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長澤 尚胤
no journal, ,
植物由来プラスチックであるポリ乳酸は地球温暖化の誘因とされている二酸化炭素の排出抑制に寄与できることから、実用化研究開発が活発に行われている。ポリ乳酸の用途を拡大するためには、利点である透明性を維持したまま、欠点である耐熱性や柔軟性を改善する必要がある。原子力機構では、橋かけ剤添加法や可塑剤浸漬法を組合せた放射線橋かけ技術によりポリ乳酸の耐熱性や柔軟性を改善し、世界で初めて弾性ポリ乳酸の開発に成功した。開発したポリ乳酸は、パソコンや携帯電話などのデジタル家電の筐体,食器等の日用品から、軟質塩ビの代替材料として防震材,自動車等の内装材部品などに利用価値があり、その実用化の促進は環境負荷低減のみならず産業振興にもつながると考えられる。