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渡辺 力*; 高木 毬衣*; 下山 宏*; 川島 正行*; 小野寺 直幸; 稲垣 厚至*
Boundary-Layer Meteorology, 181(1), p.39 - 71, 2021/10
被引用回数:6 パーセンタイル:47.35(Meteorology & Atmospheric Sciences)速度場とスカラー場に対する二つの分布関数を用いた格子ボルツマン法を用いて、植生キャノピー内およびその上部における、パッシブスカラを含む流れのラージエディ・シミュレーションを実施した。植物キャノピーが分散型シンクとして機能するトップダウンスカラーの場合、キャノピー上面のスカラー流束は、はるか上方から発生するキャノピーへ侵入する流れ(スイープ)により決定される。一方で、キャノピーからスカラーが放出される現象は、キャノピー上部で発生する渦により引き起こされる。本論文では、この様な渦の発生は、キャノピー上方からの大規模なスイープと、キャノピー内部の幅広い範囲での放出現象が接近することで引き起こされることを明らかとした。
佐藤 里奈; 吉村 和也; 眞田 幸尚; 佐藤 哲朗*; 高木 毬衣*
no journal, ,
空間線量率測定と生活パターンに基づく被ばく線量評価モデルの精度検証を目的とし、2019年および2020年に取得した空間線量率データ,生活パターンデータ、および個人線量計の測定データを用い、モデル推計値と個人線量を比較した。モデル推計値と個人線量は有意な相関を示した。誤差の要因として各モデルパラメータ(空間線量率,低減係数,バックグラウンド空間線量率,実効線量換算係数)および個人線量計測定値の不確実性を検証した。
佐藤 里奈; 吉村 和也; 眞田 幸尚; 佐藤 哲朗*; 高木 毬衣*
no journal, ,
空間線量率測定と生活パターンに基づく被ばく線量評価モデルについて、モデル推計値と個人線量計の測定値を比較し、精度を検証した。検証にあたっては、2019年および2020年に取得した生活パターンデータと個人線量計の測定データを用い、空間線量率には各年の測定結果を元に作成された統合マップを用いた。モデル推計値と個人線量計の測定値はある程度の誤差があるものの有意な相関を示した。誤差の要因として各モデルパラメータ(空間線量率,低減係数,バックグラウンド空間線量率,実効線量換算係数)および個人線量計の測定値の不確実性を検証した。
佐藤 里奈; 吉村 和也; 眞田 幸尚; 佐藤 哲朗*; 森 翼*; 高木 毬衣*
no journal, ,
屋外と屋内の空間線量率の量的関係を表す屋内線量低減係数は、各種の被ばく線量推定モデルにおいて重要なパラメータの一つである。本研究では、滞在割合の高い屋内の空間線量率を精度良く推計するため、屋内外での空間線量率測定に基づき、天然核種による空間線量率を考慮して屋内線量低減係数を評価した。測定は、特定復興再生拠点区域を有する自治体内にある木造およびコンクリート造建物に対し、2021年に実施した。評価した屋内線量低減係数の代表値を用いて屋外空間線量率から屋内空間線量率を推計した結果、天然核種の影響を考慮した場合はそうでない場合に比べて誤差指標が小さく、より精度良く屋内空間線量率が推計できた。