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大久保 良幸; 若林 利男
33rd NEACRP Meeting, ,
窒化物燃料は、その良好な熱伝達特性により高線出力が期待でき、高増殖性能と合わせて将来の魅力あるFBRの燃料の一つとしてとりあげられている。本研究は、窒化物燃料炉心の概念検討の視点を安全性の向上におき、ナトリウムボイド反応度低減を目標に検討を行った。まず、安全性向上炉心の概念を明確にするために、安全特性パラメータ解析を実施し目標概念を明らかにすると共に、炉心仕様に関する炉心特性パラメータ解析によりナトリウムボイド反応度及び燃焼反応度に関する感度を明らかにした。これにより安全性向上の観点から望ましい炉心を選定し、その炉心特性、安全特性を評価した。
金城 勝哉
33rd OECD・NEACRP Meeting, ,
「常陽」MK-I炉心の照射後試験データを整理し、3次元18群修正粗メッシュ拡散計算において燃焼解析を行った。使用した群定数はJFS3-J2である。各特性の計算値と実測値の比(C/E)は以下の通りであった。1.燃焼係数(50MW-day当たりの反応度低下) C/E=1.02 +7-13% 2.炉心部の燃焼による組成変化率 Pu239/Pu C/E=1.05
2% Pu240/Pu C/E=1.06
4% Pu242/Pu C/E=1.14
5% U238/U C/E=1.11
1% 3.径ブランケット部のPu生成量 第5層 C/E=1.01
1.06
7%。今回の解析により実機データに基づく燃焼計算手法の精度が確認できた。
白方 敬章
33rd OECD・NEACRP Meeting, ,
本研究は、現状の高速炉核設計法により大型炉心の核設計精度を評価し、核設計法の技術レベルと問題点を把握することを目的とする。まず、JUPITER実験解析で明らかになった炉心解析法の予測精度に基づき、現在の核設計法をMOX燃料大型炉心の核設計に適用した場合の現状精度を評価した。次に、核設計の誤差が設計に与えるインパクトを評価し、許容できる限度の大きさから目標精度を決定した。安全性関連の核特性、すなわち制御棒反応度、Naボイド反応度、ドップラー反応度に関して、現状精度と目標精度を比較した。その結果、現状精度は目標精度を満たしていないこと、現状精度には空間依存性があること、Naボイド反応度は系統誤差が大きいこと、などが明らかになった。