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山田 国見; 村上 雅紀*; 田上 高広*; 山田 隆二*
no journal, ,
坑道等の地下施設で遭遇した断層の活動性やそれに伴う岩盤への熱的影響を評価することは、地層処分の安全性を検討する際に重要となる。これらの評価には、断層岩や周辺岩盤の幾つかの鉱物の放射年代値と閉鎖温度を利用した熱年代学的なアプローチが有効な手法と考えられる。このうち、鉱物の閉鎖温度は、大気圧あるいは高真空の乾燥雰囲気下において、数時間から数千時間の加熱実験で決定される。しかしながら、1回の断層運動に伴う加熱は長くても1分以内であること、深部からの流体の関与も無視できないことから、断層の活動性の評価等には、従来の閉鎖温度の値をそのまま適用することには問題が多い。本研究では、短時間加熱と熱水加熱を行ったジルコンを用いて、ウラン・トリウム・ヘリウム法について短時間及び熱水条件での加熱と年代の若返りの関係を明らかにした。また、東濃地科学センターにおけるヘリウム定量を専用QMSによる同位体希釈法に変更したので、これについても報告する。