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川崎 弘嗣; 安松 直人*; 久保田 貞衣*; 塩谷 洋樹; 小野 清
JAEA-Research 2006-001, 60 Pages, 2006/02
FBRサイクル研究開発を将来の実用化に向けて推進していくため、投資に対する便益を評価し、事業計画の妥当性を検討する一つの手段として、FBRサイクル研究開発投資効果の評価を実施した。FBRサイクルの研究開発投資効果を世界規模で評価(世界の評価ケース)するため、将来、世界のエネルギー需給シナリオにおいて原子力エネルギーが一定のシェアを持つことを前提に、そのシェアが徐々に軽水炉発電からFBR発電に置き換わっていくことを想定した。その場合、軽水炉がFBRにリプレースされたことにより得られる効果に加え、リプレースされない軽水炉発電部分にも天然ウラン燃料価格の上昇を抑制する効果が得られる。このような経済性向上効果を将来に渡って得られる効果額として試算するため、割引率を用いて現在価値換算して評価した。「世界の評価ケース」のリファレンスケースとして、例えば、FBRの導入時点を2050年として軽水炉と同等の発電コストを想定した場合は、ウラン燃料価格上昇に伴う発電コスト上昇を回避できることにより、約44兆円の効果が期待できるという試算結果を得た。全世界のFBRサイクル研究開発費(投資額)は、今後の国際共同開発による費用分担の程度にも依存するが、総額で数兆円と見込まれている。よって、FBRサイクルを実現することにより、研究投資を上回る経済効果が期待できるという試算結果が得られた。
塩谷 洋樹; 大滝 明; 小野 清; 平尾 和則; 加藤 篤志; 安松 直人*; 久保田 貞衣*
JNC TN9400 2004-052, 514 Pages, 2004/09
本報告書は、フェーズⅡの中間とりまとめ(平成13年度から15年度の3ヶ年を対象)における、FBRサイクル候補概念の多面的評価、導入シナリオ評価、投資対効果評価に関する手法の開発およびその評価結果について報告するものである。
小野 清; 久保田 貞衣*; 辺田 正則*; 塩谷 洋樹; 平尾 和則
JNC TN9400 2003-061, 135 Pages, 2003/07
本報告書は、平成13年度から14年度にかけて実施したFBRサイクルの導入シナリオ評価に関する成果について報告するものである。サイクル諸量の観点からのFBR導入シナリオの議論においては、従来からの資源有効利用、エネルギー・セキュリティの視点に加えて、環境負荷低減の視点の重要性も年々増している。このため本研究では、国内を対象に、従来の天然ウラン累積需要量などに加えて、使用済燃料貯蔵量、マイナーアクチニド(MA)貯蔵量、廃棄物発生量等のサイクル諸量についてワンススルー、プルサーマルおよび高速増殖炉サイクルの比較を行い、短期的視点からプルサーマルの必要性を検討するとともに、長期的視点からFBRの必要性を検討した。この結果、短期的な視点(今後2030年間)から見ると、プルサーマルの導入はFBR導入以前における使用済燃料貯蔵量の削減や天然ウラン累積需要量削減の効果があることが分かった。一方、長期的な視点(今後100200年間)から見ると、FBR導入は、ウラン資源有効利用やエネルギー・セキュリティ向上の効果のみならず、高レベル廃棄物(使用済燃料、ガラス固化体)発生量の低減、MA蓄積量の低減など環境負荷低減の観点からも大きな効果があることが明らかになった。
加藤 篤志; 向井田 恭子; 大滝 明; 塩谷 洋樹; 小野 清; 安松 直人*; 久保田 貞衣*
no journal, ,
炉及び燃料サイクルの各々のシステムから複数のFBRサイクル候補概念を構成し、実用化戦略調査研究フェーズ2最終評価における概念設計に基づき、経済性及び資源有効利用性の観点から開発目標の達成度を評価し、これらの評価視点における各候補概念の開発目標への達成度を定量的に明らかにした。
大滝 明; 小野 清; 久保田 貞衣*
no journal, ,
実用化戦略調査研究で検討されたFBRサイクル概念のうち多面的評価で総合的な目標適合度が高いとされた代表的な候補概念を対象として、軽水炉サイクルからFBRサイクルへの移行特性をシナリオ解析により評価した。
塩谷 洋樹; 辺田 正則*; 大滝 明; 久保田 貞衣*; 川崎 弘嗣; 小野 清
no journal, ,
FBRサイクルの実用化戦略調査研究において、現状のLWRサイクルからFBRサイクルに置換されるまでの時系列評価手法を開発している。時系列評価の役割や今後の展望について示し、環境負荷低減性の評価手法開発の状況と試算結果について報告する。