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田中 隆一; 須永 博美; 田村 直幸
IEEE Transactions on Nuclear Science, NS-26(4), p.4670 - 4675, 1979/00
固体絶縁物に高速電子ビームを照射したとき、空間電荷の蓄積によって生じる電子透過距離の短縮を調べるため、赤色に染色されたポリメチルメタクリレート板に、1A/cm
以下の電子流密度の1.8MeV電子線を照射し、放射線による着色を利用して深部線量分布を測定した。その結果、電子透過距離の短縮が観測され、その短縮率が全電荷量、電子流密度、および照射温度に依存することが見出された。一方、ポアッソン方程式、電荷保存則、変位電流測定から得られた放射線誘起電流の線量率依存性、および電荷蓄積の増加に起因する深部船労分布の変形や、熱化電子の推積分布の計算を行った。その結果、実験結果は計算結果によく一致し、本計算法の信頼性が確かめられた。
大久保 浩; 吉井 文男; 西山 茂*; 吉田 健三; 嘉悦 勲
J.Appl.Polym.Sci., 24(1), p.161 - 170, 1979/00
被引用回数:2多官能性モノマーを含有するメチルメタクリレート・プレポリマーの放射線による注型重合について研究した。液状プレポリマーの物理的な性質、例えば過冷却性、粘度の温度依存性や液状プレポリマーの冷却時における特性などを調べ、これらを低温における注型重合と関連させて考察した。さらに効果的な注型重合方法として、ゲル状プレポリマーを用いた場合について検討した。ゲル状プレポリマーは、適当な条件下で液状プレポリマーを鋳型中で照射すると、低線量で効率的に製造できる。また、ゲル状プレポリマーは球面又は非球面の鋳型に押し付け、そのままの状態で線を照射することによって、通常の注型重合では得られにくい注型体を短時間のうちに製造できることが判った。
吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
高分子論文集, 36(1), p.35 - 40, 1979/00
被引用回数:3塩化カリウムを含む多孔質カプセルは、ポリエチレンブリコール#600存在下メチルメタクリレートの放射線重合によって調製し、そのカプセルからの薬剤の溶出性を検討した。このカプセルの多孔質構造はメチルメタクリレートとポリエチレングリコール#600の組成によってコントロールできる。カプセルから溶出した薬剤量を時間の平方根を関数としてプロットしたところ、直線関係が得られた。さらに溶出度はカプセルの含水率と比例関係にあり、又電子顕微鏡写真から得られた空孔率(porosity)とも同様な関係が認められた。