Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
蛯沢 勝三
第9回日本地震工学シンポジウム (1994)論文集,第1分冊, 0, p.1699 - 1704, 1994/00
各国で実施した地震PSAにおいて、炉心損傷の発生頻度に大きな影響を及ぼす機器の1つに継電器が挙げられている。その故障としては、地震動によって継電器の接点が開離すること(チャタリング)による誤信号の発生がある。我が国の耐震設計法で設計された継電器において、チャタリングが発生する地震動レベル(耐力)の程度を検討することの重要性等が指摘されている。そのため、チャタリング発生に関する我が国での振動台試験によるデータを用いて制御継電器の耐力を確率論的に表示した。また、原研東海サイトに改良標準型原子炉建屋が立地しており、この建屋に制御継電器を内蔵した各種電気計測制御盤が配置されていると仮定した上で、これらの制御継電器の故障確率を上述の制御継電器の耐力等を用いて求めた。
蛯沢 勝三; 亀岡 裕行*; 竹ノ内 勇*; 加治木 茂明*
第9回日本地震工学シンポジウム (1994)論文集,第1分冊, 0, p.1771 - 1776, 1994/00
著者はこれまでに、安全上重要で地震動抵抗力の小さく、耐震対策の難しい機器を免震構造化した場合の有効性を確率論的手法を用いて評価する手法を開発した。この手法では、各種免震装置を対象として機器免震の有効性を評価するが、使用すべき免震装置を選択する基準を定量的に示していない。免震装置の選択基準は機器免震の設計の考え方に依存するが、その考え方は確立に至っていない。そのため、機器免震の設計の考え方を示し、この考え方に沿って免震装置の限界負荷荷重に着目した選択基準を考案した。更に、この基準を用いて、各種免震装置の限界負荷荷重を求めた。その結果、免震装置を選択する場合には、負荷荷重の観点で検討することは重要であるが、機器免震の有効性、メンテナンス等の観点も考慮して総合的に判断する必要もあることが明らかになった。