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太田 久仁雄; Frieg, B.*; McKinl, I. G.*
Proceedings of 21st International Symposium on the Scientific Basis for Nuclear Waste Management, 0 Pages, 1997/09
過去10年以上にわたり放射性核種の移行・遅延に関するNagra/PNC共同研究をグリムゼル岩盤研究所において実施してきている。結晶質岩中の割れ目を対象とした非収着性収着性トレーサー試験では、試験結果による解析モデルの較正・検証を通じ、割れ目中の放射性核種の移行・遅延をよく表現できるモデルの開発を行ってきた。現在は高収着性の放射性トレーサーに注入後に、試験対象割れ目をレンジを用いて固定・保存し、開削することにより、トレーサの遅延を直接的かつ詳細に調査する原位置試験を実施中である。また、試験対象割れ目近傍におけるマトリックス拡散現象を定量的に評価する原位置試験も合わせて行っている。これらの試験により割れ目における放射性核種の遅延サイトの三次元分布およびそのボリュームが明らかにでき、上記のモデルを用いて行った予測解析結果との比較により、モデルのより厳密な検証と妥当性の確認及び同モデルの高度化を図る
太田 久仁雄; Ch.Buhler*; P.Haag*; Frieg, B.*; W.R.Alexan*
Proceedings of 21st International Symposium on the Scientific Basis for Nuclear Waste Management, 0 Pages, 1997/09
Nagraと動燃では、原位置における核種の遅延を直接的に調査するための有効な手法として、レジン(樹脂)を用い、空げき構造及びそこに分布する核種に科学的・物理的擾乱を与えず固化し、掘削及びサンプリングする手法を開発してきた。レジンは微小な空げきにまで入り込み、掘削やサンプリングに耐えうる十分な固化強度を有するものである。これまでに数種類のレジンを用いた上記の手法が、グリムゼル岩盤研究所(スイス)及び釜石原位置試験場で適応され、原位置における核種の遅延に寄与する空げきの特性などが明らかになってきている。また、この手法により、空げき特性について、擾乱を受けたと考えられる岩石試料を用いて取得した室内試験データと原位置試験データとの比較ができ、室内試験データの評価が可能となる。本発表では、開発原位置レジン試験の手法及び原位置レジン試験によって得られた空げき構造に関する知見について報告する。
佐藤 稔紀; 松井 裕哉; 菊地 正; 杉原 弘造
MRS '97, p.813 - 820, 1997/00
釜石鉱山と東濃鉱山において実施している掘削影響試験の一環として実施した弾性波屈折法調査と振動計測の結果を報告する。坑道掘削中に実施した振動計測の結果から推定された破壊領域と弾性屈析法で把握された低速度帯の範囲は、両鉱山において、それぞれ大まかに一致した。このことは、発破振動による引っ張り亀裂の発生が、弾性波屈析法によって低速度帯として捉えることができたと考えられる。掘削影響のひとつの事象である掘削損傷(亀裂の生成)を定量的に評価できるデータを得ることができた。
谷口 直樹; 本田 明; 石川 博久
MRS '97, 0 Pages, 1997/00
高レベル放射性廃棄物の地層処分において人工バリアのひとつであるオーバーパックの長期腐食挙動を評価することが重要課題となっている。オーバーパック候補材料のひとつとして炭素鋼が挙げられている。炭素鋼は一般に天然水中ではある程度の速度で腐食するものの、局部腐食を起こしにくいという特徴を有する。しかし、すきま腐食の発生には不動態化が前提となる。よって圧縮ベントナイト中において炭素鋼の不動態化挙動を評価することを目的としてアノード分極試験を行った。その結果、高密度の圧縮ベントナイト中で炭素鋼は不動態化しにくいことがわかった。したがって処分環境では全面腐食の進行する可能性が高いことがわかった。さらに、ベントナイトにおける炭素鋼の腐食速度をその場測定することを目的として交流インピーダンス測定を行った。交流インピーダンスの複素平面表示から電荷移動抵抗を求め、腐食速度に換算した。腐食速度は経時的に低下する
吉田 英一; 青木 和弘; P.Coombs*; M.R.Gilles*; P.Henney*; S.Reeder*
MRS学会論文集, 0 Pages, 1997/00
現在,SKBとの共同研究の一部として,英国地質調査所(BGS)に坑道周辺の酸化還元反応に寄与すると考えられる微生物の影響を解析するための室内試験を行っている。平成8年度における英国地質調査所への委託研究分として,アスポサイト(スウェーデン)の地下水,岩石および同種の微生物を用いたビーカー試験を行った。解析の結果,硫酸還元バクテリア(SRB),鉄還元バクテリア(IRB)が存在することによってバッチ試験溶液の成分が変化することが確認された。論文では,これらの詳細な解析結果について発表する。
谷口 直樹; 本田 明; 石川 博久
Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.506, 495 Pages, 1997/00
高レベル放射性廃棄物の地層処分において人工バリアのひとつであるオーバーパックの長期腐食挙動を評価することが重要課題となっている。オーバーパック候補材料のひとつとして炭素鋼が挙げられている。炭素鋼は一般に天然水中ではある程度の速度で腐食するものの、局部腐食を起こしにくいという特徴を有する。しかし、すきま腐食の発生には不動態化が前提となる。よって圧縮ベントナイト中において炭素鋼の不動態化挙動を評価することを目的としてアノード分極試験を行った。その結果、高密度の圧縮ベントナイト中で炭素鋼は不動態化しにくいことがわかった。したがって処分環境では全面腐食の進行する可能性が高いことがわかった。さらに、ベントナイトにおける炭素鋼の腐食速度をその場測定することを目的として交流インピーダンス測定を行った。交流インピーダンスの複素平面表示から電荷移動抵抗を求め、腐食速度に換算した。腐食速度は経時的に低下する