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浜田 省三; 北條 喜一
Journal of Nuclear Materials, 200, p.149 - 153, 1993/00
被引用回数:2 パーセンタイル:51.37(Materials Science, Multidisciplinary)核融合炉構造材のオーステナイト鋼を中性子照射すると誘導放射能が高くなる。照射試料の相安定性を知る上で分析電子顕微鏡を用いた微小領域の元素分析が重要になるが、実験試料が高い放射能を有すると、バックグランドの増加によりこの実験が不可能となる。この問題を解決するためには、照射試料の放射能を減少させることである。本実験では1つの試みとして、照射試料から打ち抜いた1mmディスクを利用して、放射能を当初の1/100以下に減少させた分析電子顕微鏡用試料の作製に成功した。この結果、中性子照射した試料の放射能を軽減でき、分析電子顕微鏡による微小領域の元素分析が可能になった。