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論文

A Review of internal transport barrier physics for steady-state operation of tokamaks

Connor, J. W.*; 福田 武司*; Garbet, X.*; Gormezano, C.*; Mukhovatov, V.*; 若谷 誠宏*; ITB Database Group; ITPA Topical Group on Transport and Internal Barrier Physics*

Nuclear Fusion, 44(4), p.R1 - R49, 2004/04

 被引用回数:293 パーセンタイル:76.74(Physics, Fluids & Plasmas)

トカマクにおける内部輸送障壁(ITB)の形成とその特性に関する実験と理論研究の現状について初めてレビューする。特にITBの理論モデリングに関する現状とITBの実験データを世界の9台のトカマク装置から集めた国際ITBデータベースについて述べるとともに、このデータベースを用いてITB形成に必要な実験条件と理論モデルとの比較について述べる。またトカマクの定常運転に関する実験の状況についてレビューし、ITER定常運転シナリオを達成するための課題と展望について議論する。

論文

Stability of ideal MHD ballooning modes and its stabilization by toroidal rotation shear near separatrix

古川 勝; 徳田 伸二; 若谷 誠宏*

Plasma Physics and Controlled Fusion, 46(2), p.409 - 421, 2004/02

 被引用回数:7 パーセンタイル:22.98(Physics, Fluids & Plasmas)

本報では、回転がない、あるいはトロイダル回転するD型トカマクのHモード(高閉じ込めモード)プラズマにおいて、セパラトリクス(X点)は、ペデスタル内の薄い層でしか高n(n: トロイダルモード数)バルーニング安定性に影響を与えない。したがって、セパラトリクスのあるトロイダル回転プラズマにおいても、やはりD型化はバルーニングモードを効果的に安定化することについて記述している。

論文

Objectives and design of the JT-60 superconducting tokamak

石田 真一; 阿部 勝憲*; 安藤 晃*; Chujo, T.*; 藤井 常幸; 藤田 隆明; 後藤 誠一*; 花田 和明*; 畑山 明聖*; 日野 友明*; et al.

Nuclear Fusion, 43(7), p.606 - 613, 2003/07

原型炉の経済性と環境適合性のさらなる向上を図るため、大学等との連携協力によりJT-60を超伝導トカマクへ改修する計画を推進している。目的は、原型炉と同様に強磁性体である低放射化フェライト鋼をプラズマの近くに設置して、高ベータで自発電流割合が高く、高度なダイバータ熱粒子制御を持ち、ディスラプション頻度の少ない定常運転を実現することである。JT-60の既存設備を最大限活用し、新たに導入する超伝導トロイダル及びポロイダル磁場コイルを用いて、主半径2.8m,プラズマ電流4MA,トロイダル磁場3.8Tの高非円形かつ高三角度配位のシングルヌル・プラズマの100秒運転を行う。原型炉の設計例から設定された高い達成目標の実現を目指し、高ベータプラズマ制御,高性能・高自発電流プラズマ制御,ダイバータ熱粒子制御、及びフェライト鋼のプラズマ適合性の実証という重要課題に取り組むことができるよう設計を行った。

論文

Objectives and design of the JT-60 superconducting tokamak

石田 真一; 阿部 勝憲*; 安藤 晃*; Cho, T.*; 藤井 常幸; 藤田 隆明; 後藤 誠一*; 花田 和明*; 畑山 明聖*; 日野 友明*; et al.

Nuclear Fusion, 43(7), p.606 - 613, 2003/07

 被引用回数:33 パーセンタイル:69.18(Physics, Fluids & Plasmas)

原型炉の実現に向けて経済性と環境適合性の向上を図るため、大学等との連携協力によりJT-60を超伝導トカマクへ改修する計画を推進している。目的は、原型炉で想定されているように、強磁性体である低放射化フェライト鋼をプラズマの近くに設置して、高ベータで自発電流割合が高く、高度なダイバータ熱粒子制御をもち、ディスラプション頻度の少ない定常運転を実現することである。新たに導入する超伝導トロイダル及びポロイダル磁場コイルを用いて、主半径2.8m,プラズマ電流4MA,トロイダル磁場3.8Tの高非円形かつ高三角度配位のシングルヌル・プラズマの100秒運転を行う。既存のJT-60設備を最大限に生かし、原型炉の設計例から設定された高い達成目標の実現に向けて、高ベータプラズマ制御,高性能・高自発電流プラズマ制御,ダイバータ熱粒子制御、及びフェライト鋼のプラズマ適合性の実証という克服すべき課題に取り組むための設計を行った。

論文

Geometrical improvements of rotational stabilization of high-$$n$$ ballooning modes in tokamaks

古川 勝; 徳田 伸二; 若谷 誠宏*

Nuclear Fusion, 43(6), p.425 - 429, 2003/06

トロイダルシア流が存在すると、高$$n$$バルーニングモードの摂動エネルギーの時間発展に減衰フェーズが現れることを数値的に発見した。その減衰が、悪い磁場曲率の領域における指数的成長を上回ると、バルーニングモードは安定化される。この機構を通じて、プラズマ断面形状のD型化,低アスペクト比化、及びトーラス内側のX点の存在は、トロイダルシア流による安定化効果をより強くする。

論文

Geometrical improvements of rotational stabilization of high-$$n$$ ballooning modes in tokamaks

古川 勝; 徳田 伸二; 若谷 誠宏*

Nuclear Fusion, 43(6), p.425 - 429, 2003/06

 被引用回数:10 パーセンタイル:31.84(Physics, Fluids & Plasmas)

トロイダルシア流が存在すると、高$$n$$バルーニングモードの摂動エネルギーの時間発展に減衰フェーズが現れることを数値的に発見した。その減衰が、悪い磁場曲率の領域における指数的成長を上回ると、バルーニングモードは安定化される。この機構を通じて、プラズマ断面形状のD型化、低アスペクト比化、及びトーラス内側のX点の存在は、トロイダルシア流による安定化効果をより強くする。

論文

ITPA(国際トカマク物理活動)会合報告,4

高村 秀一*; 若谷 誠宏*; 二宮 博正; 鎌田 裕; 谷津 潔*; 波多江 仰紀; 杉原 正芳; 飯尾 俊二*; 小関 隆久; 河野 康則

プラズマ・核融合学会誌, 79(1), P. 70, 2003/01

ITPAは、国際協力(日本,欧州,ロシア,米国)によりITER等の核燃焼プラズマに対する物理基盤を構築することを目的としており、7つのトピカル物理グループ及び調整委員会により活動を進めている。本稿は、マックスプランクプラズマ物理研究所(独)において平成14年10月21日から25日にかけて開催された「第3回調整委員会」,「第3回周辺及びペデスタルトピカル物理グループ会合」,「第2回MHD,ディスラプション及び制御トピカル物理グループ会合」の概要を報告するものである。

論文

ITPA(国際トカマク物理活動)会合報告,3

二宮 博正; 高村 秀一*; 若谷 誠宏*; 藤田 隆明; 福田 武司; 東井 和夫*; 小川 雄一*; 滝塚 知典; 三浦 幸俊; 波多江 仰紀; et al.

プラズマ・核融合学会誌, 78(7), p.692 - 694, 2002/07

国際トカマク物理活動(ITPA)会合が、アメリカ合衆国のジェネラル・アトミック社(サンディエゴ)とプリンストン・プラズマ物理研究所(プリンストン)で開催された。今回は、「調整委員会」,「輸送と内部障壁の物理」,「 閉じ込めデータベースとモデリング」,「周辺及びペデスタルの物理」,「スクレイプオフ層及びダイバータの物理」,「計測」の各トピカル物理グループの会合が行われ、日本,欧州,ロシア,ITER国際チーム,アメリカ合衆国から多くの参加者を得て活発な議論が行われた。一方、今後 JT-60U の実験期間が縮小し日本から ITPA への貢献が減少しそうなことに対して、トピカルグループのメンバーから懸念が表明された。本報告では、各グループでの議論の概要を示す。

論文

国際トカマク物理活動(ITPA: International Tokamak Physics Activity)

若谷 誠宏*; 高村 秀一*; 二宮 博正

プラズマ・核融合学会誌, 78(1), p.72 - 73, 2002/01

ITER/EDAの下にボランタリーベースで行っていたITER物理R&D活動は、各極の専門家が自発的かつ継続的に協力してそれぞれの専門分野の課題の克服にあたるというこれまでにない新しい試みで、多くの成果が得られ、ITER計画推進のうえからも、また核融合炉心プラズマのデータベース確立の面からも高い評価を得ることができた。しかし、2001年7月のITER/EDA終了とともに本活動も終了したが、引き続き類似の物理R&D活動を行うこと、及び米国の参加を可能にした形態が重要であるとの認識の下に、国際トカマク物理活動(ITPA)が2001年7月より開始された。本国際トカマク物理活動発足の経緯,目的,調整委員会とトピカル物理グループの構成・メンバーなどについて紹介する。

論文

ITER物理R&D専門家会合報告

小川 雄一*; 滝塚 知典; 三浦 幸俊; 東井 和夫*; 福田 武司; 若谷 誠宏*; 井手 俊介; 高瀬 雄一*; 飛田 健次; 福山 淳*; et al.

プラズマ・核融合学会誌, 77(10), p.1042 - 1048, 2001/10

平成13年3月$$sim$$7月にかけて開催された6つのITER物理R&D専門家会合の概要を報告する。閉じ込めのデータベースとモデリングに関する専門家会合では、高密度閉じ込め実験に関する討議と閉じ込め比例則の検証作業を行った。輸送と内部障壁の物理専門家会合では、国際データベース活動の現状をレビューするとともに今後の作業計画を策定した。高エネルギー粒子と加熱及び定常運転専門家会合では、ITERの先進定常運転における重点課題項目の抽出と解決に向けての討議検討を行った。周辺及びペデスタルの物理専門家会合では、磁場構造に注目したペデスタル特性の解析に重点を置くことになった。スクレイプ・オフ層及びダイバータの物理専門家会合では、ダイバータ熱負荷の比例則構築と金属ダイバータの特性について議論した。また、計測専門家会合では、電磁気計測における放射誘起起電力の問題について討議した。

論文

Gyrokinetic theory of drift waves in negative shear tokamaks

井戸村 泰宏; 徳田 伸二; 岸本 泰明; 若谷 誠宏*

Nuclear Fusion, 41(4), p.437 - 445, 2001/04

 被引用回数:13 パーセンタイル:40.98(Physics, Fluids & Plasmas)

負磁気シアトカマクのq$$_{min}$$面近傍領域をモデル化したスラブ配位においてスラブドリフト波の線形及び非線形の性質を調べた。線形解析からITG(イオン温度勾配駆動)モード及びETG(電子温度勾配駆動)モードの両方がq$$_{min}$$面付近で強く不安定化されることがわかった。非線形シミュレーションはITG乱流より非常に速い時間スケールで発展するETG乱流に対して行い、ETG乱流において準定常なEr$$times$$B帯状流が波のエネルギーの逆カスケード過程により生成していることを見いだした。静電的K-H(ケルビン-ヘルムホルツ)モードの線形解析から、準定常なEr$$times$$B帯状流は、K-Hモードに対して安定か効果をもつ磁気シア分布と密接に関係していることがわかった。また、ETG乱流により生成される微視的なEr$$times$$B帯状流はスラブITGモードに対して強い安定化効果を持つことを明らかにした。

論文

ITER物理R&D専門家会合及びITER物理委員会報告

東井 和夫*; 福田 武司; 若谷 誠宏*; 小川 雄一*; 滝塚 知典; 三浦 幸俊; 井手 俊介; 高瀬 雄一*; 飛田 健次; 福山 淳*; et al.

プラズマ・核融合学会誌, 77(2), p.184 - 191, 2001/02

平成12年秋に開催された7つのITER物理R&D専門家会合、1.「計測」:原研那珂研究所,9月21-22日、2.「輸送及び内部輸送障壁の物理」:ENEA(イタリア,フラスカティ),10月11-13日、3.「閉じ込めデータベースとモデリング」:ENEA(イタリア,フラスカティ),10月11-13日、4.「高エネルギー粒子,加熱及び定常運転」:ENEA(イタリア,フラスカティ),10月11-13日、5.「周辺及びペデスタルの物理」:マックスプランク物理研究所(ドイツ,ガルヒンク),10月11-13日,6.「スクレイプ・オフ層及びダイバータの物理」:マックスプランク物理研究所(ドイツ,ガルヒンク),10月11-13日、7.「MHD,ディスラプション及び制御」:マックスプランク物理研究所(ドイツ,ガルヒンク),10月11-13日、及びそれら会合に引き続いて10月14日に開催されたITER物理委員会会合の概要を報告する。

論文

ITER物理R&D専門家会合報告

若谷 誠宏*; 東井 和夫*; 福田 武司; 小川 雄一*; 滝塚 知典; 三浦 幸俊; 鎌田 裕; 大藪 修義*; 波多江 仰紀

プラズマ・核融合学会誌, 76(10), p.1091 - 1093, 2000/10

「輸送及び内部障壁の物理」、「閉じ込めデータベース及びモデリング」及び「周辺及びペデスタルの物理」に関する3つのITER物理R&D専門家グループが、2000年3月27-30日,那珂研究所に集まり3度目の合同会合を開催した。この合同専門家会合に並行して、「周辺部と中心部における輸送障壁」に関するIEA3大トカマク協力ワークショップも開催された。両会合には、日本から30名、欧州から17名、ロシアから5名、米国から7名が参加した。後者のワークショップでは、27-29日に6つの全体会議と4作業グループ(WG)の並列セッションを行った。(1)内部輸送障壁(ITB),(2)周辺部と中心部との相互作用,(3)代替先進領域,(4)輸送障壁及びモデリング,(5)ペデスタル及びモデリング,(6)ITBデータベース,(a)閉じ込めデータベースWG,(b)ペデスタルWG,(c)ITB WG,(d)モデリングWG。そこで、実験結果(TFTR,JET,JT-60U,DIII-D,ASDEX-Upgrade,Alcator C-Mod,JFT-2M,TEXTOR-94,TCV,TUMAN-3M,START,LHD),データベース解析,理論モデル,数値シミュレーション等の50以上の発表が行われた。会合の主要課題の一つはITBの国際データベースの作成に関する議論であった。現存データベース(Hモード閉じ込めDB,パワー閾値DB,分布DB,ペデスタルDB)の解析作業等を行った。また、これらのデータベースを国際協力で継続して拡張していくことになった。

論文

Stability of E$$times$$B zonal flow in electron temperature gradient driven turbulence

井戸村 泰宏; 若谷 誠宏*; 徳田 伸二

Physics of Plasmas, 7(9), p.3551 - 3566, 2000/09

 被引用回数:55 パーセンタイル:82.5(Physics, Fluids & Plasmas)

ジャイロ運動論的有限要素PICコードを用いて、負磁気シア・トカマクをモデル化したスラブ配位における電子温度勾配駆動乱流を調べた。シミュレーションからq$$_{min}$$面の両側の磁気シアが有限の領域において準定常なEr$$times$$B帯状流が生成され、電子熱輸送が大幅に減少することを見いだした。K-H(ケルビン-ヘルムホルツ)モードの安定性解析から、準定常なEr$$times$$B帯状流の流速分布は、K-Hモードに対して安定化効果をもつq分布及び磁気シアと密接に関係していることが示された。q分布を磁気シアが弱まる側に変化させることにより、K-Hモードは準定常なEr$$times$$B帯状流に対して不安定になり、磁気シアの弱い領域においてEr$$times$$B帯状流は減衰する。この結果はK-Hモードの安定性を介して磁気シアによりEr$$times$$B帯状流を制御できる可能性を示している。

論文

ITER物理R&Dの成果,8; 今後の展望

二宮 博正; 若谷 誠宏*; 玉野 輝男*; 芳野 隆治

プラズマ・核融合学会誌, 76(2), p.163 - 164, 2000/02

現在検討が進められているITERでは、高い非円形度と三角形度の導入、負磁気シア運転の採用等が計画されており、これに伴い物理R&D活動でも新たな研究課題が生じた。これらの研究課題について紹介するとともに、これに対応するため再編成された専門家グループの全体像とその構成を示す。

論文

ITER物理R&D専門家会合報告

若谷 誠宏*; 福田 武司; 東井 和夫*; 滝塚 知典; 三浦 幸俊; 小川 雄一*; 鎌田 裕; 大藪 修義*; 波多江 仰紀

プラズマ・核融合学会誌, 76(2), p.175 - 177, 2000/02

閉じ込め物理に関連する3グループが集まり、1999年の2度目の会合を開催した。「輸送及び内部障壁の物理」専門家グループは、再編成以前の専門家グループの会合を含めると、これが第10回目の会合であり、「閉じ込めデータベース及びモデリング」専門家会合は第11回目である。今年から設置された「周辺及びペデスタルの物理」専門家グループは第2回目となる。前回の会合後、米国がITER物理R&Dに参加できなくなったため、今回の会合は日・欧・露の3極の専門家による会合となった。専門家会合は、2日間の会期で開催した。1日目には合同の会合を開き、2日目は並列して個別にグループ会合を開き、最終のまとめは、合同で行った。なお、次回の専門家会合は3グループともに、2000年3月27-30日に日本(原研那珂)での開催を計画している。

論文

ITER物理R&Dの成果,2; 高性能プラズマの閉じ込めと輸送現象

若谷 誠宏*; 大藪 修義*; 小川 雄一*; 鎌田 裕; 滝塚 知典; 東井 和夫*; 波多江 仰紀; 福田 武司; 三浦 幸俊

プラズマ・核融合学会誌, 76(1), p.21 - 40, 2000/01

トカマク核融合実験炉ITERの設計には、その閉じ込め性能を予測することが必要である。現トカマク実験結果をもとにした経験的比例則や、理論的・半経験的に作成された輸送モデルを用いて予測を行っている。この予測をより確かなものにするために、閉じ込めと輸送に関して物理R&Dが行われてきた。この論文は、その成果を報告するものである。閉じ込めのデータベース、Hモード閉じ込め比例則、遷移パワー比例則、輸送モデル、無次元輸送実験、L/H遷移理論、周辺ペデスタル、ELM、高密度Hモード、及び内部輸送障壁について記述する。また、その物性課題とITERとの関連も記述する。

論文

ITER物理R&D専門家会合報告

若谷 誠宏*; 東井 和夫*; 福田 武司; 大藪 修義*; 鎌田 裕; 波多江 仰紀; 小川 雄一*; 三浦 幸俊; 滝塚 知典

プラズマ・核融合学会誌, 75(7), p.864 - 865, 1999/07

1999年4月、ドイツのマックスプランク・プラズマ物理研究所で開催された、ITER物理R&D専門家会合について報告する。「輸送と内部障壁の物理」、「境界とペデスタルの物理」及び「閉じ込めのデータベースとモデリング」の3専門家グループが合同会合と個別会合を行った。会合では、(1)低コストITERの閉じ込め評価、(2)Hモードデータベースと比例則、(3)Hモード遷移パワー閾値、(4)分布データベースと輸送モデル、(5)高密度Hモード及びRIモード、(6)内部障壁の物理、(7)境界ペデスタルデータベース、及び(8)ペデスタルの物理、に関して発表や討議・検討が行われた。この概要を紹介する。

論文

Gyrokinetic particle simulation using the orbit average electron drift-kinetic equation

井戸村 泰宏*; 徳田 伸二; 若谷 誠宏*

プラズマ・核融合学会誌, 75(2), p.131 - 142, 1999/02

電子系を含むジャイロ運動論的粒子シミュレーションの時間ステップ幅を制限するクーラン条件は、高速電子の通過運動により生じるバリスティックモードにより決定される。トカマクプラズマのパラメータでは、熱電子の通過時間はアルフベン時間の約1/10となることから、電子系を含むシミュレーションの計算コストは非常に大きくなる。本研究では、高速電子の通過時間と低周波モードの時間スケールの間にオーダリングを導入することにより、非正準リー変換を用いて高速通過電子の運動をその非摂動軌道に沿って平均化している。この結果、高速電子の通過運動に伴うバリスティックモードはジャイロ運動論的ブラゾフ-マックスウェル方程式系から解析的に消去され、より長い時間ステップ幅をとることが可能となった。電子系を含むジャイロ運動論的粒子シミュレーションの計算コストは大きく削減できた。

論文

ITER物理R&D専門家会合の報告

福田 武司; 若谷 誠宏*; 東井 和夫*; 滝塚 知典; 三浦 幸俊; 小川 雄一*; 高村 秀一*; 大藪 修義*; 細金 延幸; 仙石 盛夫; et al.

プラズマ・核融合学会誌, 74(8), p.885 - 887, 1998/08

ITER物理R&Dの一環として開催された3件の専門家会議、「閉込めと輸送に関する専門家グループと閉込めのデータベースとモデリングに関する専門家グループのワークショップ」(4/20~25)、「ディスラプション・MHD不安定性・プラズマ制御に関する物理R&D専門家グループのワークショップ」(5/11~14)、「ダイバータ物理専門家グループとダイバータ・モデリング及びデータベース専門家グループの合同ワークショップ」(5/25~27)についての会合報告である。

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