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論文

Relaxation times of radicals induced in irradiated foods using pulse-ESR and CW-ESR

岸田 敬吾*; 川村 翔栄*; 菊地 正博; 中村 秀夫*; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

JAEA-Review 2013-059, JAEA Takasaki Annual Report 2012, P. 86, 2014/03

Using pulse-ESR and CW-ESR, we attempted the measurement of relaxation times (T$$_{1}$$, T$$_{2}$$) of radicals induced in irradiated foods. The specimens were black pepper and hard wheat flour. We succeeded in measurement of the field swept echo signal of irradiated specimen and in direct analysis of relaxation times (T$$_{1}$$, T$$_{2}$$). T$$_{1}$$ of irradiated black pepper was 33 $$mu$$s, and T$$_{1}$$ of irradiated hard wheat flour was 21 $$mu$$s. T$$_{2}$$ of irradiated black pepper was 420 ns, and T$$_{2}$$ of irradiated hard wheat flour was 260 ns. We also succeeded in measurement of the signal of irradiated specimens by CW-ESR. We detected the strong singlet signal from irradiated pepper, and the broad complicated signal from irradiated hard wheat flour. It suggested that the radiation-induced radicals of these two specimens are different.

論文

ESRスピントラップ法による放射線照射漢方エキス剤のラジカル捕捉活性評価

太多 由依*; 川村 翔栄*; 菊地 正博; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*; 中村 秀夫*

Radioisotopes, 63(3), p.119 - 129, 2014/03

100kGy放射線照射及び未照射のそれぞれ13種類の漢方エキス剤を用い、新規ラジカル試薬CYPMPOを用いたESRスピントラップ法によりラジカル捕捉活性を計測した。複数のエキス剤でアルコキシラジカルやヒドロキシラジカルに対する高いラジカル捕捉活性を確認した。100kGy放射線照射により、いくつかの漢方エキス剤のラジカル捕捉活性が変化した。ESRスピントラップ法を用いて、放射線照射による漢方エキス剤のラジカル捕捉活性への影響を評価できた。

論文

放射線照射食品に誘導されるラジカルのPulse-ESRとCW-ESRによる緩和時間の検討

岸田 敬吾*; 川村 翔栄*; 亀谷 宏美*; 中村 秀夫*; 菊地 正博; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

Radioisotopes, 63(3), p.131 - 137, 2014/03

放射線照射食品に誘導されるラジカルをPulse-ESRとCW-ESRで計測し、緩和時間(T$$_{1}$$, T$$_{2}$$)の計測を行った。緩和時間はPulse-ESRにより直接求めたが、CW-ESRでは計測した信号パラメーターより間接的に算出した。照射強力粉及び照射黒コショウのPulse-ESR信号の観測に成功した。照射食品のT$$_{1}$$, T$$_{2}$$はCW-ESR法により算出できるが、値が若干小さくなる傾向があることがわかった。これは食品中の含有する蛋白質のような成分によりESR信号が与える算出のためのパラメーターが影響を受けるからである。

論文

照射穀類粉に誘導されるラジカルのESRによる解析

川村 翔栄*; 岸田 敬吾*; 菊地 正博; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

食品照射, 48(1), p.3 - 10, 2013/09

ESRを用いて、$$gamma$$線及び電子線を照射した穀類粉(市販の小麦粉と米粉)を計測し、照射誘導ラジカルの飽和挙動およびラジカル減衰過程について解析した。$$g$$=2.0の位置に幅広のsinglet信号を観測した。この信号はsinglet信号とtriplet信号からなり、singlet信号は有機フリーラジカル由来の信号、triplet信号は$$^{14}$$N由来の信号であると推察された。$$gamma$$線または電子線照射処理された小麦や米の穀類粉のESRスペクトルには違いはなかった。照射により誘導されたESR信号強度は吸収線量の増加に伴い増加する傾向を示した。緩和時間は照射処理後、時間経過に伴い変化し、T$$_{1}$$は減少し、T$$_{2}$$は増加した。本研究では緩和時間はESR信号の飽和挙動から得られるパラメータを用いてLund法で算出したが、今後は、pulsed ESRで直接測定することが必要である。

論文

長期保存中の照射食品に誘導されるラジカルの減衰挙動の解析

岸田 敬吾*; 川村 翔栄*; 中村 秀夫*; 菊地 正博; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

食品照射, 48(1), p.11 - 18, 2013/09

照射処理により誘導されるラジカルをESR計測し、長期保存中の減衰挙動を解析した。試料は黒コショウ,コーヒー生豆,朝鮮人参,小麦粉(強力粉・薄力粉), 米粉(上新粉)を用いた。ESR測定により$$g$$=2.0に観測される信号は吸収線量の増加に伴い、信号強度が増していくことから照射誘導ラジカルと考えられた。照射処理後、長期に保存することによりESR信号強度は減衰し、ほぼ安定した。照射終了直後から約3時間までに急激な減衰(1st stage)と、その後の穏やかな減衰(2nd and 3rd stage)に分かれた。このラジカル減衰過程を、数種類存在するラジカルが同種のラジカルと反応して消滅する2次反応であると仮定した速度論的解析によると、この減衰は早い段階で消滅するラジカルと遅い速度で消滅するラジカルが少なくとも3種類以上存在する場合に実験結果とよく一致した。

論文

ESR studies on decay of radicals induced in irradiated foods

貝森 良彦; 坂本 侑輝*; 川村 翔栄*; 岸田 敬吾*; 菊地 正博; 中村 秀夫*; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

JAEA-Review 2012-046, JAEA Takasaki Annual Report 2011, P. 79, 2013/01

放射線照射によって誘起された食品中のラジカル減衰について電子スピン共鳴分光(ESR)法を用いて検討した。黒コショウ,コーヒー生豆及び朝鮮人参を試料としてコバルト60で50kGyまで照射した。放射線で誘起されたラジカルを1本線ESR信号として検出することに成功した。その信号強度は線量の増加に依存して増加した。照射後、信号強度は急速に減少した。減衰過程の分析によって2種類以上のラジカル種が照射食品に誘導されたことが示唆された。ラジカルは最初の数時間内で急速に減衰し、その後ゆっくり減衰した。ゆっくり減衰するラジカル成分の存在により、照射ラジカルが安定であることがわかった。照射食品検知のため、ESR法を使用することは非常に有用であると考えられる。

論文

照射処理により食品に誘導されるラジカルの解析

岸田 敬吾*; 貝森 良彦*; 川村 翔栄*; 坂本 侑輝*; 中村 秀夫*; 菊地 正博; 下山 雄平; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

食品照射, 47(1), p.1 - 5, 2012/09

$$gamma$$線照射した食品(黒胡椒,コーヒー生豆,朝鮮人参)のフリーラジカルを電子スピン共鳴法を用いて調べた。$$gamma$$線照射した食品のESRスペクトルはg=2.0を中心とした6本線とそれに重なる1本線とg=4.0の1本線から成っていた。有機フリーラジカル由来と考えられるg=2.0の1本線のピーク強度は線量依存性を示した。照射食品のラジカルの減衰挙動を経時的に解析すると、シグナル強度は照射3時間後まで早く減少し、それ以降はゆっくり減少した。反応速度論に基づくシミュレーション法を用いて減衰過程を解析すると、少なくとも2種類のラジカルが食品保存中に誘導されると考えられた。そこで、ラジカルの安定性や周辺環境を示す指標である緩和時間を用いてラジカル種の違いを検討した。長期保管中におけるラジカル緩和時間の変化を調べると、50kGy照射した黒胡椒でT$$_{1}$$は増加傾向、T$$_{2}$$は減少傾向があり、このことからもラジカル種の違いが示唆された。

口頭

$$gamma$$線や電子線照射により食品中に誘導されるラジカルの保存中の減衰

貝森 良彦*; 岸田 敬吾*; 川村 翔栄*; 中村 秀夫*; 菊地 正博; 鵜飼 光子*; 下山 雄平; 小林 泰彦

no journal, , 

照射食品のESR検知法では、照射後数日以上経過した比較的安定なラジカルを計測している。本研究では、$$gamma$$線又は電子線照射された乾燥食品のESR信号強度の減衰過程を反応速度論的に解析した。照射により生成したラジカルが消滅していく反応は二次反応であると考えられるので、簡単のため同種分子間で起こるとし、さらに照射により生成したラジカルが異なる反応速を持つ2種類であると仮定して計算を行った。その結果、反応速度論の理論式で表されるグラフは実験結果とよく一致した。電子線照射も$$gamma$$線と同様のラジカル減衰挙動であった。本研究により、有機フリーラジカル由来の信号について照射直後からのラジカル減衰挙動が明らかにされた。反応速度論に基づいて解析した結果、早い速度で消滅するラジカルと、遅い速度で消滅するラジカルの少なくとも2種類以上のラジカルの存在が示唆された。通常、照射食品検知法においては照射後数日以上経過した試料を用いているため、照射直後の急激な減衰挙動の影響は考えられない。

口頭

照射食品誘導ラジカルの緩和挙動

川村 翔栄*; 岸田 敬吾*; 亀谷 宏美*; 菊地 正博; 中村 秀夫*; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

no journal, , 

照射誘導ラジカルを直接計測できる電子スピン共鳴(ESR)法では、ラジカル種が異なる場合、ラジカルの緩和挙動が変化し緩和時間に違いが生じる。したがって、照射食品中のラジカルの緩和時間を求めることにより、ラジカルの性状を捉えることができる。本研究では照射小麦粉(強力粉)と照射黒コショウを試料とし、パルスESRを用いて緩和時間を計測した。同時に、連続波ESRによって算出される緩和時間も求め、両者を比較検討した。その結果、照射黒コショウと照射強力粉の磁場掃引エコースペクトルが観測でき、緩和時間も測定できた。しかし、Lund法を用いて連続波ESR測定から求めた緩和時間は、パルスESRで直接測定した値と必ずしも一致しないことがわかった。パルスESRを用いて計測した照射食品のラジカル緩和時間は、照射糖類のそれとほぼ等しく、炭素由来のラジカルに起因する可能性が示唆された。

口頭

電子線や$$gamma$$線を照射した食品に誘導されるラジカルの緩和時間による解析

岸田 敬吾*; 川村 翔栄*; 亀谷 宏美*; 菊地 正博; 中村 秀夫*; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

no journal, , 

電子スピン共鳴分光法(ESR)は、照射により食品に誘導されるラジカルをESR信号として直接測定できることから、照射食品検知法として大変有用である。従来、照射食品のESR計測は連続波ESR(CW-ESR)が用いられ、ラジカルの緩和時間(T$$_{1}$$,T$$_{2}$$)はLundらの解析ソフトを用いて間接的に算出している。この解析ソフトはsinglet信号から得られるパラメーターを用いているので、複雑な信号では厳密なパラメーターを得られないと予想される。Pulse-ESR計測を用いると緩和時間は直接求められるが、食品の分析例はほとんどない。そこで、本研究では照射食品のPulse-ESR計測を詳細に検討し、緩和時間を求めた。同時にCW-ESR計測を行い、ラジカルの緩和時間を算出し、得られた緩和時間を比較検討することにより、照射食品に誘導されるラジカルの解析を行った。Pulse-ESR測定において、照射黒コショウ及び照射強力粉でecho信号の観測に成功し緩和時間を求めることができた。黒コショウのCW-ESR測定による緩和時間の算出値はPulse-ESR測定で得られた値よりも低い傾向にあった。照射強力粉では、CW-ESR測定で算出された緩和時間はPulse-ESR測定で得られた値とほぼ等しくなった。

口頭

新規CYPMPO誘導体を用いたESRスピントラップ法による放射線及び未照射漢方エキス剤のラジカル捕捉活性評価

太多 由依*; 川村 翔栄*; 菊地 正博; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*; 中村 秀夫*

no journal, , 

ESRスピントラップ法によるラジカル捕捉活性評価に有用な新規スピントップ剤CYPMPOを開発した。さらにCYPMPO誘導体の一つで高い脂溶性もつDB-CYPを合成した。本研究では、ラジカル捕捉活性をもつ生薬の抽出物である漢方エキス剤を用い、CYPMPO及びDB-CYPをスピントラップ剤としアルコキシラジカル,ヒドロキシラジカル,ペルオキシラジカル捕捉活性の計測を放射線及び未照射試料で行いCYPMPO及びDB-CYPの有用性を検証した。DB-CYPを用いて未照射試料の各ラジカル種の捕捉活性を評価することができた。ラジカル捕捉活性は漢方エキス剤1gあたりの標準抗酸化物質相当量で示したが、CYPMPOとDB-CYPとでは異なった。DB-CYPは高い脂溶性をもつため、DB-CYPを用いることで、CYPMPO使用時のときとは異なる成分のラジカル捕捉活性を評価することができると考えられる。

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