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野口 弘喜
Proceedings of 11th International Conference on Nanochannels, Microchannels, and Minichannels (ICNMM 2013) (CD-ROM), 5 Pages, 2013/06
SiCセラミックス製熱交換器の小型化を目指し、SiC表面分解法を用いてSiCセラミックス表面にカーボンナノチューブ(CNT)により形成されるナノ構造伝熱面を試作し、その伝熱促進効果を評価した。表面分解法により形成したCNTは母材の結晶方位の影響を受けるため、母材には常圧焼結SiCとCVD法により作製したSiC(CVD-SiC)を使用した。また、表面の濡れ性の影響を評価するために、CVD-SiCについては、濡れ性の異なる2種類のナノ構造伝熱面を作製した。作製したナノ構造伝熱面に対して水を冷媒とした対流熱伝達試験を行い、伝熱促進効果を評価した。その結果、親水性を示すナノ構造伝熱面でのみ伝熱促進効果が確認できたが、その効果はこれまで報告されている結果に比べると小さかった。これは、ナノ構造伝熱面の空孔サイズの違いが影響していると考えられる。また、ナノ構造伝熱面の伝熱促進効果には、表面の濡れ性が大きく関与していることがわかった。