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平野 伸一*; 長岡 亨*; 松本 伯夫*; 天野 由記
no journal, ,
本発表では、地層処分システムにおいて人工バリアの閉じ込め性能に及ぼす微生物影響について、これまでの国内外での検討事例を紹介する。また、日本で検討されている緩衝材であるクニゲルV1およびケイ砂の混合物を対象とした微生物の金属腐食影響について、硫酸還元菌だけでなくメタン菌や酢酸生成菌などの腐食菌存在下において実施した試験結果について報告する。圧縮ベントナイトの乾燥密度1.0および1.6g/cm、温度条件30
Cおよび50
Cにて、多様な種を含む腐食微生物群集の存在下で炭素鋼を用いた腐食試験を実施した結果、一年間の試験期間内では、50
Cおよび乾燥密度1.6g/cm
の条件下では腐食が抑制されていたが、30
Cおよび1.0g/cm
の条件下では6ヶ月から1年の間に腐食が急速に進むことが確認された。緩衝材の圧縮密度が低下した場合には、微生物腐食が短期間で顕著に進む可能性が示唆された。