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市川 裕大; 今井 憲一; 永江 知文*; 藤岡 宏之*; 時安 敦史*
no journal, ,
J-PARC K1.8ビームラインにおいて実験が予定されている最も単純なK中間子原子核である束縛状態の探索実験であるJ-PARC E27実験の進行状況について発表する。J-PARC E27実験は液体重水素標的による(
,
)反応を用いて
束縛状態を形成し、missing mass法を用いて
束縛状態の束縛エネルギー及び崩壊幅の測定を行う実験である。本実験ではさらに
束縛状態の崩壊から生じる二つの陽子を測定することにより
束縛状態であることを確認するのであるが、現在のJ-PARCのビーム強度では満足な統計量が得られない。そこで、実験の第一段階としてinclusive及び崩壊から生じる一つの陽子を検出した際のmissing massスペクトルを2012年春測定予定である。本講演では、2012年春予定しているデータ取得の目的及びSet upについて説明する。