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堀内 和子*; 今野 彩*; 植田 真由美*; 福田 容子*; 西尾 早織*; 橋本 和幸; 佐治 英郎*
European Journal of Nuclear Medicine and Molecular Imaging, 31(3), p.388 - 398, 2004/03
被引用回数:21 パーセンタイル:48.74(Radiology, Nuclear Medicine & Medical Imaging)腫瘍骨転移には造骨性と溶骨性があり、その鑑別診断を行うことが治療の際に重要であり、これまでの研究成果からビスホスホネート化合物(Tc, Re-BP)は造骨性骨腫瘍に集積し、ジメルカプトコハク酸化合物(Tc, Re(V)-DMS)は溶骨性骨転移部位への集積が報告されている。本研究では、溶骨性骨転移部位へ集積するジメルカプトコハク酸化合物の集積機構を詳細に検討した。Tc(V)-DMS及びRe(V)-DMSの溶骨性骨転移部位への集積には破骨細胞が関与していると考えられる。破骨細胞は低pH時に高い骨吸収活性を示すことから、グルコース投与により酸性症を発現したマウスを使用した動物実験及び細胞取り込み実験に対するpH効果を調べた。その結果、細胞内の酸性化がDMS化合物の取り込みに関与することが示唆された。溶骨性骨腫瘍は破骨細胞の活性化と局所的な細胞外液の酸性化を伴うことから、Tc(V)-DMSの溶骨性骨腫瘍の診断及びRe(V)-DMSの溶骨性骨転移の疼痛緩和における有効性(可能性)が示された。