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倉沢 利昌; Hollenberg, G. W.*; 渡辺 斉
Proc.Int.Symp.on Fusion Reactor Blanket and Fuel Cycle Technology, p.43 - 46, 1987/00
VOM-22H実験はLiOとLiAlO
の球状試料からのトリチウム放出、回収と照射健全性を調べるため原研JRR-2炉を使用しておこなわれた。Li
OとLiAlO
からのトリチウム放出速度を純ヘリウム(He)とHeに重水素を添加したスイープガスを用いた条件下で見掛の拡散係数として求めた。これらのトリチウム放出速度は顕著なスイープガス組成依存性を示した。しかし放出されたトリチウムはトリチウムガス(T
)の化学形を持つものがほとんどであった。この他にスイープガスに酸素(O
)を0.1%まで添加した場合の実験を行ったがさらに複雑なトリチウム放出挙動を示した。照射健全性試験ではLi
OとLiAlO
の球状試験とも割れや変形はみとめられず、健全であった。しかし、Li
Oではペブル表面にスイープガス中の水分との反応による質量移行現象が観察された。この質量移行機構について考察を加える。
竹下 英文; 吉田 浩; 倉沢 利昌; 松井 智明; 渡辺 斉
JAERI-M 86-130, 20 Pages, 1986/09
本報告書は、酸化リチウムを用いて行なわれた照射下トリチウム放出試験(VOM-21M)のうち、水素同位体分離ガスクロによる放出トリチウムの同位体組成の測定結果および解析結果について纏めたものである。VOM-2Mでのトリチウム生成速度は約300Ci/minであった。この生成速度は、約1ppmのスィ-プガス中トリチウム濃度(T
或いはT
Oとして)に相当する。スィ-プガスへ添加する水素には重水素を用い、濃度としては、10,100及び1000ppmの3種類を選んだ。実験結果からスィ-プガスに添加した水素がトリチウム放出を促進するのは水素同位体交換反応によって放出トリチウムの水蒸気成分(T
O)が水素ガス成分(DT)へ転換される為である事が分かった。添加水素濃度と水蒸気成分の水素ガス成分への転換率の関係は熱力学的に予測されるものの ほぼ一致していた。
竹下 英文; 吉田 浩; 渡辺 斉
JAERI-M 86-062, 24 Pages, 1986/04
セラミックス系固体増殖材中で生成し放出するトリチウムは、TO及びT
の化学形であることが明らかになっている。本報では、まず増殖材を選定する上で重要なトリチウム・インベントリ-について、原研が設計研究を進めている核融合実験炉(FER)での増殖材として採用され、最近実験デ-タが充実してきているLi
Oを取り上げリチウム化学形依存性をFERの設計条件に基づいて評価した。その結果、水蒸気親和性の高いLi
OブランケットではT
Oの吸着インベントリ-が過大となり、なんらかの対策を必要とする事が分かった。そこで、次にT
Oの吸着インベントリ-を低減化する方法として水素添加スィ-プガスによるトリチウム化学形の転換に着目し、その利点及び新たに派生する問題点について検討した。また、Li
Oに固有と考えられるT
Oとの化学反応による水酸化リチウムの生成に伴なう問題についても考察した。