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堅田 元喜; Regalado, C.*; Ritter, A.*; 永井 晴康
Estudios de la Zona no Saturada del Suelo, p.393 - 400, 2009/11
ガラホナイ国立公園(スペイン、ラ・ゴメラ島)に生息する世界遺産であるローレル照葉樹林における不飽和土壌層の土壌水分分布と森林による霧水捕集量を評価するために、植生への霧水沈着過程を考慮した大気-植生-土壌相互作用のための鉛直一次元多層モデル(SOLVEG)を適用した。このモデルは、広葉樹であるローレル照葉樹や、針葉樹とローレルの混合樹への霧水沈着過程を扱うことが可能である。気象観測データと霧水捕集装置によって得られた霧水量のデータを上部境界条件として用いたときのSOLVEGによる計算結果を、表層の土壌水分量と樹木からの蒸散速度の観測結果と比較した。年間の林床への霧水沈着量は、年間降水量の18%に相当する110mmと推定された。今後、シミュレーションのパラメータにおける不確定性を減少させると同時に、霧水沈着量のより正確な推定と、地表面水収支に与えるその影響を評価する必要がある。
Ritter, A.*; 堅田 元喜; Regalado, C.*; 永井 晴康
no journal, ,
植生への霧水沈着を考慮した鉛直1次元多層大気-土壌-植生モデル(SOLVEG)は複雑な大気-土壌-植生間の相互作用を詳細に計算することができるが、それを用いた計算に必要なパラメータが得られていない場合がしばしば見られる。本研究では、これらのパラメータを推定するために、マルチレベル座標探索による大域的最適化(GMCS)アルゴリズムをSOLVEGに適用し、SOLVEGの計算に必要なパラメータを決定することを試みた。GMCSアルゴリズムの入力データとして、霧が多発するガラホナイ国立公園(スペイン、ラ・ゴメラ島)の常緑照葉樹林で測定された表層での土壌水分量の観測データを利用し、正確に推定することが難しい土壌中での水移動に関するパラメータを推定した。