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関根 俊明; 馬場 宏
Journal of Radioanalytical Chemistry, 45, p.155 - 167, 1978/00
強い中性子吸収体を中性子照射したときのRI生成量に及ぼす自己遮蔽とburn-outの影響について検討した。これら両方の効果がどちらも無視できない場合の熱中性子と熱外中性子によるRI生成量の計算法を開発した。また、板状の酸化ガドリニウムを中性子照射する実験を行って、Gd,Tb,Tbの生成量の実験値と計算値とを比較した。
関根 俊明; 馬場 宏
JAERI-M 6668, 45 Pages, 1976/08
天然同位体組成のガドリニウムをターゲットとして、(n,)反応によりTb(崩壊、半減期6.9日)を製造するさいに役立てるため、ターゲット中の希土類元素不純物の定量と行なうと共に、Tb生成量の計算値と実験値とを比較することを試みた。熱中性子の自己遮断と副反応を考慮した放射化分析により、市販の最高純度の酸化ガドリニウム中に、イッテルビウム10ppm、ルテチウム58ppm、ユーロピウム53ppm、テルビウム0.08ppm含まれていることを見出した。板状試料について、熱中性子の自己遮断、熱外中性子の寄与、原子核のburn-out、多重中性子捕獲を考慮して生成放射能を計算するプログラムを作成した。これによるGd、Tb、Tb生成量の計算値は実験値の1/2~2倍の範囲で一致した。