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榊 利博*; 小松 満*; 竹内 竜史
Vadose Zone Journal (Internet), 15(8), 7 Pages, 2016/08
被引用回数:2 パーセンタイル:9.89(Environmental Sciences)瑞浪超深地層研究所で実施される再冠水試験では、飽和度は回復プロセスを理解するために観測するキーパラメータの1つとなる。本報では、水圧上昇による気泡の圧縮に伴う準飽和帯での飽和度増加のプロセスを取りまとめた。砂試料を用いた室内試験によって水圧上昇と飽和度との関係を計測し飽和過程における気泡の圧縮効果について分析した結果、水圧-飽和曲線はボイルの法則を用いた気泡の圧縮を基に推定された関係に従うことを確認した。この観測結果に基づいて、正圧の範囲での水圧-飽和曲線を定義するための数学モデルを構築した。
林 為人*; 櫟原 昇; 西田 薫*; 高橋 学*; 榊 利博
日本水文科学会誌, 29(4), p.189 - 204, 1999/00
TDR(Time Domain Reflectometry)法は、比誘電率測定を用いて岩石の体積含水率を測定するのに有効な方法である。本研究では原位置岩盤へのTDR法の適用性を明確にする目的で、TDR法による岩盤のプローブの設置方法、設置位置での亀裂の有無、及び設置する岩の温度が、比誘電率測定に及ぼす影響を明らかにするため、明世累層凝灰質粒砂岩、来待凝灰質砂岩、白河溶結凝灰岩及び豊浦標準砂の各供試体に対して、各種設定条件において比誘電率を測定し、体積含水率との関係を求めた。その結果、プローブの設置方法に関しては、3種類の設置方法に関する比較検討を行ってその影響を明らかにした。プローブの設置位置の亀裂については、亀裂の存在が比誘電率測定に影響を及ぼすことが判明した。プローブを設置する岩の温度について、80Cまでの環境では、岩石が乾燥状態
榊 利博
PNC TN7410 95-002, 45 Pages, 1995/04
坑道から掘削された調査用ボーリング孔は、その周辺の水理環境を乱すと考えられる。坑道の掘削影響評価研究において取得したデータを適正に評価するためには、このようなボーリング孔の影響を事前に把握しておく必要がある。ここでは、坑道から掘削されたボーリング孔からの湧水が周辺の水理環境に与える影響、および遮水パッカーの効果に関して、2次元のFEM解析により予備的に検討した。その結果、以下のことがわかった。(1)ボーリング孔からの湧水を放置した場合、その周辺の圧力水頭が低下する。(2)遮水パッカーを設置した場合、圧力水頭の低下の度合が軽減される。(3)パッカーの本数が多いほど、その効果が大きい。本報は、その詳細について報告するt
杉原 弘造; 大石 清隆; 榊 利博; 石島 文代
PNC TN7410 94-049, 105 Pages, 1994/09
岩盤中に立坑が水平坑道などの空洞を掘削するのに伴い発生する、力学的・水理学的な特性・条件が変化した空洞周辺の岩盤領域(以下、掘削影響領域という)は、地下施設の設計・建設や安全性の評価において、考慮すべき重要な要素のひとつと考えられる。動燃事業団が地層科学研究の一環として、これまで東濃鉱山において実施してきた掘削影響研究の結果、掘削影響領域のひろがりや掘削影響領域の発生に関係する要因なとが明らかとなった。しかし、これらは発破により坑道を掘削した場合の岩盤への影響を評価した試験の結果であるため、機械による掘削影響試験を行い、掘削影響領域の工法依存性を評価することとした。あわせてこれまでに掘削影響研究のために改良・開発した機器や、これまでの掘削影響研究で評価されていない機器・手法の掘削影響領域に関する情報がそろい、地下施設の支保の設定、建設方法の船艇、地下水の水理や岩盤の力学的安定性など安全性の評価に必要な情報が取得できると考えられる。機械による掘削影響試験は、平成4年度に計測用の坑道の掘削から開始した。平成5、6年度に事前調査・解析、平成7年度に機械(ブームヘッダ)による坑道掘削を行い、掘削中の調査および事後調査・解析を実施する計画である。平成5年度の事前調査・解析の目的は、1)試験坑道周辺岩盤の掘削前の力学的・水理学的な特性・条件を把握すること、および、2)数値解析により坑道掘削に伴う岩盤の変位や応力変化を予測することである。平成5年度に実施した事前調査・解析は、1)室内試験、2)コア観察および孔内壁面観察、3)孔内載荷試験、4)透水試験、5)弾性波トモグラフィー調査、6)比抵抗トモグラフィー調査、7)初期応力測定、8)事前解析である。この報告書では、平成5年度に実施した事前調査・解析の内容と結果について報告する。
榊 利博*; 真田 祐幸; 大貫 賢二; 竹内 竜史
no journal, ,
日本原子力研究開発機構の瑞浪超深地層研究所では、坑道閉鎖に伴う地質環境の回復能力等の評価や地質環境に応じた埋め戻し技術の構築などを目指し、再冠水試験などにより、坑道の閉鎖(埋戻し)に伴う地質環境の長期変化を複合的に把握するためのモニタリング・解析手法などの研究を実施している。坑道埋戻し時の埋戻し材の密度管理は、その品質が所定の条件を満たしていることを判断する重要な要素である。本論では、埋戻し終了以降に再冠水挙動をモニタリングするための水分センサーを、埋戻し時の密度管理用のツールとして利用するための適用予備試験の結果について述べるとともに、その適用可能性を示した。