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田口 富嗣; 宮崎 敏樹*; 飯久保 智*; 山口 憲司
Materials Science & Engineering C, 34, p.29 - 34, 2014/01
被引用回数:9 パーセンタイル:20.86(Materials Science, Biomaterials)SiCナノチューブは、その優れた機械的特性と金属材料に比べて軽量であることから、歯科及び整形外科におけるインプラント材料の補強材料として期待されている。しかしながら、これまでに生体活性能を有するSiC材料の開発に関する発表はない。本研究では、NaOH処理及びHCl処理を行ったSiCナノチューブを、疑似体液に浸漬することで、ハイドロキシアパタイトが析出することがわかった。一方で、SiCナノチューブの無処理材、NHOH処理SiCナノチューブ、さらにNaOH及びHCl処理SiCバルク材料では、疑似体液に浸漬してもハイドロキシアパタイトは析出しなかった。このように、SiC材料をnmサイズにダウンサイジングすること、さらには、NaOH及びHCl処理を行うことで、初めて生体活性SiCナノチューブの開発に成功した。
福田 光宏; 奥村 進; 石井 保行; 齋藤 勇一; 宮脇 信正; 水橋 清; 上松 敬; 倉島 俊; 千葉 敦也; 酒井 卓郎; et al.
第14回加速器科学研究発表会報告集, p.302 - 304, 2003/00
原研高崎のTIARAにおいて、バイオ・材料科学分野でのイオンビーム利用研究の新たな展開を図ることを目的に、新加速器施設の建設・整備計画を提案している。これまでの研究から、100MeV/n以上のエネルギーの重イオンを用いることにより、突然変異誘発による植物育種や材料開発等で、非常に大きな成果が期待できることが明らかにされている。このため、偏向リミット(Kb)=900,集束リミット(Kf)=300の超伝導AVFサイクロトロンの検討を進めており、これまでに150MeV/n重イオンと300MeV陽子の加速が両立可能なサイクロトロン電磁石の解を求めるとともに、低エネルギー側の限界を評価し、バイオ・材料研究に必要とされる幅広い加速イオン種・エネルギー範囲をカバーできることを確認した。本報告では、建設・整備計画の概要と電磁石の検討状況について報告する。
田口 富嗣; 宮崎 敏樹*; 飯久保 智*; 井川 直樹; 朝岡 秀人
no journal, ,
SiCは、軽量、かつ機械特性に優れているため、生体用インプラント材料への応用が期待されている。しかしながら、生体親和性を有するSiC材料の開発は、未だ行われていない。本研究では、NaOH処理後HCl処理を行ったSiCナノチューブを擬似体液に浸漬することで、SiCナノチューブ上にアパタイトが析出することを見出した。一方で、表面無処理SiCナノチューブ、及びNHOH処理SiCナノチューブ、さらには、NaOH処理後HCl処理SiCバルク材料では、アパタイトの析出は見られなかった。以上のことより、SiCへのNaOH処理後HCl処理、かつ、nmサイズへの微細化により、生体親和性SiCナノチューブの開発に初めて成功した。
田中 正暁; 堂田 哲広; 浜瀬 枝里菜; 吉村 一夫; 江連 俊樹; 関 暁之; 横山 賢治; 宮崎 真之; 大木 繁夫
no journal, ,
設計最適化プロセスを支援するツールARKADIA-Designを開発している。本報では、プラント状態分析のための解析評価や設計最適化プロセスの実行において、必要な情報を取得し、かつ、結果を新たな知識として格納するための知識マネジメントシステムとの連携機能の全体構成と整備状況について報告する。