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若井 栄一; 橋本 直幸*; 芝 清之; 三輪 幸夫; J.P.Robertson*; R.L.Klueh*
Fusion Materials, 313(25), p.151 - 160, 1999/04
低放射化フェライト鋼であるF82Hに対し、その水素の効果を調べるために、Feを用いてF82H鋼(F82H(Fe)を作成し、中性子照射を行った。照射は米国HFIR炉において、250Cで約3dpaまで行った。照射によって生成される水素量はF82H(Fe)材と標準材でそれぞれ68と5appm程度と推定される。照射前のF82H(Fe)材の組織は、標準材のそれとほぼ同じであった。照射後、微細なキャビティがF82H(Fe)材でのみ観察され、そのスエリング量は0.0001%程度であった。一方、照射によって高密度の転位ループが標準材及びF82H(Fe)材で形成され、その数密度と平均の大きさはそれぞれ、1.410mと7.9nm及び2.110mと6.6nmであった。標準材では(1/2)111タイプのバーガースペクトルを持つ転位ループが形成したのに対し、F82H(Fe)材では111と100の2タイプのループが形成した。またF82H(Fe)材における111タイプの割合は全体の73%程度であった。
鈴木 雅秀; 菱沼 章道; 山ノ内 直次*; 田村 学*; A.F.Rowcliffe*
Journal of Nuclear Materials, 191-194, p.1056 - 1059, 1992/00
被引用回数:4 パーセンタイル:41.89(Materials Science, Multidisciplinary)核融合炉環境下では、フェライト鋼において水素が(n,p)反応より約30atppm/dpa生成する。Fe同位元素を用いると、核分裂炉でもFeの(n,p)反応により水素生成を模擬することができる。しかしながらFeは通常大量には入手できず(~数gオーダ)、これを用いて鉄鋼材料を造ることは非常に困難である。ここでは、数gのFeを用いて、通常溶解の組成、組織と同等なフェライト鋼を作製する技術を確立した。作製されたフェライト鋼は8Cr-2WVTa鋼の低放射化鋼(F-82H)であり、Feの96%がFeで構成される。HFIRの照射により~20atppm/dpaの生成速度で水素を照射中に生じ、フェライト鋼の水素効果を調べることが可能となった。
T.スエヒロ*; Y.イシザキ*; H.オガタ*; J.コカメ*; Y.サジ*; A.Stricer*; Y.スギヤマ*; I.ノナカ*
Physics Letters B, 33(7), p.468 - 470, 1970/12
被引用回数:28抄録なし