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納冨 昭弘*; 杉浦 紳之*; 伊藤 哲夫*; 今道 祥二*; 鳥居 建男; 野間 宏*
KEK Proceedings 2008-14, p.11 - 19, 2009/01
長さ15mのプラスチック・シンチレーションファイバー(PSF)を用いて、低出力研究炉(近畿大学炉)の炉室内での放射線量率の空間分布の実時間測定を行った。PSF検出器は放射線の実時間測定に簡便かつ迅速に測定が可能であることがわかった。また、RIを用いるような医学利用にも有効であると考えられる。しかし、現段階では、利用可能な長さは15m程度までと考えられる。
小佐古 敏荘*; 杉浦 紳之*; 工藤 和彦*; 森 千鶴夫*; 飯本 武志*; 四竈 樹男*; 片桐 政樹; 林 君夫; 相原 純; 柴田 大受; et al.
JAERI-Review 2000-017, 78 Pages, 2000/10
原研は、高温工学試験研究炉(HTTR)を用いる高温照射研究である「高温工学に関する先端的基礎研究」を平成6年度から実施している。平成9年度には、同研究の推進母体であるHTTR利用検討委員会に「高温放射線下での照射線量評価タスクグループ」が設置された。本報告書は、同タスクグループが、HTTRを用いる高温照射研究に資するため、高温高放射線場における中性子計測器についての開発課題を調査検討した結果をまとめたものである。取り上げた検出器は、日本国内については、(1)小型核分裂計数管、(2)小型核分裂電離箱、(3)自己出力型検出器、(4)放射化検出器、及び(5)光ファイバの、5種類の炉内検出器であり、そのほかにロシアにおける開発状況についても調査した。本報告書の内容は、高温ガス炉の核計装としても役立つものである。
杉浦 紳之; 平野 雅司
JAERI-M 92-010, 26 Pages, 1992/02
旧ソ連南ウラル地方にあるプルトニウム生産工場に係わる放射性物質による大規模な環境汚染事例が1949年から1967年にかけて4回起こり、汚染地域の住民に公衆被曝をもたらした。これらの事例の一部は、いわゆる「ウラルの核惨事」として西側諸国に伝えられて様々な形で憶測されていたが、詳細については明らかではなかった。近年、ソ連側から環境汚染の原因、時期および規模や放射線被曝による健康影響に関する情報が少しずつ公開されるようになってきた。本報告書では、4回の環境汚染事例に関する情報を整理した上で、放射線被曝に起因すると考えられる健康影響について解説した。放射線被曝が長期間にわたっていることに着目して、情報の整理に当たっては、低線量・低線量率の被曝に伴う健康影響を推定するための疫学データとして有用であるか否かという観点に留意した。
杉浦 紳之
保健物理, 27, p.171 - 173, 1992/00
1991年11月5日から8日までドイツで開かれたCECワークショップ「放射性物質の体内動態と線量評価に関する年齢依存要因」の概要をまとめた。会合は、放射線感受性が高く放射線防護の重要な対象である胎児や乳幼児の体内被曝線量評価手法を確立することを目的としている。会合は、ミュンヘンから列車で約1時間半のところにあるクライスの古城ホテルで行われ、14ヶ国から約60名の参加があった。会合は9つのセッションからなり、胎児、消化管、呼吸器、骨等における放射性物質の体内動態に関する報告の他、動物実験結果のヒトへの外挿やリスク評価の考え方に関する報告がされた。より精度の高い線量評価を行うためには、生理学的により現実に近い放射性物質の体内動態の記述と線量評価を行うべき放射線感受性の高いクリティカルな細胞の同定が重要であるとの議論がなされた。
杉浦 紳之; 草間 朋子*
Radiation Protection Dosimetry, 41(2-4), p.153 - 156, 1992/00
胎児の被曝線量評価手法を確率するためには、妊娠母体における放射性物質の生物動態に関する情報の蓄積と生物動態を記述する数学モデルの設定が必要である。本研究では、ICRマウスについて妊娠母体および胎仔における放射性物質の生物動態を実験的に把握した上で、生物動態を記述するためのシステム解析法によるコンパートメントモデルの適用性について検討した。CsClを分割2回投与した場合の胎仔における残留率は1回投与実験結果をもとに推定した値より小さいこと、SrClの胎仔における残留率は骨形成開始後急激に増加することなどが実験から明らかとなった。また、胎生期を区分すること、母獣から胎仔への移行係数を母獣と胎仔の血中放射能濃度の差で補正することにより、システム解析法によるコンパートメントモデルを用いて妊娠マウスにおける放射性物質の生物動態はよく記述できることが分った。