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武藤 巧*; 丸山 敏毅; 巽 敏隆*
Modern Physics Letters A, 23(27-30), p.2536 - 2539, 2008/09
相対論的平均場模型を用いて、一つの原子核に多数のK中間子が束縛されたマルチK中間子原子核の構造と性質を調べた。束縛させるK中間子の数を変化させると、はじめはK中間子数の増加とともに系の結合エネルギーが増加し、核子が一か所に集まって中心密度が増加する様子が見られた。しかしK中間子数がある程度多くなると結合エネルギーや密度の増加が飽和し、さらに増やすと斥力が働くことがわかった。このメカニズムを、K中間子の取り扱いをカイラル対称性に基づくカイラルモデルと、それを近似した線型モデルで比較したところ、カイラルモデルに含まれるK-K相互作用の非線形な項が斥力の主な部分として働くことがわかった。