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報告書

大気-土壌-植生モデルSOLVEG-Rを用いたOSCAARの再浮遊評価モデルの改良(受託研究)

中西 千佳*; 太田 雅和; 廣内 淳; 高原 省五

JAEA-Research 2023-012, 29 Pages, 2024/02

JAEA-Research-2023-012.pdf:6.05MB

OSCAARプログラムは日本原子力研究開発機構で開発した原子炉事故の確率論的リスク評価プログラムである。OSCAARプログラムに含まれる、土壌表面に沈着した放射性核種の再浮遊による長期被ばくに関するモデルを改良するために、セシウム137の再浮遊係数を計算した。再浮遊係数の計算には、大気-土壌-植生の一次元モデルSOLVEG-Rを用いた。風速は粒子の再浮遊挙動に影響の大きい気象因子であることから、風速一定とした場合の再浮遊係数の年平均値を計算した。高さ1mにおける再浮遊係数の年平均値は、風速6m s$$^{-1}$$未満では変動幅が比較的小さく、風速6m s$$^{-1}$$以上では風速の上昇に対応して顕著な増加傾向を示した。風速1m s$$^{-1}$$から7m s$$^{-1}$$での再浮遊係数の値は10$$^{-9}$$から10$$^{-7}$$ m$$^{-1}$$の範囲内であった。

論文

ToF inelastic neutron scattering studies on quantum spin systems (CuCl)La$$B_2$$O$$_7$$ ($$B$$ = Nb, Ta)

河村 聖子; 中島 健次; 稲村 泰弘; 辻本 吉廣*; 北田 敦*; 竹入 史隆*; 陰山 洋*; 網代 芳民*; 西 正和*; 加倉井 和久

Journal of Physics; Conference Series, 320, p.012037_1 - 012037_5, 2011/09

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.03(Physics, Condensed Matter)

(CuCl)LaNb$$_2$$O$$_7$$の磁気基底状態はギャップ$$Delta E sim 2.3$$meVを持つスピン1重項状態であることが提唱されており、一方(CuCl)LaTa$$_2$$O$$_7$$は反強磁性秩序を基底状態に持つ。これらの系は、最近接及び次近接の交換相互作用の競合によりフラストレートした量子スピン系としてふるまうことが示唆されている。われわれは、ToF中性子非弾性散乱法を用いて、これらの系における磁気励起の研究を行ってきた。測定は、J-PARCに設置されたディスクチョッパー型分光器アマテラスを用いて、(CuCl)LaNb$$_2$$O$$_7$$及び(CuCl)LaTa$$_2$$O$$_7$$粉末試料に対して行った。両試料において、バンド状の励起が、$$Delta E sim 2$$meV近傍で観測された。(CuCl)LaNb$$_2$$O$$_7$$については、観測された2meV周辺での磁気励起の積分強度の$$Q$$依存性は3軸分光器で観測された結果をよく再現しており、スピン1重項ダイマーの性質を示している。一方、反強磁性相における(CuCl)LaTa$$_2$$O$$_7$$は、それとは異なる$$Q$$依存性を示した。

論文

Neutron diffraction studies on the multiferroic conical magnet Ba$$_{2}$$Mg$$_{2}$$Fe$$_{12}$$O$$_{22}$$

石渡 晋太郎*; 奥山 大輔*; 加倉井 和久; 西 正和*; 田口 康二郎*; 十倉 好紀*

Physical Review B, 81(17), p.174418_1 - 174418_8, 2010/05

 被引用回数:77 パーセンタイル:91.21(Materials Science, Multidisciplinary)

Magnetic structure of a multiferroic Y-type hexaferrite Ba$$_{2}$$Mg$$_{2}$$Fe$$_{12}$$O$$_{22}$$ with helical-spin structures propagating along [001] below 195K has been extensively studied, using polarized and unpolarized neutron diffractions under transverse magnetic fields up to 4.5T. The magnetic phase diagram was investigated as a function of transverse B and coexistence of several phases with different helical-spin periodicity was confirmed at low-B region. By using the polarized neutron diffraction under transverse B, we verified that the ferroelectric phase with the largest electric polarization P with a commensurate k0 vector (0,0,3/2) has a transverse-conical structure. The relation between the transverse-conical spin structure and P as a function of the transverse B is discussed in terms of the inverse Dzyaloshinskii-Moriya model.

論文

イオンビーム育種によるサトウキビ品種「Ni17」の特性改良

竹之下 佳久*; 遠嶋 太志*; 西 裕之*; 白尾 吏*; 長谷 健*; 大江 正和*; 長谷 純宏; 鳴海 一成

JAEA-Review 2008-055, JAEA Takasaki Annual Report 2007, P. 66, 2008/11

沖縄県久米島地域及び鹿児島県奄美地域を普及対象として育成されたサトウキビ品種「Ni17」は株出し適性が高く、耐風性も強い。しかし、葉鞘部に着生する毛群が粗剛であるため、収穫や栽苗等の作業に障害をきたしている。そこで、イオンビーム照射による突然変異誘発により毛群の少ない優良系統の育成を試みた。幼苗検定により初期選抜した188個体について、ほ場での毛群及び生育調査を行い、毛群が少なく生育の良好な有望個体30個体を選抜し、南西諸島の徳之島現地圃場の系統選抜試験に供試した。2年間の特性調査の結果、有望な系統「KB04-25」を選抜した。「KB04-25」は春植栽培において、毛群の発生が「Ni17」に比べて少なくなっており、収量面においては、茎径が細くなり1茎重は18%減少したものの、茎長が15cm長くなり、茎数が52%増加したために収量は19%増加した。茎の細茎化については風折抵抗性が低下することが想定されるため、今後検討が必要である。

論文

Hydraulic modelling of unsaturated zones around three openings at the argillaceous Tournemire site (France)

上原 真一*; 小林 晃*; 千々松 正和*; 大西 有三*; 藤田 朝雄; Rejeb, A.*

Proceedings of 3rd International Conference on Coupled T-H-M-C Processes in Geo-systems; Fundamentals, Modeling, Experiments and Applications (GeoProc 2008), p.419 - 425, 2008/06

This paper reports the results of hydraulic modelling under unsaturated condition at the domain around openings in argillaceous rock formation at the Tournemire site, France, in order to determine permeability value suitable to explain measured distribution of saturation ratio. We performed modelling with finite element method with consideration of seasonal changes of humidity in the openings. Results of modelling could simulate reasonably well the characteristics of the measured distribution. Modelling results with permeability 10$$^{-19}$$ m$$^{2}$$ to 10$$^{-20}$$ m$$^{2}$$ show good agreement with the measurement results. This study is a part of works for Task C of the DECOVALEX-THMC project.

論文

Development of stress conditions around a tunnel excavated in argillaceous rock related to change of saturation conditions

上原 真一*; 小林 晃*; 千々松 正和*; 大西 有三*; 藤田 朝雄

Proceedings of 2nd International Conference on Coupled T-H-M-C Processes in Geo-systems; Fundamentals, Modeling, Experiments and Applications (GeoProc 2006), p.738 - 743, 2006/05

本論では、フランスTournemireにおける泥岩トンネルにおける水理-応力連成問題に関する数値解析結果について論ずるものである。その結果、過去の応力状況を表現することができ、これにより、坑道の飽和-不飽和サイクルが岩盤強度を低下させEDZを引き起こしたことが考察された。

論文

Thermal neutron spin-echo studies on dynamics of a glass-forming polymer in a high ${it Q}$ range

金谷 利治*; 加倉井 和久; 筑紫 格*; 井上 倫太郎*; 渡辺 宏*; 西 正和*; 中島 健次; 竹村 和浩*; 古屋 秀峰*

Journal of the Physical Society of Japan, 74(12), p.3236 - 3240, 2005/12

 被引用回数:5 パーセンタイル:37.31(Physics, Multidisciplinary)

グラス形成高分子系の重水素置換ポリブタヂエンの3.5$AA $^{-1}$$までの${it Q}$領域における熱中性子スピンエコー実験が実施され、S(${it Q}$)の第一及び第二ピークの領域における干渉性準弾性散乱ピークのdecay rateの波数依存性が観測された。第一ピーク上で従来観測された"de Gennes"型ナローイングは第二ピーク上では存在しないことが明らかになり、これはこの${it Q}$領域で柔らかい-CD$$_{2}$$-CD$$_{2}$$- and=CD-CD$$_{2}$$- による揺らぎと柔らかい単位と硬い単位の自身による運動によりナローイングが隠されているものと解釈できる。

論文

Neutron scattering investigation on quantum spin system SrCu$$_{2}$$(BO$$_{3}$$)$$_{2}$$

加倉井 和久; 温井 克行*; 阿曽 尚文*; 西 正和*; 門脇 広明*; 陰山 洋*; 上田 寛*; Regnault, L.-P.*; C$'e$pas, O.*

Progress of Theoretical Physics Supplement, (159), p.22 - 32, 2005/10

二次元S=1/2Shastry-Sutherland系SrCu$$_{2}$$(BO$$_{3}$$)$$_{2}$$の熱中性子及び冷中性子散乱実験のレビュー。中性子散乱による3meVのギャップを持つ第一励起、4から7meVのエネルギー領域で2トリプレット束縛励起状態、13meVまでの高次束縛励起状態の観測により、直交ダイマー系特有な励起状態を明らかにした。

論文

High energy-resolution inelastic neutron scattering experiments on triplet bound state excitations in SrCu$$_{2}$$(BO$$_{3}$$)$$_{2}$$

阿曽 尚文*; 陰山 洋*; 温井 克行*; 西 正和*; 門脇 広明*; 上田 寛*; 加倉井 和久

Journal of the Physical Society of Japan, 74(8), p.2189 - 2192, 2005/08

 被引用回数:8 パーセンタイル:48.31(Physics, Multidisciplinary)

二次元S=1/2Shastry-Sutherland系SrCu$$_{2}$$(BO$$_{3}$$)$$_{2}$$において4から7meVのエネルギー遷移領域でトリプレット束縛励起の波数依存性を高エネルギー分解能冷中性子非弾性散乱実験で初めて観測した。この直交ダイマー系ではこのエネルギー領域に分散のない2トリプレット束縛励起状態が数多く存在することが明らかになった。

論文

Highly polarized electrons from GaAs-GaAsP and InGaAs-AlGaAs strained-layer superlattice photocathodes

西谷 智博; 中西 彊*; 山本 将博*; 奥見 正治*; 古田 史生*; 宮本 延春*; 桑原 真人*; 山本 尚人*; 浪花 健一*; 渡辺 修*; et al.

Journal of Applied Physics, 97(9), p.094907_1 - 094907_6, 2005/05

 被引用回数:64 パーセンタイル:87.31(Physics, Applied)

GaAs-GaAsP及びInGaAs-AlGaAs歪み超格子光陰極は50%を超える偏極度の電子生成を実現してきた。InGaAs-AlGaAs歪み超格子光陰極では高い量子効率0.7%を達成したが、その偏極度は77$$pm$$5%であった。一方、GaAs-GaAsP歪み超格子光陰極では92$$pm$$6%の高い偏極度を0.5%の高い量子効率で達成した。さらに、このような超格子光陰極を用いたときの高い偏極度の電子生成メカニズムを実験的に得たスピン分解量子効率により明らかにした。

論文

THM Simulation of the Full-Scale In-Situ Engineered Barrier System Experiment in Grimsel Test Site in Switzerland

杉田 裕; 千々松 正和*; 伊藤 彰; 操上 広志; 小林 晃*; 大西 有三*

GeoProc2003, p.102 - 107, 2003/00

内容は、高レベル放射性廃棄物地層処分における人工バリアの連成挙動を評価するモデル開発の国際プロジェクト「DECOVALEX」のTASK1の解析結果である、横置き方式の人工バリアの原位置試験「FEBAX」をTHAMESで解析評価した。与えられた緩衝材の物性値からTHAMES用の入力データへの変換を行い、岩盤、緩衝材、ヒーター、プラグおよび試験坑道を考慮した解析モデルで評価を行った。緩衝材中の熱分布は実測値とよく一致し、緩衝材中の水分移動も概ね表現できた。緩衝材中の応力に関しても、到達する応力や増加傾向を表現できた。さらに、精度よく実測値を表現できるようにパラメータの検討を今後実施していく。

論文

Effect of coupling behavior of the near fild on groundwater flow of the far field for geological disposal of high level radioactive waste

操上 広志; 小林 晃*; 千々松 正和*; 杉田 裕; 大西 有三*

Proceedings of International Conference on Coupled T-H-M-C Processes in Geo-systems; Fundamentals, Modelling, Experiments and Applications (GeoProc 2003), p.403 - 408, 2003/00

高レベル放射性廃棄物を地層処分した後に生じる熱-水-応力連成現象が広域地下水流動場に与える影響について検討するために、処分パネルの物性値を均質化理論により求める手法を提案した。処分場のユニットである処分パネルは処分孔が等間隔に並んだ構造にされるため、均質化理論が適用でき、処分パネルの透水性や熱伝導性を巨視的に表現できる。これらの均質化された透水性や熱伝導性が連成現象によって変化することを表現し、またそれらを適用した広域地下水流動場の解析を行なうことで本手法の有用性を示した。

論文

Anomalous spin density distribution in CeB$$_{6}$$

斉藤 雅洋*; 岡田 典子*; 西堀 英治*; 高際 實之*; 横尾 哲也*; 西 正和*; 加倉井 和久; 國井 暁*; 高田 昌樹*; 坂田 誠*; et al.

Journal of the Physical Society of Japan, 71(10), p.2369 - 2372, 2002/10

 被引用回数:14 パーセンタイル:60.62(Physics, Multidisciplinary)

CeB$$_{6}$$におけるスピンモーメント密度分布を偏極中性子回折実験によって測定した。その結果Ce-site以外に隣接したB原子との間やB$$_{6}$$八面体のネットワーク内に局在したスピンモーメントが存在することが初めて明らかになった。この結果はX-線粉末回折実験から得られた電荷密度分布との整合性もあり、コヴァレント結合内の磁気モーメントの存在を示唆しており、この系の磁性の理解に新しい側面を加えると思われる。

論文

Development of electrochemical hydrogen pump under vacuum condition for a compact tritium gas cycling system

加藤 岑生; 伊藤 剛士*; 須貝 宏行; 河村 繕範; 林 巧; 西 正孝; 棚瀬 正和; 松崎 禎市郎*; 石田 勝彦*; 永嶺 謙忠*

Fusion Science and Technology, 41(3), p.859 - 862, 2002/05

原研では核融合研究の推進のために、小型トリチウムリサイクルシステムの開発を進めている。従来、原研が開発し、55.5TBq(1500Ci)の純粋なトリチウムガスを濃縮してきたガスクロマトシステムでは、分離後のキャリヤーガス中のトリチウムをモレキュラーシーブスカラムに捕集し、次いでキャリヤーガスの流れを切り替え、循環させてウランゲッターに捕集している。本システムでは、分離後のキャリヤーガス中のトリチウムのみをプロトン導電体により透過させ、直接ウランゲターに捕集するなどの改良を行い、自動化することを考えている。各種の実験で使用したトリチウム混合ガスから実験現場でトリチウムを回収し、再利用できれば、核融合研究をより効率的に進めることができる。また、小型トリチウムリサイクルシステムは、英国のRIKEN-RAKLミュオン触媒核融合研究を進めるでも非常に有用である。

論文

Dzyaloshinski-Moriya interaction in the 2D spin gas system SrCu$$_{2}$$(BO$$_{3}$$)$$_{2}$$

C$'e$pas, O.*; 加倉井 和久; Regnault, L. P.*; Ziman, T.*; Boucher, J. P.*; 阿曽 尚文*; 西 正和*; 陰山 洋*; 上田 寛*

Physical Review Letters, 87(16), p.167205_1 - 167205_4, 2001/10

 被引用回数:103 パーセンタイル:92.15(Physics, Multidisciplinary)

Dzyaloshinski-Moriya(DM)相互作用が直交ダイマー系SrCu$$_{2}$$(BO$$_{3}$$)$$_{2}$$の磁気的フラストレーションを一部解消することを明らかにした。ESRや中性子非弾性散乱で観察された第一トリプレット励起状態の微細構造及び異常な磁場依存性がこの静的DM相互作用で説明できることを示し、第一トリプレット励起の分散の主なる原因であることを主張した。またESR遷移の強度を説明するためにスピン-フォノン相互作用による動的DM相互作用の可能性も指摘した。

論文

Partially disordered antiferromagnetic phase in Ca$$_{3}$$CoRhO$$_{6}$$

新高 誠司*; 吉村 一良*; 小菅 皓二*; 西 正和*; 加倉井 和久

Physical Review Letters, 87(17), p.177202_1 - 177202_4, 2001/10

 被引用回数:97 パーセンタイル:91.61(Physics, Multidisciplinary)

非偏極及び偏極中性子回折実験によりイージング的一次元強磁性体鎖が三角格子を形成するCa$$_{3}$$CoRhO$$_{6}$$において部分的無秩序反強磁性相が存在することを初めて検証した。また最低温度において凍結した部分的無秩序反強磁性状態がイージング的一次元強磁性鎖系の非平衡状態として考えられることを提案した。

論文

Hydro-mechanical response of a fractured granitic rock mass to excavation of a test pit-the Kamaishi mine experiment in Japan

杉田 裕; Nguyen, T. S.*; B$"o$rgesson, L.*; 千々松 正和*; Rutqvist, J.*; 藤田 朝雄; Hernelind, J.*; 小林 晃*; 大西 有三*; 田中 誠*; et al.

International Journal of Rock Mechanics and Mining Sciences, 38(1), p.79 - 94, 2001/00

本論文は、International Journal of Rock Mechanics and Mining Sciencesに投稿する予定の論文である。内容は、国際共同研究DECOVALEX IIにおいてTask2Aとして実施した釜石原位置試験場における粘土充填・熱負荷試験の内の試験ピットの掘削解析の結果である。解析は、JNC, AECB, LBNL(SKI), Clay Tech(SKB)の4機関が実施し、試験結果と解析結果との比較を行っている。

論文

Incommensurate magnetic ordering and spin-liquid-like state in a triangular lattice BaVS$$_{3}$$; Neutron diffraction and scattering study

中村 裕之*; 山崎 朋明*; Giri, S.*; 今井 英人*; 志賀 正幸*; 小嶋 健児*; 西 正和*; 加倉井 和久*; 目時 直人

Journal of the Physical Society of Japan, 69(9), p.2763 - 2766, 2000/09

 被引用回数:61 パーセンタイル:87(Physics, Multidisciplinary)

S=1/2バナジウム三角格子BaVS$$_{3}$$の30Kにおける異常が、NMRで調べられた結果考えられていたように軌道秩序によるものではなく、q=(0.226, 0.226 0)に磁気ピークが生じる不整合な磁気秩序によるものであることを明らかにした。磁気転移以上でも、秩序状態と同じ反強磁性磁気相関が、金属-非金属転移によって生じたスピンギャップよりも低エネルギー側の励起として観察され、この温度領域で、一種のスピン液体的な状態にあることを明らかにした。

論文

Ground-state magnetic structure of CeRh$$_{2}$$Si$$_{2}$$ and response to hydrostatic pressure as studied by neutron diffraction

河原崎 修三*; 佐藤 真直*; 都 福仁*; 千種 唯達*; 渡辺 健二*; 目時 直人; 小池 良浩; 西 正和*

Physical Review B, 61(6), p.4167 - 4173, 2000/02

 被引用回数:86 パーセンタイル:93.73(Materials Science, Multidisciplinary)

CeRh$$_{2}$$Si$$_{2}$$ は35Kで反強磁性に転移する。これに10kbar程度の圧力を加えると反強磁性秩序が消失し0.4K以下で超伝導が出現する。この物性の磁気構造の圧力依存性を中性子散乱実験によって調べた。

報告書

Coupled Thermo-Hydro-Mechanical Experiment at Kamaishi Mine Technical Note 16-99-03, Analyses of Task 2C, DECOVALEXII

千々松 正和*; 藤田 朝雄; 小林 晃*; 大西 有三*

JNC TN8400 99-031, 61 Pages, 1999/06

JNC-TN8400-99-031.pdf:3.36MB

地層処分における技術開発の観点からは、工学規模での試験によるニアフィールド環境である周辺岩盤の挙動が人工バリアに与える影響の把握および周辺岩盤を含むニアフィールド性能の定量的評価と室内および原位置における大型試験による人工バリアの品質性能の確認を行い、地層処分技術の信頼性向上を図ることが重要となっている。そのため、核燃料サイクル開発機構東海事業所の地層処分基盤研究施設等における工学規模の試験と並行して、原位置試験場において、人工バリアの品質性能の確認およびその実岩盤条件下でのニアフィールド連成挙動を評価することが必要となっている。そこで、実条件でのニアフィールド環境を把握するため釜石原位置試験場において粘土充填・熱負荷試験を実施した。本試験結果は、国際共同研究DECOVALEXの解析課題の一つ(Task2)となっている。Task2はSubtask A,B,Cの3段階に分けられており、順次解析を実施していくこととなっている。本論では、このうちサイクル機構が実施したSubtask Cの解析結果について報告する。Subtask Cは粘土充填・熱負荷試験における連成試験の解析評価であり、人工バリア内の解析であるSubtask C1とニアフィールド岩盤を含めた解析であるSubtask C2からなっている。Subtask C2に関しては原位置で得られた試験結果との比較を行なった。サイクル機構において開発された連成解析モデルによる解析により、原位置において生じた現象をほぼ再現することができた。

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