寛
no journal, ,
我が国の多様な地質環境への対応を想定した地層処分システムの設計,安全評価を行ううえで、地下水流動評価に関する知見の拡充が必要となっていることを踏まえ、幌延地域の沿岸域を事例として、汎用的なモデル化・解析手法により、文献等既存情報に基づき地下水流動の現況を概括的に把握し、その作業の過程における判断根拠等の情報を整理した。本件を通じて、沿岸域を対象とした場合の地下水流動評価の流れや考え方,留意点などを示した。この成果は、今後の幌延地域の沿岸域での調査研究計画の立案における基礎的な情報とするとともに、処分事業などにおける調査・評価の検討に資する情報として提示する。
藪内 聡; 國丸 貴紀; 横田 秀晴; 山本 陽一; 前川 恵輔; 石井 英一; 平賀 正人
no journal, ,
幌延深地層研究計画では、ボーリング孔を用いた地下水の長期モニタリングにより、地下施設の建設(坑道掘削)が地下水の水圧に与える影響を把握するための研究を行っている。換気立坑では掘削が稚内層浅部の高透水性ゾーンに達した時点から湧水量の増加が確認された。さらに、この影響と考えられる地下水の水圧低下が立坑近傍のモニタリング孔で確認され、この高透水性ゾーンは立坑周辺の数100mの範囲に連続性をもって分布していると考えられる。一方、研究所設置地区周辺を対象として水理地質構造モデルを構築し、立坑の掘削に伴う立坑への湧水量変化などの予測解析を行っている。稚内層中の高透水性割れ目の分布を確率論で与えた複数のモデルによる予測解析結果を検討したところ、湧水量やその経時変化は坑道と交差する高透水性割れ目の数や深度によって大きく変動することがわかった。坑道掘削時に得られる坑道壁面などで観察される割れ目分布などの情報を反映することにより、湧水量や水圧などの実際の観測結果をより整合的に説明できる可能性があると考えられる。