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松本 吉弘; 境 誠司; 圓谷 志郎; 永松 伸一*; 北條 育子*; 藤川 高志*; 島田 敏宏*; 楢本 洋*; 前田 佳均; 横山 利彦*
no journal, ,
2006年以降、われわれはC-Co化合物のマトリックス中にCo結晶粒が分散するC-Coグラニュラー薄膜で、巨大トンネル磁気抵抗(TMR)効果(R/R=1000%)が生じることを明らかにしてきた。最近の分光研究から、C-Co化合物中に存在する局在dスピンにより、C-Co化合物/Co結晶粒界面に高偏極スピン状態が誘起されることがTMR効果発現の原因と推測されている。したがって、C-Co薄膜で生じるスピン依存伝導機構を理解するには、C-Co化合物の電子/スピン状態を明らかにすることが極めて重要である。本研究では、組成比の異なるC-Co化合物(CCo, x5)について放射光による分光解析を行った。結果として、C-Co化合物中のCo原子は2価の低スピン状態(Co(II)LS, d)で、かつ同スピン間にxの値に応じて反強磁性的なスピン間相互作用が存在していること、一方でC-Co化合物中の局在dスピンとCo結晶粒との界面で強磁性的なスピン相互作用が生じていることが明らかとなった。
大川 清充*; 平塚 一; 鈴木 理恵*; 前田 育子*; 須永 静二*
no journal, ,
豚肉から発生するガスの経時変化と咀嚼香に関する官能評価試験を行った。試験は飼料用米を配合した代替飼料と配合飼料のみを給与した豚のロース部位を用いて、と畜後から30日間に同一豚肉から発生するガスを高感度ガス分析装置で測定した。検出された質量電荷比は時系列成分パターン類似解析を行い、グループ化及び類似成分の物質推定を行った。官能評価用の豚肉はと畜翌日に冷凍し、試験前に解凍してと畜後2日とと畜後7日の豚肉を茹でて咀嚼香を対象とした評価試験を行った。パネルは12人を選抜してブラインド方式で行った。ガス分析結果と官能評価結果とを分析の結果、豚肉から発生するガスは給与飼料にかかわらず、3、4グループに分類され、全体として、と畜後7日目までに減少傾向を示すとともに複数のにおい物質の候補が推定された。官能評価では飼料米の給与は保存日数による臭いの差を減少させるなど、血臭及びミルク臭に関して有意義な差が見られた。ガス量の減少は血臭を減らす方向に働き、ミルク臭を強く感じる方向に働いた。本学会では豚肉から発生するガスの経時変化と咀嚼香に関する官能評価との関連性についての検討結果を報告する。