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松岡 清吉; 井戸村 泰宏; 佐竹 真介*
Physics of Plasmas, 25(2), p.022510_1 - 022510_10, 2018/02
被引用回数:17 パーセンタイル:74.38(Physics, Fluids & Plasmas)プラズマ輸送シミュレーションにおいて、ジャイロ運動論方程式をスケール分離を仮定せずプラズマ全体について第一原理に基づいて解く大域的full-fシミュレーション手法が注目されている。本研究では、複雑な3次元磁場形状をもつステラレータ型プラズマを大域的full-fジャイロ運動論シミュレーションコードであるGT5Dに適用するため、GT5Dの差分計算手法の拡張、及び3次元磁場平衡構築コードVMECとのインターフェースの開発を行った。開発したコード群の妥当性検証を目的として輸送に関する標準的なベンチマーク計算を行った。その結果、GT5Dが局所理論解析モデルや他の大域的新古典輸送コードの結果とよく一致することを示した。
下村 安夫; 前田 彦祐
Journal of Nuclear Materials, 76-77, p.45 - 58, 1978/00
被引用回数:25この論文はイギリス・カラムで行われた3r°d International conf. on plasma surface interaction in controlled fusion device で発表されたもので、今回上記雑誌に出版されることになったものである。世界におけるダイバータ実験のレビューである。ダイバータは不純物制御のため有効と考えられている。当初、ステラレータ、ヘリオトロンにおいてその有効性が示された。引き続きトカマクでもその有効性が最近示された。しかし今までの研究は低温・低密度プラズマを対象としていた。DIVAにおいて、プラズマパラメータの広い領域において、ダイバータの有効性が示されるようになり、ダイバータのより広範な研究が開始された。ダイバータの実験結果から、将来の大型トカマクにおける不純物制御の目安を得るためには、スクレイプ・オフ層の性質を理解する必要がある。FM-1、DIVAにおいてこの研究が行われたが、詳細な研究は今後にまたれる。
田中 正俊; 安積 正史; 津田 孝
Journal of the Physical Society of Japan, 34(6), p.1645 - 1648, 1973/06
被引用回数:0直線状のヘリカル対稱なプラズマ平衡をもとめる方法をのべる。このような配位は高ベータ・ステラレータ配位との関連、またトカマクのヘリカル不安定の解析との関連で興味がある。プラズマ内部の平衡解を与え、その外部の真空解を解析接続を用いて求める。m=1のばあいは、円柱からのヘリカルの変形が任意として、m≧2のばあいは小さなヘリカルな変形を仮定して、平衡配位を決定した。
有賀 誠一*; 的場 徹; 宮本 建郎*
Japanese Journal of Applied Physics, 12(3), p.484 - 485, 1973/03
被引用回数:5各大プラズマ研のステラレータ装置(J.I.P.P.Stellarator)においては今までにl=3ヘリカル巻線の場合にECRHで予備電離をして閉じ込め実験を行なっている。本論文においてはプラズマ源としてベリリウム・ワイヤーにルビーレーザ光を照射してプラズマを作った場合のトラッピング効率や閉じ込められたプラズマの性質を調べた。磁場を強くするとトラッピングされるプラズマの量が増加することが確かめられた。
核融合研究委員会
JAERI-M 5135, 127 Pages, 1973/02
核融合研究委員会の活動の一つとして、昭和47年11月28日から3日間、原研東海研において「トーラス実験討論会」が開催された。この報告書はそこでの発表論文を収めたもので、わが国の主要なトーラス装置における最近の実験結果、計画などが述べられている。
松岡 清吉*; 井戸村 泰宏; 佐竹 真介*; 本多 充*; 鈴木 康浩*
no journal, ,
ジャイロ運動論的トロイダル5次元full-fオイラーコードGT5Dをステラレータや摂動磁場を伴うトカマクといった3次元磁場配位に拡張した。GT5Dに入力するベクトルポテンシャルを生成するために、3次元平衡磁場計算コードVMECのインターフェースプログラムを構築した。大型ヘリカル装置配位における新古典輸送および測地線音響モードのベンチマーク計算によって開発コードの検証を実施した。計算結果は3次元delta-f粒子コードFORTEC3Dと定量的に一致した。