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大戸 勤; 浅野 典一; 川俣 貴則; 箭内 智博; 西村 嵐; 荒木 大輔; 大塚 薫; 高部 湧吾; 大塚 紀彰; 小嶋 慶大; et al.
JAEA-Review 2020-018, 66 Pages, 2020/11
令和元年9月9日の台風15号の強風により、JMTR(材料試験炉)にある二次冷却系統冷却塔の倒壊事象が発生した。その倒壊に至った原因調査及び原因分析を行い、4つの原因が重なって起こったことが特定された。これを受け、JMTR内にある二次冷却系統冷却塔と同時期に設置された木造の冷却塔であるUCL(Utility Cooling Loop)系統冷却塔の健全性調査を行った。健全性調査項目は、UCL系統冷却塔の運転状態の把握、UCL冷却系統の構造材料の劣化状態、点検項目及び点検状況、過去の気象データの確認である。この調査結果から、当該設備を安全に維持・管理するため、点検項目の改善、UCL系統冷却塔の構造材料である木材の交換・補修計画及び今後のUCL系統冷却塔の使用計画を策定するとともに、既存UCL系統冷却塔に代わる新規冷却塔の更新計画を策定した。本報告書はこれらの健全性調査の結果をまとめたものである。
小林 雄樹; 高橋 哲郎; 篠崎 忠宏; 小笠原 甲士; 小泉 健治; 中島 靖雄
日本保全学会第7回学術講演会要旨集, p.161 - 166, 2010/07
当該施設の負圧制御弁は、他施設等でも使用実績もあり信頼性の高い機器であるが、施設の運転開始以来25年以上稼働を続け、経年劣化による安定な負圧維持機能への影響が見受けられるようになってきた。そこで、負圧制御機能を確実にし、施設の安定運転を図るため、負圧制御弁駆動部の更新を実施してきている。本発表では、更新作業を通じて得られた知見(作業上の課題への対応,構成部品の劣化状況,故障要因の推定)について報告する。
小笠原 甲士; 金田 健一郎
PNC TN841 83-02, 92 Pages, 1982/12
Zr-2.5Nb圧力管(熱処理材)について、フープ応力11.417.0kg/mm(内圧80120kg/cm)、温度300500で内圧負荷水素富化試験を行い、水素化物の配向および水素吸収特性を調査した。この結果、水素化物方位は、どの条件においてもほぼ半径方向に配向する傾向のあることがわかった。特に300において水素化物が圧力管半径方向へ析出を開始する負荷内圧は、70kg/cm前後(フープ応力9.9kg/mm)であることがわかった。また、内圧負荷状態における水素吸収傾向は、減圧水素雰囲気中におけるそれと同様に、高温になるに従って水素吸収速度は速くなるが、負荷内圧の影響も大きく受けることがわかった。
小笠原 甲士; 金田 健一郎
PNC TN841 82-57, 59 Pages, 1982/12
ATR実寸圧力管から切り出した小型試験片に酸洗やサンド・プラストの表面処理を施したものや,受入れ材のままの表面状態の試料を使って水素富化試験を行ない,局部水素脆化の発生条件や水素吸収傾向を調査した。その結果,受入れ材試料における局部水素脆化は,温度510度C以下,水素圧力100mmHg以上で発生するが,水素圧力100mmHg以下では,水素圧力の低下に伴い局部水素脆化発生の限界温度が510度Cよりも除々に低下して来る傾向のあることが明らかとなった。しかし,酸洗処理試料とサンド・ブラスト処理試料には局部水素脆化の発生は無かった。また,3種類の表面状態における水素吸収速度は,それぞれに特徴的な水素吸収傾向を有しており,どの表面状態においても水素圧力と試験温度の影響を大きく受けることも明らかとなった。局部水素脆化の発生原因は,試料表面上に機械的に付けられたキズや試料加熱中に生じた何らかの欠陥部分、又は、酸洗中に生じる微小な酸洗むらの部分に集中して水素の吸収が行なわれたためと考えられる。本試験により,局部水素脆化の発生原因に対する現象論的な知見が得られるとともに,局部水素脆化を発生させずに水素富化処理することが可能となった。
三浦 信; 日高 康雄; 神谷 和明; 大森 拓郎; 小幡 真一; 田中 康正; 椎名 定; 小笠原 甲士
PNC TN841 79-12, 103 Pages, 1979/03
新型転換炉用新材料被覆管開発のため,昭和49年度に試作されたZr-1%Nb試作被覆管について,第一報に引続き評価試験を実施した。その結果,引張強さ・破裂圧力などの強度はZry-2と同程度であるが,破断伸び・最大円周伸びなどの延性はZry-2より低い値を示す。水中300における腐食試験ではZry-2と大差ないが,水蒸気中400における試験ではZry-2よりやや大きい腐食増量を示す。また,Zr-1%Nb合金に関する文献データを抜粋してまとめ,さらに,ソ連の軽水炉について要約した。
三浦 信; 永木 裕; 田中 康正; 小幡 真一; 小笠原 甲士; 椎名 定; 広瀬 郁朗; 日高 康雄
PNC TN841 76-35, 28 Pages, 1976/09
新型転換炉用の新材料被覆管開発のため昭和49年度に試作されたZr-1%Nb試作被覆管について評価試験を実施した。その結果、引張試験・内圧破裂試験で強度はジルカロィ-2と同程度であるが伸びは劣る:短時間腐食試験による腐食量がジルカロイ-2より多い:などが得られた。
三浦 信; 渡辺 卓朗*; 永木 裕; 生田目 和夫*; 野口 雅彦*; 小笠原 甲士; 小原 勝昭; 田中 康正
PNC TN841 74-31, 80 Pages, 1974/08
スペーサーディンプルによるスリ傷のついたATR被覆管の水素吸収状況が内圧破裂強度に及ぼす影響を調べることを目的とし,白管およびオートクレープ処理管にスペーサーによるスリ傷をつけ,ガス法および水酸化リチウム法にて水素富化を行ない,その後内圧破裂試験および金相試験を行なった。その結果被覆管の表面スリ傷は,破裂挙動に直接の影響を及ぼさない。オートクレープ処理管の表面傷は脆化の原因となり得る。ことが判明した。
青瀬 晋一; 小笠原 甲士; 野村 和則; 宮地 茂彦; 市毛 良明; 篠崎 忠宏; 大内 晋一; 北嶋 卓史
no journal, ,
CPF(高レベル放射性物質研究施設)では高速実験炉「常陽」からの使用済燃料を用いて試験を行い、1984年に回収したプルトニウムを「常陽」にリサイクルしている。15年の試験研究を通じて所期の成果が得られていた。今後、さらなる高速炉燃料サイクル開発に必要とされる試験研究を行うため、CPFのホットセルであるCA-3セル内に設置されていた試験機器について撤去し、各種の試験条件に柔軟に対応できるように新たな試験機器を設置し、各種基礎研究を行うことのできる試験エリアの確保及び必要なユーティリティの整備を実施した。その他、分析関係を行うCA-5セル内に設置しているクレーンの補修,今後の試験に必要なグローブボックスを実験室A,分析室,実験室Cに設置した。
青瀬 晋一; 北嶋 卓史; 小笠原 甲士; 野村 和則; 宮地 茂彦; 市毛 良明; 篠崎 忠宏; 大内 晋一; 鍋本 豊伸*; 片平 不二雄*; et al.
no journal, ,
CPFのホットセルにかかわる改造工事として、CA-3セル内の試験機器等の撤去,CA-5セル内のクレーンの補修を行っている。工事を行うにあたっては、作業員の被ばくを低減化する観点から、可能な限りマスタースレーブマニプレーターなどを用いて遠隔操作による高線量の機器の撤去を行い、事前に3Dシミュレーションを使い机上での成立性を確認するとともに、モックアップ装置により作業性の確認を行うとともに作業員の教育訓練に供した。これにより、工事は事故,災害なく完遂している。
小林 雄樹; 高橋 哲郎; 篠崎 忠宏; 小笠原 甲士; 小泉 健治; 中島 靖雄
no journal, ,
当該施設の負圧制御弁は、他施設等での使用実績もあり信頼性の高い機器であるが、施設の運転開始以来25年以上稼働を続け、経年劣化による安定な負圧制御機能への影響が見受けられるようになってきた。そこで、負圧制御機能を確実にし、施設の安定運転を図るため、負圧制御弁駆動部の更新を実施してきている。本発表では、更新作業を通じて得られた知見(技術上の課題への対応,構成部品の劣化状況,故障要因の推定)について報告する。
船越 智雅; 小笠原 甲士; 中島 靖雄; 野村 和則
no journal, ,
平成23年3月11日に発生した東日本大震災時、CPFにおいて商用電源の停電やユーティリティ設備の停止等が発生した状況の中で放射性物質を取扱う施設の安全にかかわる機能を維持し、放射性物質の漏洩を防止するために実施した給排気設備等の運転実績を報告する。
小笠原 亨重*; 関口 裕真*; 寺井 隆幸*; 河村 弘*; 土谷 邦彦; 渡邊 崇*
no journal, ,
次世代の新型原子炉の一つに溶融塩炉が提案されている。液体燃料を用いることで炉構造の簡素化や燃料成型プロセスの省略、オンサイトでの燃料塩再処理などを可能とするが、まだ基礎研究段階にある。本研究では、炉材料候補のNi基合金のフッ化物溶融塩(FLiNaK)に対する耐食性を評価した。腐食試験は、Ni基合金としてInconel 600相当合金を試料とし、He + 1% Hの還元性雰囲気で650Cにて100500時間とした。試験終了後、試料表面の塩を洗浄し、試料断面部を研磨した後、XRD, XPS及びSEM/EDXによる表面分析を行った。この結果、XPS分析の結果、試料表面の化合物には酸素が含まれていることが分かった。また、XRD分析の結果、試料表面の化合物はLiCrOであり、腐食による金属の格子定数の減少が観測された。さらに、SEM/EDX分析により、表面から数十mの領域に空孔が観測され、Crの溶解及びNiの再結晶に起因する空孔付近の高Ni濃度を有する領域も観測された。これらの分析結果により、FLiNaKに対するNi基合金の腐食特性を考察した。