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岡 壽崇; 高橋 温*; 三浦 富智*; 篠田 壽*
no journal, ,
ESR線量計測法は、歯のエナメル質を利用して被ばく線量を推定する手法である。この手法を線量計測という観点から考えると、歯のエナメル質はmGyからGy範囲の被ばくを検出可能な高感度な固体線量計であるということになる。そこで、我々はエナメル質の固体線量計としての性能評価を行った。エナメル質をポケット線量計をセットにして福島県の異なる空間線量率の3地点に設置、半年間の曝露試験を2回行って合計1年間の被ばくを与えたところ、ESR線量計測で推定した線量とポケット線量計で求めた線量はすべての測定点で一致した。このことから、エナメル質は40mGyから125mGyの低線量をポケット線量計と同程度に検出することができる固体線量計として利用できることがわかった。
鯨岡 郁雄; 野口 芳宏*; 嶋田 和真; 廣内 淳; 高原 省五
no journal, ,
国産の放射線誘発がんリスクの推定モデルを実装した計算コードを開発するために、公開されている他国の既存の計算コード(RadRAT (U.S.NIH)、Blue Book Model (U.S.EPA)、Korean-Specific Model(FNC Technology Co, Ltd))と、これらのコードの基本となるBEIR VII(米国科学アカデミーの電離放射線の放射線健康リスクに関する報告書)を調査し、3つのコードとBEIR VIIモデルの計算結果を比較した。各コードとBEIR VIIで計算した全固形がんの生涯寄与リスクのうち、特にKorean-Specific Modelで計算した結果については、他と有意な差が認められた。この原因の一つはいくつかの組織や臓器のリスク移転に関するパラメータがコード間で異なっていることであり、このことは日本版コードの開発において慎重に検討されるべき課題の一つである。